AAPICO Hitech Public Co., Ltd. 2016年12月期の動向
業績 |
(単位: 百万バーツ) |
2016年 12月期 |
2015年 12月期 |
増減率 (%) | 要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 15,139 | 14,993 | 1.0 | 1) |
純利益 | 570 | 338 | 68.6 | 2) |
要因
1) 売上高
-2016年12月期の同社の売上高は、前年比1.0%増の15,139百万バーツ。鉄鋼価格の低下とマレーシアリンギット安の影響により、売上増が一部相殺された。 OEM部品部門はタイ市場で売上が増加した一方、中国市場向けが減少し、全体的には堅調を維持。自動車ディーラー部門は3.5%の増収、特にマレーシアで力強い業績を収めた。
2) 純利益
-2016年12月期の純利益は前年比68.6%増の570百万バーツ。事業効率向上、コスト削減、金融コスト低減、関連会社利益配分の増加などが貢献した。
近年の動向
-2016年、M&Aおよび事業立ち上げ支援を行う完全子会社AAPICO Venture Company Limitedを設立した。
受注
-2016年12月期、下記を受賞した。
受賞社 | 賞 | 授与会社 |
AAPICO Structure Products Co., Ltd., | Certificate of Achievement for Quality | Isuzu |
AAPICO Precision Co., Ltd. | Certificate of Achievement for Quality | Isuzu |
AAPICO Plastic plc | Certificate of Achievement for Quality | Isuzu |
AAPICO Amata Co., Ltd. | Certificate of Co-operation | Isuzu |
AAPICO Hitech plc | Supplier Quality Excellence Award | GM ASEAN |
AAPICO Hitech plc | TCC Certificate of Appreciation | Advance Group of Toyota Co-operation Club |
研究開発拠点
-Bangkok Postは25日、タイの大手サプライヤーAapico Hitech Plc (AH)がアユタヤに新設したR&D拠点が長期的に同社の利益マージンおよび競争力の向上に寄与することを期待していると報じた。新しいR&D拠点は、既存のアユタヤ、サムットプラーカーン、ラヨーン、チョンブリーの生産拠点にあるR&D部門を統合することで、EV部品など新しい分野の研究開発が可能になるという。同社は、研究開発費を現在の年間1,000万バーツから毎年増加させる計画。2016年1~9月の同社売上高は、前年同期比1.9%増の113億5,000万バーツ、純利益は66.4%増加し、4億16万バーツとなった。(2016年11月25日付Bangkok Postより)
-2016年、同社はナビゲーションおよびロジスティクス関連のソフトウェア・技術の研究開発を行うMappico Company Limitedに投資。
設備投資額
|
(単位: 百万バーツ) |
2016年 12月期 |
2015年 12月期 |
2014年 12月期 |
|
全社 | 167 | 273 | 460 |
-2016年、同社は主に機械の維持補修に400百万バーツの投資予算を確保。第1四半期には50百万バーツを投資した。(2016年5月31日付プレスリリースより)