走行ルート上のスリップ情報を配信、Road Surface Alerts
概要
滑りやすい路面状態、ポットホールや路面のゆがみなどの危険路面性状、ハイドロプレーニング現象を引き起こす可能性がある路面状態など、安全走行を損なう道路状態の位置情報を提供します。
自動車メーカー様の既存のコネクティッドインフラを通じて、Cloud-To-Carでリアルタイム情報を配信します。
欧州ではデータソースとなるプローブカーの数が2021年内に170万台に達する見込みとなるなど、他に類を見ないデータカバー率を実現しています。
自動車メーカー様の既存のコネクティッドインフラを通じて、Cloud-To-Carでリアルタイム情報を配信します。
欧州ではデータソースとなるプローブカーの数が2021年内に170万台に達する見込みとなるなど、他に類を見ないデータカバー率を実現しています。


動画
特徴
・コネクティッドカーから集約された交通プローブ情報をクラウドで再解析し、滑りやすい路面マップを作成
・コネクティッドカーの通信インフラを通じてCloud-To-Carで車両側に情報を配信
・ドライバーはカーナビのディスプレイなどを通じて走行ルート上の滑りやすい路面を事前に把握
・ヨーロッパ市場を皮切りに北米や日本でのデータ展開を予定
・コネクティッドカーの通信インフラを通じてCloud-To-Carで車両側に情報を配信
・ドライバーはカーナビのディスプレイなどを通じて走行ルート上の滑りやすい路面を事前に把握
・ヨーロッパ市場を皮切りに北米や日本でのデータ展開を予定
用途・実績
RSAでは滑りやすい路面情報のデータソースに、NIRA独自の特許技術であるタイヤグリップインディケーター(TGI)を用いています。TGIはCAN-Bus上に流れている情報を解析し、追加のハードウェアを一切必要としない完全ソフトウェアベースのエッジソフトです。
このような交通プローブデータを用いた情報は、データ構築に寄与する車両台数がとても重要になりますが、NIRAでは2021年中に170万台、2022年中に300万台にまでTGIを搭載したコネクティッドカーを保有する見通しを立てています。
集約されたTGIのデータは再解析され、フリクションマップとして構築されます。
このマップはスマホの地図アプリ同様、APIで一般車両に配信されています。
クラウドから車両に情報を送信する際は、路面状態の悪いルートを走行している車両、または路面状態の悪いエリアに向かっている車両に警告情報を送信し、送信された警告情報は、「バーチャルコックピット」や、ヘッドアップディスプレイなどに警告が表示され、ドライバーは警告に応じて運転に注意を促すことができます。
ハザード情報は欧州の道路管理局がスリップ警報を発令する摩擦係数0.5以下に応じて設定されており、集約された情報はプライバシー保護の観点から10分程度のタイムラグを持たせた後クラウドマップ上に反映されます。
レポートされたハザード情報は、同時刻のスリップ危険情報のレポート数に応じてデータ信頼度が設定され、その信頼度に応じて最長で30分マップ上に反映されます。30分後に新たなレポートが無ければ、そのポイントでのハザード情報は解除され消失されます。
このデータに基づいた摩擦係数マップを利用することで、進行方向上のすべりやすい路面を事前に情報として得ることで、車載の警報装置やナビゲーションシステムと連動させることで、ドライバー(人間)に対し事前に発報、注意喚起を行い、有事に対しあらかじめ備えることができるようになります。さらに、ナビゲーションシステムのルート案内では、路面の状態を考慮して到着予定時刻を正確に計算したり、より安全なルートをドライバーに提案することも可能になります。一方で車両にたいしては、タイヤの摩耗レベルやパフォーマンスレベルに基づいて、タイヤメンテナンスサービスの構築も可能になります。
またドライビング以外に期待される活用用途として、雪氷道路対策を管理する組織ではリアルタイムで除雪作業を最適化し、道路に散布する凍結防止剤の量を減らすことで、環境への影響を抑えることが可能になります。
2021年3月8日 更新
Audi社よりRSAサービスの正式実装がニュースリリースされました。
https://www.audi-mediacenter.com/en/press-releases/precise-data-for-greater-safetyaudi-warns-its-drivers-about-slippery-roads-13799
このような交通プローブデータを用いた情報は、データ構築に寄与する車両台数がとても重要になりますが、NIRAでは2021年中に170万台、2022年中に300万台にまでTGIを搭載したコネクティッドカーを保有する見通しを立てています。
集約されたTGIのデータは再解析され、フリクションマップとして構築されます。
このマップはスマホの地図アプリ同様、APIで一般車両に配信されています。
クラウドから車両に情報を送信する際は、路面状態の悪いルートを走行している車両、または路面状態の悪いエリアに向かっている車両に警告情報を送信し、送信された警告情報は、「バーチャルコックピット」や、ヘッドアップディスプレイなどに警告が表示され、ドライバーは警告に応じて運転に注意を促すことができます。
ハザード情報は欧州の道路管理局がスリップ警報を発令する摩擦係数0.5以下に応じて設定されており、集約された情報はプライバシー保護の観点から10分程度のタイムラグを持たせた後クラウドマップ上に反映されます。
レポートされたハザード情報は、同時刻のスリップ危険情報のレポート数に応じてデータ信頼度が設定され、その信頼度に応じて最長で30分マップ上に反映されます。30分後に新たなレポートが無ければ、そのポイントでのハザード情報は解除され消失されます。
このデータに基づいた摩擦係数マップを利用することで、進行方向上のすべりやすい路面を事前に情報として得ることで、車載の警報装置やナビゲーションシステムと連動させることで、ドライバー(人間)に対し事前に発報、注意喚起を行い、有事に対しあらかじめ備えることができるようになります。さらに、ナビゲーションシステムのルート案内では、路面の状態を考慮して到着予定時刻を正確に計算したり、より安全なルートをドライバーに提案することも可能になります。一方で車両にたいしては、タイヤの摩耗レベルやパフォーマンスレベルに基づいて、タイヤメンテナンスサービスの構築も可能になります。
またドライビング以外に期待される活用用途として、雪氷道路対策を管理する組織ではリアルタイムで除雪作業を最適化し、道路に散布する凍結防止剤の量を減らすことで、環境への影響を抑えることが可能になります。
2021年3月8日 更新
Audi社よりRSAサービスの正式実装がニュースリリースされました。
https://www.audi-mediacenter.com/en/press-releases/precise-data-for-greater-safetyaudi-warns-its-drivers-about-slippery-roads-13799


会社情報
会社名
NIRA Dynamics AB