(株) ニチリン 2010年12月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2010年 12月期 |
2009年 12月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
売上高 | 36,298 | 27,990 | 29.7 |
-主要事業分野である日本自動車業界が、環境対応車に対する購入補助制度や減税措置によるエコカー販売の好調等により増収。 |
営業利益 | 1,686 | (701) | - | -売上増加に対し当社グループ間での製品相互補完やロボット化の推進等により労務費・経費を抑えたため増益。 |
経常利益 | 1,690 | (550) | - | |
当期純利益 | 880 | (1,216) | - |
納入状況
-パワーステアリング配管をアウディーD4シリーズへ納入開始。開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 | |
全社 | 844 | 816 | 1,009 |
技術供与
(2010年12月31日現在)
供与先 | 国名 | 契約内容 | 契約期間 |
和承R&A | 韓国 | 自動車用エアコンディショニングホース製造に関する技術 | 2010年2月24日 - 2013年3月4日 |
自動車用ブレーキホース製造に関する技術 | 2010年3月3日 - 2013年3月4日 |
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自動車用パワーステアリングホース製造に関する技術 | 2010年1月1日 - 2011年12月31日 |
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PT. Mitra Metal Perkasa | インドネシア | 自動車用ブレーキホース組立に関する技術 | 2010年10月26日 - 2011年10月25日 |
新製品開発
自動車用ホース-ブレーキホースでは軽量化、制動力アップ、高耐久性等の機能を強化した”スリムワン”の採用が拡大された。さらに、アフター市場向けテフロンSUSホースの開発にも取り組んでいる。
-カーエアコンホースでは、地球温暖化の一因とされるフロン系冷媒(HFC134a)代替候補である新々冷媒(HFO1234yf)に適合するホースの開発に取り組んでいる。
-フルサイズSUV(スポーツ用多目的車)用の、油圧でボディのロールを抑え砂漠でも優れた安定性を発揮する技術「HBMC」に、ニチリンパワーステアリングホースの技術を応用したホース配管「HBMC用ホース」が採用された。
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 | |
日本 | 365 | 258 | 930 |
北米 | 140 | 56 | 85 |
アジア | 558 | 661 | 122 |
その他 | 2 | 1 | 5 |
合計 | 1,067 | 978 | 1,142 |
設備の新設計画
会社名 | 所在地 | 設備の内容 | 投資 予定額 (百万円) |
着工 年月 |
完了予定 年月 |
Nichirin Vietnam Co., Ltd. | ベトナム バクザン省 |
自動車用ホース設備他 | 590 | 2009年 12月 |
2011年 6月 |