光ファイバをセンサとして活用した、ひずみと温度のセンシングシステムです。光ファイバに沿って連続的に計測できるため、点計測だけでなく連続的で広範囲な線・面計測が可能です。この分布型センシングシステムを活用することにより、ひずみと温度の「ピーク位置」及び「勾配」の検出が可能となります。また、多彩なデータ処理機能、とりわけ3次元での評価機能を充実させているので、計測から結果の出力及び可視化までを行うことができます。

FBI-Gaugeを使用するメリット
●センサコストを大幅に削減
●容易な設置で、作業時間を短縮
●電磁場・防爆環境でも使用が可能
●自由な計測レイアウトが可能

【ハードウェア】
1本の光ファイバセンサから1回のスキャンあたり最大で50,000点もの計測データを得ることができるため、従来手法のような大量のひずみゲージや熱電対を必要とすることがなく、設置コスト・時間の大幅な節減を実現しています。それにくわえてセンサ・ケーブル重量も同様に軽量化できるため、計測対象に余計な負荷がかかりません。
また、光ファイバセンサは石英ガラスでできています。センサ内を伝搬する光も電気信号ではないので、電磁誘導の影響を受けずに防爆環境でも使用することが可能です。
光ファイバセンサの径は、155 µm と非常に細く、曲面にも設置が可能なため、従来手法に比べてレイアウトの自由度が大幅に増しています。

【データ処理ソフトウェア】
計測データは大規模で複雑なデータとなりますが、3次元グラフとコンター図を用いることにより現象を理解しやすくしています。
3次元グラフ機能は、ひずみ量（温度）・光ファイバセンサ長さ・時間の軸で形成され、各種フィルタリング等のデータ処理操作も同じ画面上で行うことができます。
また、計測結果は一般的な表計算ソフトでは取り扱いが困難なデータサイズとなりますが、結果確認やフィルタリングをストレスなく行うことができます。

◆用途
◆自動車業界
◆プラント業界
◆建築業界
◆土木業界

◆実績
◆座席周り温度分布計測
◆エアコン温度分布計測
◆電池温度計測
◆インタクーラ温度計測
◆ラジエータ温度分布計測
◆エンジンルーム内温度分布計測
◆ホワイトボディ剛性試験
◆アウターパネルの剛性試験
◆エキゾースト温度分布計測
◆ボルト締付時ボア変形計測

詳細は下記を参照下さい。
http://www.ftr.co.jp/n/products/fbi_gauge/index.html