昭和電工マテリアルズ (株) (旧 日立化成 (株)) 2020年3月期の動向

業績

(単位:百万円)
  2020年
3月期
2019年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上収益 631,433 681,025 (7.3) -半導体や自動車の市況低迷、さらに新型コロナウイルスの感染拡大により自動車産業を中心に広範な領域で企業の生産活動が縮小したことの影響を受け減収。
営業利益 23,126 36,353 (36.4) -継続的な原価低減が増益要因となったものの、売上収益の大幅な減少が響き減益。
税引前当期利益 23,960 40,500 (40.8) -
当期利益 16,553 29,451 (43.8) -
親会社株主に帰属する当期利益 16,401 28,723 (42.9) -

 

事業再編

-樹脂材料関連3事業のすべての機能を会社分割で完全子会社の日立化成テクノサービス (茨城県日立市) に承継すると発表した。発泡ポリエチレンと成形用熱硬化型樹脂、繊維強化プラスチックの3事業は事業企画や営業などの機能を日立化成が、開発や製造などの機能を子会社がそれぞれ担当していた。分業体制では迅速な情報共有と意思決定が図れないことから集約を決めた。実施予定日は4月1日。(2020年1月31日付日刊自動車新聞より)
 

海外事業

-東南アジアにおける鉛蓄電池事業を再編および集約するために、タイに連結子会社を新設し、Hitachi Chemical Asia (Thailand)の自動車用鉛蓄電池事業を同新設会社に譲渡すると発表した。またこの新設会社は、効率的な経営資産の活用と事業運営を目的に、自動車・産業用鉛蓄電池の製造・販売を行うHitachi Chemical Storage Battery (Thailand)と今後統合するという。新設会社はHitachi Chemical Gateway Battery (Thailand)を名称とし、資本金は584百万バーツ (約1,927百万円) 、従業員は約180名となる予定。2019年11月に設立を行い、2020年の4月1日からの営業開始を目指す。(2019年10月25日付プレスリリースより

 

研究開発費

(単位:百万円)
  2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
全社 32,200 32,600 30,800
-機能材料 19,000 21,800 21,300
-先端部品・システム 13,200 10,800 9,500

技術供与契約

(2020年3月31日現在)
契約会社名 相手方の名称 契約内容 契約期間
同社 Hung-A Forming Co., Ltd.
(韓国)
インナーパネルを除くバックドアモジュールに関する技術実施許諾 2013年3月11日 -
2029年9月30日
(その後は1年ごとの自動更新)

 

設備投資額

(単位:百万円)
  2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
全体 49,700 52,500 42,600
-機能材料 15,600 20,500 16,800
-先端部品・システム 34,100 32,000 25,800