Hyundai Transys [現代トランシス](旧 現代パワーテック (株)) 2017年12月期の動向

業績 (単独)

(単位:百万ウォン)
2017年
12月期
2016年
12月期
増減率 (%) 備考
売上高 2,923,110 3,600,725 (18.8) -
営業利益 131,950 299,853 (56.0) -
当期純利益 151,452 180,275 (16.0) -

国内事業

-韓国の三起オートモティブは、同社にバルブボディおよびハウジングコンバーターを供給する契約を締結した。受注金額は21,171百万ウォンで、契約期間は2018年4月から2021年4月まで。これらの部品は吉利汽車の6速トランスミッションに使用される。(2017年4月5日付プレスリリースより)

海外関連

<イラン>
-Iran Khodroは、現在進行中の新型車プラットフォームの開発プロジェクトに関する詳細を発表した。プロジェクトは、PininfarinaHyundai PowertechMahleを主要パートナーとして迎え入れ、共同で開発を行うという。Pininfarinaは、ハッチバック、セダン、クロスオーバー、ピックアップのモジュラープラットフォームの設計を担当する。Mahleは、2種類の3気筒ターボガソリンエンジンを設計する。Hyundai Powertechは、オートマチックトランスミッションの開発を行う。共同開発による初の新型車は、市場投入まで約2年半を要する見込み。その他、100社を超えるイランの現地自動車部品メーカーが新規プロジェクトに携わるという。(20171030日付プレスリリースより)

<米国>
-2012年6月、ジョージア州のPowertech America, Inc.におけるトランスミッション生産台数が100万台を突破したと発表。同拠点では2010年5月にトランスミッションの生産を開始している。(2012年6月1日付プレスリリースより)


海外投資

<中国>
-2013年9月、山東省のHyundai Powertech (Shandong) Co., Ltd.において、第2工場の竣工式を開催。新工場のAT生産能力は年間50万台で、同社の中国におけるAT生産能力は年間100万台規模に拡大する。同社は中国工場で生産するATを北京現代や東風悦達起亜に納入している。(2013年9月27日付プレスリリースより)

受注


-2012年3月、米国Chryslerに前輪駆動車用6速ATの出荷を開始。同社は2011年8月にChryslerから77万台のATを受注しており、受注総額は1兆2,000億ウォンに達する見込み。このATは「Dodge Dart」に搭載される。(2012年3月30日付プレスリリースより)

研究開発費

(単位:百万ウォン)
2017年12月期 2016年12月期 2015年12月期
全社 - 34,328 32,633
対売上高比率(%) - 1.0 1.0

投資額

(単位:百万ウォン)
事業部門 投資期間 投資対象 投資効果 総投資額 金額
投資済み額* 2016年12月期
前輪駆動車用6速AT 2014 ~ 2016 機械 等 生産性向上 84,800 67,070 16,415
後輪駆動車用8速AT 2014 ~ 2017 機械 等 生産性向上 129,800 31,627 10,138
その他投資 2015 ~ 2017 機械 等 生産性向上 103,700 59,669 39,807
補完投資 2016 ~ 2016 機械 等 生産性向上 75,600 64,855 64,855
R&D投資 2016 ~ 2016 新製品開発 新製品開発 35,410 20,309 20,309
合計 429,310 243,530 151,524

*投資済み額は、2017年12月期の投資金額を含む。

研究開発体制

-研究開発は技術研究所および華城 (Hwaseong) 駆動研究センター (現代ダイモス、現代エムシート等の共同運営) で実施。

技術提携

-2002年2月、ジヤトコとの間で技術援助契約を締結。