曙ブレーキ工業 (株) 2017年3月期の動向

業績

(単位:百万円)

2017年
3月期
2016年
3月期
増減率
(%)
要因
売上高 266,099 281,341 (5.4) -日本を除くすべての地域において現地通貨ベースでは増収となったが、円高の影響が大きく減収。
営業利益 4,223 (3,761) - -
経常利益 761 (6,815) - -
親会社株主に帰属する当期純利益 354 (19,462) - -
部門別売上
-日本 70,084 72,245 (3.0) -
-北米 147,318 161,970 (9.0) -
-欧州 9,953 9,169 8.6 -グローバルプラットフォームに対応した製品の売上増
-高性能量販車に対応したキャリパー製品の売上増
-中国 19,589 19,028 2.9 -グローバルプラットフォームに対応した製品の売上増
-新規客先抜けビジネスを含む受注増
-為替差益 (20億円)
-タイ 6,354 5,457 16.4 -内需の不振を輸出が補った
-中近東向けを中心とした補修品売上高が増加
-インドネシア 12,802 13,471 (5.0)

-内需の低迷
-日系自動車メーカーにおける年度末の在庫調整
-二輪車メーカーからの受注減

海外事業

-同社は、欧州事業における連結子会社を再編し、特別損失約7億円を計上する見込みであると発表した。同社が中期経営計画「akebono New Frontier 30 - 2016」で掲げる「製品別事業部制への移行によるグローバルネットワークの確立」、「ハイパフォーマンスブレーキ(高性能量販車用ブレーキ)ビジネスの拡大と欧州事業の新築」などの目標を達成するための措置。同社の100%子会社であるベルギーの統括会社Akebono Brake Europe N.V. (AENV) がフランス・ドイツ・スロバキアの現地法人3社を統括してきたが、AENVが保有する3社の株式を曙ブレーキ工業へ売却して、同社が3社を直接統括する体制へ変更する。3社の合計売却金額は9.5百万ユーロ。売却後、AENVは解散・清算手続きに入るが、3社の事業活動は今後も継続する。 (2017年3月16日付プレスリリースより)

-同社は、2018年半ばにも欧州でアルミ製ブレーキキャリパーの鋳造から加工、組み立てまで一貫した生産体制を構築する。現在は、米国拠点で製造した鋳物をスロバキア工場へ送り、加工・組み立ててから欧州の自動車メーカーに納入している。順次、鋳物を欧州現地メーカーから調達できるよう環境を整えて輸送費を抑え、コスト競争力の強化につなげる。同社の欧州事業は、フランスでブレーキパッドを生産しているほか、14年に欧州初となるブレーキキャリパーの製造拠点をスロバキアに設立し稼働した。(2017年2月8日付日刊自動車新聞より)

-同社は、2017年に北米のドラムブレーキの生産をメキシコ工場に集約する。現在、米国内の2拠点で生産している分をメキシコ工場に移管するもの。メキシコ工場では、米国への輸出を含めてドラムブレーキを年間200万個生産する。先進国に比べて労務コストの安いメキシコに生産を集約することで、コスト競争力を強化する。同時に、米国拠点の生産品目全体も見直し、生産性の改善を図る方針だ。(2016年6月21日付日刊自動車新聞より)

-同社は、大幅な赤字を計上している北米事業の再建に向けて抜本的な対策に乗り出すと発表した。収益性を重視した生産・販売体制の構築やマネジメント体制の変更など事業構造改革を推進し、2017年度に北米事業の黒字転換を目指す。米子会社のアケボノ・ブレーキ・コーポレーション(ABC)は、過大な受注などによって生産トラブルが発生するなど、現場が混乱した。追加コストの発生などで生産品の収益性が悪化するなどして、曙ブレーキの北米事業は赤字となっている。抜本的な改善に向けた施策を展開して北米事業の立て直しを図る。(2016年5月10日付日刊自動車新聞より)

国内事業

-同社は、福島県いわき市にあるテストコースの拡充工事を完了したと発表した。テストコースは、2011年3月の東日本大震災で被災後、高速周回路などの修復工事を行い、12年12月に名称を「プルービング・グラウンド」から「アイリンク」に変更。その後、総合試験路の拡充や悪路試験路の新設、NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)を評価できる機能を持つ同コースへの移転などを進めてきた。拡充工事の投資額は「ふくしま産業復興企業立地補助金」を含めて約36億円。実際の使用環境に近い条件でのブレーキ開発評価が可能になる。台上評価から実車評価までを同敷地内で実施できるため、開発スピードアップにもつながる見込み。(2016年11月2日付日刊自動車新聞より)

吸収合併

-2016年4月1日、同社を存続会社として、同社の完全子会社である曙ブレーキ産機鉄道部品販売株式会社、株式会社APS、曙センサーテクノロジー株式会社の3社を消滅会社とする吸収合併を行った。



2018年3月期の見通し

(単位:百万円)

2018年3月期
(予想)
2017年3月期
(実績)
増減率
(%)
売上高 250,600 266,099 (5.8)
営業利益 8,000 4,223 89.4
経常利益 5,800 761 661.9
親会社株主に帰属する当期純利益 3,000 354 748.2

