CALB Group Co., Ltd.
[中創新航科技集団股份有限公司] (旧中創新航科技股份有限公司)

会社概要

■URL

http://en.calb-tech.com

■本社所在地

No.1, Jiangdong Avenue, Jintan District, Changzhou, Jiangsu, China

業容

-2022年10月に香港証券取引所に上場。リチウムイオン電池、バッテリーマネジメントシステム、蓄電池及び関連統合製品、リチウム電池材料のサプライヤー。

-江蘇省常州市に本社を置く。同社の前身は2015年12月設立の中航鋰電（江蘇）有限公司。

-同社は、2023年の中国国内駆動バッテリー搭載量ランキングで第3位、8.4%を占める。2025年には、同社の生産能力は500GWhを超える見込みであり、2030年までに年産能力1TWhを目標としている。

-中国国内では、常州、洛陽、廈門、成都、武漢、合肥、東北に拠点を保有。2022年、同社は四川省眉山産業基地、広東省江門産業基地、欧州産業基地を建設開始。

-2023年2月に社名を「中創新航科技股份有限公司」から「中創新航科技集団股份有限公司」に変更した。

「分析レポートリチウムイオン電池（中国市場編）」はこちら

特集
中国バッテリーメーカー6社の技術・製品展示 CATL、CALB、EVE、Svolt、REPT、Sunwoda	詳細はこちら

資本構成

-非上場	(2023年12月31日現在)

株主名	出資比率 (%)
常州金沙科技投資有限公司 [Changzhou Jinsha Technology Investment Co., Ltd.]	14.23
四川成飛集成科技股份有限公司 [Sichuan Chengfei Integration Technology Co., Ltd.]	8.53
廈門鋰航金智股権投資パートナーシップ [Xiamen Lihang Jinzhi Equity Investment Partnership (Limited Partnership)]	8.00
その他	69.24
合計	100.00

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主要製品

	技術ルート	製品種類	特徴
乗用車市場製品	三元製品	400V 2C中ニッケル電池	20%から80%までの充電時間18分を実現。新型100kWhモデルに搭載され、前世代と比べて充電時間を50%短縮した。
		800V 3C/4C中ニッケル電池	20%から80%までの充電時間10分を実現。大規模受注を受け、納品を行った。
		6C高ニッケルR46大円柱電池	46シリーズ大円柱製品。「無極耳」「全極耳」などの構造革新を行い、他の構造と比較して構造内抵抗を50%低減し、空間利用率を3%向上させた。エネルギー密度は300Wh/kgで、8分で80%まで充電可能。
		高ニッケル多元電池	エネルギー密度は350Wh/kg。安全電解液などの革新技術により、針刺し試験に合格し、循環寿命は1,500回を超える。
		超高エネルギー密度半固体電池	電池のエネルギー密度が400Wh/kgを突破すると同時に、循環寿命は約1,000回に達し、エネルギー、性能、安全性の極致バランスを実現。
	リン酸塩系製品	高出力リン酸鉄リチウム方形電池	高出力、全気候シナリオ対応などが特徴。乗用車ハイブリッド市場向けに開発された製品で、走行距離は80km-400kmをカバー。大規模受注を受け、納品を行った。
		高出力リン酸鉄リチウムR46大円柱電池	ハイブリッド市場向けに開発された新世代製品。大規模受注を受け、納品を行う予定。
		高比エネルギーリン酸鉄リチウム電池	L300シリーズ方形電池は全極耳積層技術を採用。電池がより薄く軽くなり、体積効率と組立効率が向上。大規模受注を受け、納品が完了した。
		800V 3C急速充電リン酸鉄リチウム電池	高比エネルギー、高倍率、急速充電などの特徴を兼ね備える。ミドル・ハイエンドEV乗用車市場で認められ大規模受注を受け、納品が完了した。
		800V 5C超急速充電リン酸鉄リチウム電池	20%から80%までの充電時間を9分で実現。大規模受注を受け、納品予定。
商用車市場製品	電池製品容量は125Ahから314Ahまでカバー		ライトビークル・バン市場向け製品で。20%から80%までの充電時間を30分で実現。大規模受注を受け、納品予定。大型トラック・バス市場向け製品で長寿命を実現。大規模受注を受け、納品を完了した。314Ah電池製品は高エネルギー効率、超長寿命などの特徴を持ち、蓄エネルギーと商用車の両方で使用可能。商用車分野での循環寿命は7,000回に向上した。プラットフォーム化設計のPACKシステム製品は、顧客の異なる空間および電量ニーズに応える。

(2023年同社アニュアルレポートより)

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沿革

2007年12月	中航鋰電（洛陽）有限公司の前身である天空能源（洛陽）有限公司成立。
2009年9月	中国航空工業集団と中国空対空ミサイル研究所は共同で出資し、天空能源（洛陽）有限公司を吸収、合併し、登録資本金1億3500万元の中航鋰電（洛陽）有限公司を設立。
2011年	中国航空工業集団傘下の四川成飛集成科技股份有限公司が、10億2,000万元を調達。中航鋰電（洛陽）有限公司に増資し、リチウムイオン電池生産拠点を建設。
2012年4月	CALB USA Inc.が設立。
2015年8月	CALB GmbHが設立。
2015年12月	中航鋰電（江蘇）有限公司を設立。
2016年11月	中航鋰電技術研究院有限公司が設立。
2018年7月	乗用車用バッテリー市場に参入。
2018年8月	「中航鋰電（江蘇）有限公司」が「中航鋰電科技有限公司」へ社名を変更。
2019年7月	親会社の事業再編に伴い、中航鋰電（洛陽）を傘下に編入。
2019年7月	中航鋰電（廈門）科技有限公司が設立。
2021年5月	凱博能源科技（武漢）有限公司が設立。
2021年5月	凱博能源科技（成都）有限公司が設立。
2021年7月	凱博能源先進技術研究院（深セン）有限責任公司が設立。
2021年9月	凱博能源科技（合肥）有限公司が設立。
2021年11月	江蘇動力及貯能電池創新中心有限公司が設立。
2021年12月	新しいブランドイメージ「中創新航」を形成。社名を「中創新航科技股份有限公司」へと変更。
2022年10月	香港証券取引所に上場。
2023年2月	社名を「中創新航科技集団股份有限公司」に変更。