国際規格IEC61672-1 Class1に適合した精密騒音計NL-53。ネットワーク経由でのコントロール、データ取得に対応（LAN端子）。PCからの電源供給と通信制御をケーブル1本で（USB-TypeC端子）。リオンでは、JCSS校正やISO/IEC17025の認定試験所として騒音計の定期試験IEC61672-3に対応しております。１Hzから低周波音の測定もできる低周波音測定機能付き精密騒音計NL-63、一般的な環境測定用途の普通騒音計NL-43もラインナップ。

本体には、カラー液晶タッチパネルを搭載し、日本語表示のため操作も安心です。また、本体は防水機構により、突然の降雨や不意に水が掛かってしまった場合による故障を低減します。測定データはSDカードへ保存可能（高速10msサンプリング可能）で、保存したデータは専用PCソフトAS-60、または市販表計算ソフトで処理編集が可能です。USB typeCコネクタによりモバイルバッテリーからの給電に対応。コンセントのない現場でも長時間測定に対応可能です。
オプションプログラムにより、非圧縮のWAVEファイル波形収録（NX-43WR）、1/3オクターブ分析（NX-43RT、NX-63RT）、FFT分析（NX-43FT）の機能を追加可能です。

新たにLAN通信機能を実装し、PCやスマートフォンのウェブブラウザから本体の制御、測定データの取得が可能となっており、測定器本体と離れた場所からでも測定の管理が可能になりました。
騒音計として、JIS C 1516 : 2020 クラス 1、IEC 61672-1 : 2013 class 1、JIS C 1509-1 : 2017 クラス 1など各種規格に適合しています。機械などから発生する低周波音（1Hz～）の測定が可能な精密騒音計NL-63もございます。周波数重み特性として、A特性のほかに低周波音測定に用いるG特性の設定が可能で、別売のオプション追加により1/3オクターブ分析が可能です。

騒音は自動車の性能と直結することが多く、下記①～③のように業界全体で重視され、数多くのユーザー様にご使用頂いております。

①法規制の遵守：自動車が発する車外音が法的な規制値を超えないことを確認する管理。
②商品性の向上：振動や騒音は自動車の快適性や品質感を決定づける重要な要素であり、顧客満足度を高める。
③EV車ではエンジン音がないため、ロードノイズなどが目立つようになり、これまでマスキングされていた騒音がクローズアップされています。車内の静粛性を向上させるための騒音管理がより重要になってきており、タイヤの走行騒音も騒音規制の対象となっている。特に低周波の騒音を効果的に管理することが求められています。

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