株式会社ニチリン 2008年度の動向
ハイライト
業績
海外事業
<ベトナム>
-2008年6月、ベトナム・ハノイ市近郊に自動車用ゴムホース製造販売子会社をに設立。
(単位:百万円) | 2008年度 | 2007年度 | 増減率(%) | 要因 |
売上高 | 38,327 | 44,026 | (12.9) | -国内では、東南アジアを主体とした海外拠点への輸出の伸びにより、10月までの売上高は、概ね堅調に推移。しかし、それ以降、主要メーカーからの受注が大幅に落ち込んだことにより、売上高は減少。利益面では、金属、ゴムなどの原材料価格の高騰および売上高の減少により、営業損失となった。 -北米の売上高は、10月以降、主要メーカーの大幅な生産調整により大きく減少したが、利益面は、主要拠点において従前より取組んでいる業容改善が功を奏し、増益。 -中国は、現地日系メーカーの好調に支えられ、売上高、利益とも伸長。 -その他の地域(欧州)も、大手メーカーの減産の影響から売上高は減少したが、利益は確保。 |
営業利益 | 919 | 1,565 | (41.3) | |
経常利益 | 942 | 1,784 | (47.2) | |
当期純利益 | 357 | 1,031 | (65.4) |
海外事業
<ベトナム>
-2008年6月、ベトナム・ハノイ市近郊に自動車用ゴムホース製造販売子会社をに設立。
開発動向
研究開発費
技術供与(2008年12月現在)
新製品開発
自動車用ホース
-制動性、高耐久性などの機能を強化したブレーキホース、横滑り防止装置用ホースなど、自動車の安全性を高めるホースを開発中。
カーエアコンホース
-地球環境への影響が大きいフロン系冷媒に代わる二酸化炭素(CO2)冷媒に対応する配管用ホース(EF-Tube)は、複数の自動車メーカーの燃料電池車両用に採用され、また、国内外のエアコンシステムメーカーへもに多数の試作品を納入。このEF-Tubeの内部流体が透過しない構造、高い柔軟性を持つ構造の特徴を生かして、他分野へも展開中。
(単位:百万円) | 2008年度 | 2007年度 | 2006年度 |
合計 | 1,009 | 1,005 | 994 |
技術供与(2008年12月現在)
供与先 | 国名 | 契約内容 | 契約期間 |
和承R&A | 韓国 | 自動車用エアコンディショニングホース製造に関する技術 | 2007年2月24日 ~2010年2月23日 (3年毎自動更新) |
自動車用ブレーキホース製造に関する技術 | 2007年3月5日 ~2010年3月4日 |
||
自動車用パワーステアリングホース製造に関する技術 | 2007年10月28日 ~2010年3月4日 |
||
PT. Mitra Metal Perkasa | インドネシア | 自動車用ブレーキホース組立に関する技術 | 2008年10月26日 ~2009年10月25日 |
新製品開発
自動車用ホース
-制動性、高耐久性などの機能を強化したブレーキホース、横滑り防止装置用ホースなど、自動車の安全性を高めるホースを開発中。
カーエアコンホース
-地球環境への影響が大きいフロン系冷媒に代わる二酸化炭素(CO2)冷媒に対応する配管用ホース(EF-Tube)は、複数の自動車メーカーの燃料電池車両用に採用され、また、国内外のエアコンシステムメーカーへもに多数の試作品を納入。このEF-Tubeの内部流体が透過しない構造、高い柔軟性を持つ構造の特徴を生かして、他分野へも展開中。
設備投資
設備投資額
海外投資
<ベトナム>
-ベトナム・ハノイ市近郊に自動車用ゴムホース製造販売子会社を2008年6月に設立すると発表。新工場は2009年7月から稼働し、11年度の売上高は1100万ドル(約11億円)を見込む。ベトナムへの進出は二輪、四輪の日本メーカーによる現地での生産拡大への対応と、現在、姫路工場で集中生産しているブレーキホースを分散生産するのが目的。同社のアジア地区生産拠点としては、中国・上海と合弁で展開しているタイ、マレーシアに続くものとなる。(2008年4月3日付日刊自動車新聞より)
設備の新設計画
(単位:百万円) | 2008年12月 | 2007年12月 | 2006年12月 |
日本 | 930 | 695 | 1,170 |
北米 | 85 | 225 | 455 |
アジア | 122 | N.A. | N.A. |
その他 | 5 | N.A. | N.A. |
合計 | 1,142 | 971 | 1,757 |
海外投資
<ベトナム>
-ベトナム・ハノイ市近郊に自動車用ゴムホース製造販売子会社を2008年6月に設立すると発表。新工場は2009年7月から稼働し、11年度の売上高は1100万ドル(約11億円)を見込む。ベトナムへの進出は二輪、四輪の日本メーカーによる現地での生産拡大への対応と、現在、姫路工場で集中生産しているブレーキホースを分散生産するのが目的。同社のアジア地区生産拠点としては、中国・上海と合弁で展開しているタイ、マレーシアに続くものとなる。(2008年4月3日付日刊自動車新聞より)
設備の新設計画
会社名 | 所在地 | 設備の内容 | 投資 予定額 (百万円) |
着工 年月 |
完了予定 年月 |
ニチリンベトナムカンパニーリミテッド | ベトナム バクザン省 |
自動車用ホース設備他 | 480 | 2008年 9月 |
2009年 7月 |