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Minth Group Limited [敏実集団有限公司] 2016年12月期の動向

本部建設

-同社は4億米ドルを投じて同社本部を浙江省安吉経済開発区(Anji Economic Development Zone)に建設する。2017年3月30日、同開発区と投資協定書に調印。同社は傘下の販売会社、研究開発センター、営業管理センターなど中枢部門を整理統合してこの開発区に移転する。鉱業、貿易、農業開発などのプロジェクトへの投資も行う。(2017年4月4日付け各種リリースより)

新工場

-同社は350百万ドルを投資してメキシコのAguascalientes州にある工場を拡張すると発表。拡張にともない、270名以上の雇用が創出される予定。またMinth Groupは現在、Gigante de los Arellan工業団地内の敷地について交渉中。同工業団地に新工場を建設する計画で、建設開始予定は2017年第3四半期。新工場で生産される部品は、AguascalientesにあるRenaultとDaimlerの工場、およびSan Luis PotosiにあるBMWの工場に出荷される。 (2017年4月18日付 Mexico-Nowより)

新会社

-同社は、子会社「嘉興司諾投資有限公司[Jiaxing Sinoone Investment Co., Ltd.]」が2016年8月16日、克林威孚(香港)有限公司[Clean Wave (HK)]と合弁会社を設立することで合意したと発表。新会社の名称は「克林威孚電駆動系統(嘉興)有限公司[Jiaxing Clean Wave E-Drive Systems Co., Ltd.]」。登録資本金は29.41百万米ドル。嘉興司諾が51%、Clean Wave (HK)が49%の株式を保有する。合弁会社は主に新エネルギー車のエレクトリックドライブシステム(モーター、コントローラー、減速機を含む)を開発、生産、販売する。(2016年8月24日付け会社公告より)

-2016年3月、間接子会社「展図(中国)投資有限公司[Cheerplan (China) Investment Co., Ltd.]」は、米Haartz Corporationと合弁会社を設立。合弁会社の名称は「哈茲敏実(寧波)汽車新材料有限公司 [Haartz-Minth (Ningbo) Automotive Ltd.]」で、登録資本金は12百万米ドル。展図が40%、Haartzが60%を出資する。合弁会社の所在地は浙江省寧波市で、Haartzの押出成形技術を採用し、ドアパネル、インストパネル、コンソールなどに用いる熱可塑性オレフィン樹脂(TPO)自動車内装用軟質表皮材を生産、販売する。2017年下半期に生産を開始する予定。Haartzは米国の内装表皮材メーカー。(2016年4月22日付け会社公告及び2016年4月13日付け各種リリースより)

-間接子会社「展図(中国)投資有限公司 [Cheerplan (China) Investment Co., Ltd.]」 は、富士通電子元器件(上海)有限公司 [Fujitsu Electronics (Shanghai) Co., Ltd.] と合弁会社を設立。合弁会社の名称は「富敏科技有限公司[F&M Technology Limited]」。登録資本金は5.2百万元。展図が60%、富士通(上海)が40%を出資する。主に車載カメラモジュールを生産、販売する。(2016年4月22日付け会社公告より)

株譲渡

-同社は全額出資子会社「展図(中国)投資有限公司[Cheerplan (China) Investment Co., Ltd.]」が淮安開発控股有限公司[Huai'an Development Holdings Co., Ltd.]及び実益(中国)有限公司[Shiyi (China) Co., Ltd.]と、同社の間接子会社「江蘇敏安電動汽車有限公司[Jiangsu Min'an Electric Vehicle Co., Ltd.]」に対する増資について合意書を結んだと発表。それによると、淮安開発と実益は江蘇敏安に対してそれぞれ49.7百万米ドルを出資し、江蘇敏安の資本金を33百万米ドルから130百万米ドルに引き上げる。増資後の持ち株比率は展図(中国)12.7%、淮安開発50%、実益37.3%となり、江蘇敏安は敏実集団の間接子会社から外れる。江蘇敏安は主にEVの開発と生産を行う。(2017年3月3日会社公告より)

開発活動

-中国、日本、北米とドイツに研究開発センターを保有。

開発施設

特許

-2016年の特許申請件数は189件、特許権取得件数は103件。

新製品

-同社は、寧波で車載カメラの生産を開始し、世界初の全自動車載カメラモジュール組立ラインにより世界最小の車載カメラをラインオフ。このカメラはセーフティシステムに取り付けるもので、そのサイズは最小18mm X 18mm。4つの190度超水平広角レンズを組み合わせ3D360度パノラマ撮影システムとなる。2017年から2018年には年産600万個から700万個規模まで引き上げてゆく計画。(2016年7月19日付け各種リリースより)

技術提携