業績

(単位:百万元)

	2012年12月期	2011年12月期	増減率 (%)	要因
売上高	4,882.66	4,286.32	13.91	-研究開発に注力し、新製品を追加したことで、金属部品やプラスチック部品の売上高が前年度比12.73%増。 -市場シェアの拡大に注力、プラスチックパイプ製品の売上高は前年度比16.49%増。
営業利益	272.22	382.97	(28.92)	-
経常利益	289.35	391.43	(26.08)	-
純利益	225.82	326.91	(30.92)	-製品価格の下落、原材料の上昇が影響。

買収

-ドイツKiekertを買収したと発表。2012年3月13日、北京で買収契約書に調印した。株式100%のうち同社は55%を保有し、25%は傘下の河南北方星光機電有限公司 [Henan North Xingguang Machinery & Electric Co., Ltd.] が、20%は天津鼎碩股権投資基金 [Tianjin Dingshuo Fund] が保有する。(2012年5月26日付けプレスリリースより)

-子会社「哈爾浜凌雲汽車零部件有限公司 [Harbin Lingyun Automobile Parts Co., Ltd.] を通じて「哈爾浜哈飛開億板金製品有限公司 [Harbin Hafei Kaiyi Sheetmetal Products Co., Ltd.]」を67.38百万元で買収すると発表した。哈爾浜凌雲汽車零部件有限公司は、資本金72.82百万元で、凌雲工業が94.15%の株式を保有している。哈爾浜哈飛開億板金製品有限公司は、資本金12百万米ドルで2004年に設立された。主に、前後ドアパネル、エンジンフード、トランク、フェンダーなどを生産している。(2012年3月19日付け会社公告より)

主な受注

-2012年10月、上海支社はGMからフロントおよびリアバンパーを受注したと発表した。GMから受注したアルミバンパーでは五番目。(2012年11月19日付けプレスリリースより)

-子会社「上海亜大汽車塑料製品有限公司 [Shanghai Chinaust Automotive Plastics Corp., Ltd.]」はGMよりグローバル市場向けパイプを受注した。これはGMが2014年から2018年までに生産する主要エンジンに用いられる。2011年末からGM中国向け供給を開始し、2012年9月にはGM南米、GM欧州、GM韓国向けパイプを受注している。この製品の売上高は、総額250百万元が見込まれている。(2012年11月1日付けプレスリリースより)

-子会社「上海亜大汽車塑料製品有限公司 [Shanghai Chinaust Automotive Plastics Corp., Ltd.]」は東熙汽車配件 (張家港) 有限公司 [Dongxi Auto Parts Zhangjiagang Co., Ltd.] より2010年、2011年にそれぞれ燃料タンクパイプを受注したが、前者は2012年末より、後者は2012年9月下旬に正式に量産を開始する。2013年の需要は12-15万台分に上る見込みである。(2012年9月27日付けプレスリリースより)

-子会社「哈爾浜凌雲汽車零部件有限公司 [Harbin Lingyun Automobile Parts Co., Ltd.]」は天津一汽トヨタ (Tianjin FAW Toyota) のTier 2サプライヤーになったと発表。主にトヨタの新モデル (542W) 向けに燃料タンク用パイプの部品4種を供給する。2012年中は少量生産だが、2013年には毎月1.5万セットを生産する計画。(2012年5月25日付けプレスリリースより)

-2012年、瀋陽、煙台で新会社設立をきっかけに熱成形部品36件の新規受注を獲得。広汽トヨタや東風日産、GMウズベキスタン、Kautexへアジアでの供給開始。

新会社

-上海青浦区に全額出資子会社「上海凌雲汽車工業技術有限公司 [Shanghai Lingyun Automotive Industrial Technology Co., Ltd.]」を設立すると発表。資本金は100百万元。自動車部品関連技術の研究、サービスおよび設計開発、製造などを行う。上海凌雲汽車工業技術有限公司は設立後に、上海青浦区華新工業園区 (Qingpu Huaxin Industrial Zone) に約26,680平方メートルの土地を購入し工場を建設する。(2012年11月22日付け会社公告より)

受賞

-子会社「河北亜大汽車塑料製品有限公司 [Hebei Chinaust Automotive Plastics Corp., Ltd.]」は2012年11月、東風商用車のサプライヤー大会において優秀サプライヤー賞と品質優秀賞を受賞した。この2つの賞を同時に受賞したのは同社1社のみだった。(2012年12月21日付けプレスリリースより)

研究開発費

-2012年12月期の研究開発費は185.75百万元 (2012年12月期売上高の3.80%に相当)。2011年12月期の130.52百万元に比べて42.32%増。

研究開発体制

-2012年、92件の特許を申請し、53件の特許を獲得。現在、176件の特許を保有。

-省レベルの技術センター4社、中国実験室国家認可委員会が認可した実験室4カ所、北米における試験センター1箇所、国家認証レベルのバーナーテスト拠点1箇所を持つ。うち中国唯一のバンパーダイナミック試験室が含まれている。

設備投資額

(単位：百万元)

項目	2012年12月期
子会社「河北亜大汽車塑料製品」の新工場建設	50.08
海寧生産拠点の建設	16.53
「長春亜大」の第2期建屋建設	4.50
131工場建屋	12.18
132工場建屋	25.98
熱成形部品事業	30.34
塩城支社の工場建屋建設	35.70
合計	175.31

国内投資

-子会社「耐世特凌雲駆動系統 (蕪湖) 有限公司 [Nexteer Lingyun Driveline (Wuhu) Co., Ltd.]」に対し4.16百万米ドルの増資を行うと発表した。生産能力の拡大が狙い。耐世特凌雲駆動系統 (蕪湖) 有限公司は2006年設立。資本金は12百万米ドルで、凌雲工業が株式の40%を、外資のSteering Holding Pte. Ltd. が60%を保有している。ドライブライン、等速ユニバーサルジョイントおよび関連自動車部品を生産、販売している。増資後の登録資本金は22.40百万米ドルとなる。凌雲工業の持ち株比率は40%のまま。(2012年3月27日付け会社公告より)