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Zhejiang Wanliyang Co., Ltd.[浙江万里揚股份有限公司] 2022年12月期の動向

-同社は新エネルギー車用トランスミッション駆動システム事業を精力的に展開しており、2022年のEV減速機の販売台数は前年比3,988.42%増加。　

戦略的提携

-万里揚は、玉柴集団と戦略的提携を締結したと発表した。両社は、新エネルギー、従来型の商用車駆動システムなどの分野で提携し、中・大型トラックのAMTシステムを開発プロジェクトを推進する。（2022年11月16日付万里揚のWechat公式アカウントより）
　

新プロジェクト

-同社が2022年10月に出資した「年産12万トン新エネルギー自動車合金構造部品プロジェクト（構造部品加工・製造含む）」が着工。同プロジェクトは高圧一体鋳造、重力鋳造などの先端技術を採用している。鋳造、鍛造を一貫して行い、アルミニウム合金ダイカスト部品、アルミニウム鍛造部品、機械加工部品の年間生産能力12万トンを形成する予定。 製品には主にトランスミッション/クラッチハウジング、減速機ハウジング、ハイブリッドシステムハウジング、統合シャシー部品（ステアリングシステム、サスペンションリンケージ）、サブフレームおよびその他のアルミニウム合金製品が含まれる。 (2022年同社アニュアルレポートより)

受注

-同社は、ステランティスのサプライヤー候補審査に合格したと発表した。今後はステランティスが実施する入札に積極的に参加し、関連製品の迅速な供給に向けて取り組みを進める。（2022年8月31日付け万里揚WeChat公式アカウントより）

-同社は、浙江零跑科技股份有限公司(Leap Motor)から電気自動車(EV)用減速機を受注したと発表した。受注したEV減速機は、零跑汽車のEVに搭載され、2023年に量産開始予定だという。(2022年10月11日付プレスリリースより)

-奇瑞に乗用車用ハイブリッドシステム「DHT」を提供。現在、モデル生産前の開発段階に入るという。（2022年4月28日プレスリリースより）
　

研究開発プロジェクト

-2022年12月期、同社は以下の研究開発プロジェクトを推進。

• EV向けECVT電動駆動システムプロジェクト
• 乗用車用DHTデュアルモーターハイブリッドシステムプロジェクト
• 商用車ハイブリッドシステムプロジェクト
• 商用車大型トラックAMTプロジェクト
• 商用車用大型トラック用MTプロジェクト（2022年アニュアルレポートより）

-2022年末現在、研究開発人員は490名、従業員の13.92%を占める。
　

研究開発体制

-中国国家認定の企業技術センターおよびCNAS認定の自動車用トランスミッション研究所を保有。

-ドイツVectorと戦略的パートナーシップを締結し、研究開発力を強化。

-BoschとECVTに関する戦略的提携関係を締結。新エネルギー車駆動システムの開発を推進。

認証

-IATF16949品質マネジメントシステム、ISO14001環境マネジメントシステム、TPSリーン生産マネジメントシステム、「AAAクラス標准化良好行為」の認証を取得。