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

中期経営計画

-同社は、長期ビジョンとして2020年度 (2021年3月期) を期限とする成長目標 「Global 30」を策定。OEM向けディスクブレーキパッドの世界市場シェア30%を目指す。

-「Global 30」の達成に向け、最終年度を2018年度 (2018年3月期) とする新中期経営計画 「akebono New Frontier 30 - 2016」の初年度として諸施策を講じ、一定の成果をあげた。

- 売上高目標2,500億円は達成したが、営業利益目標200億円は大幅未達に終わった。成果は以下の通り:

1) 将来に向けた技術の差別化

  • ハイパフォーマンスブレーキの新しい分野に進出
  • グローバル供給体制を確立
  • 環境対応の製品の供給開始
  • 電動ブレーキの開発体制を確立、継続開発中

2) 革命的な原価低減に向けた努力と海外への展開

  • 埼玉県の岩槻製造から岡山県の山陽工場へ、ドラムブレーキ生産を集約
  • 北米への展開においては、需要が急拡大したことによる生産の混乱などにより、効率化はストップ

3) 日米中心から日米欧アジアへのグローバル化の加速

  • グローバル人材の登用を実施
  • ベトナム・メキシコに引き続き、2015年にはスロバキアで拠点を立ち上げ、生産を開始した。

-2016年5月、2016~18年度の新中期経営計画「akebono New Frontier 30 - 2016」を策定したと発表。営業損益を15年度の38億円の赤字から、最終年度に当たる18年度に100億円へと黒字転換することを目指す。北米事業の再建に向けて組織改革を中心に抜本的な対策を進め、収益の柱へと立て直しを図る。製品別事業部制に移行して製品ごとの収益性を向上させながらグローバルでの競争力を強化する。新しい中計では、売り上げ重視から、持続的な成長に転換する。「北米事業の立て直し」、「製品別事業部制への移行によるグローバルネットワークの確立」、「ハイパフォーマンス (HP) ビジネスの拡大と欧州事業の新築」を柱に、新分野開拓と経営基盤の強化を図る。(2016年5月26日付日刊自動車新聞より)

新中期経営計画 「akebono New Frontier 30 - 2016」

1) 北米事業の立て直し
重要取り組み 北米本社 (Akebono Brake Corporation) の会社基盤の再建 -米国本社主導によるマネジメント強化と抜本的な組織改革
コストマネジメント強化 -売上重視から脱却し、利益重視へ転換
-販売・調達価格の適正化
生産性改善 -メキシコ工場の活用
-安全第一の堅守
-品質の安定化
-緊急出荷のゼロ化
2) 製品別事業部制への移行による、グローバルネットワークの確立
1. 営業、開発などの主要な機能を振り分ける、製品別事業部制の導入
事業部 HP (ハイパフォーマンス) 事業部 HP用ディスクブレーキおよびパッド 欧州地域を軸に、更なる競争力 (性能・コスト) を獲得、市場シェア拡大を狙う
ファウンデーション事業 ディスクブレーキ、ドラムブレーキなどメカ部品 安全・品質の基盤を強化し、グローバルに展開。事業基盤として利益と量を確保。
社会インフラ&モビリティ事業 産業機械向け製品、鉄道向け製品、センサー製品 技術の深化・融合による新規ビジネス分野を開拓、売上拡大へ。
フリクション事業 パッド、ライニング 材料技術、NVH技術など同社の強みを深化し、競争力を拡大
アフターマーケット事業 補修品 新興国市場などのニッチマーケットを含め、グローバルで収益を拡大
2. 地域毎のマーケッティング機能強化による、グローバルでの戦略策定
3. S+t (標準化+特性) をベースにしたグローバルでの製品戦略の展開
4. グローバル調達活動による合理化の推進
3) ハイパフォーマンス (高性能量販車) ビジネスの拡大と欧州事業の新築
1. ハイパフォーマンスブレーキ技術を量販車向けブレーキに適用 。より一層の差別化を図る
:高性能6ポットキャリパーを量産中。世界初の量産10ポットキャリパーを投入し、技術先進性をアピールする。
2. 従来フランスで摩擦材を製造していたが、2015年にスロバキアのAkebono Brake Slovakia s.r.o.の新設をもって、ディスクブレーキ (アルミキャリパー) の欧州一貫生産が可能となった。

数値目標

(単位:億円)

- 新中期経営計画 長期ビジョン
2016年3月期
(実績)
2017年3月期
(実績)
2018年3月期
(目標)
2019年3月期
(目標)
2020年3月期
(目標)
売上高 2,813 2,661 2,506 2,550 -
営業利益 (38) 42 80 100 -
営業利益率 (%) - 1.6 3.2 3.9 -
親会社株主に帰属する当期純利益 (195) 3.5 30 50 -
グローバルOEMディスクブレーキパッドの市場シェア - - - - 30%

研究開発費

(単位:百万円)

2017年3月期 2016年3月期 2015年3月期
全社 10,836 11,928 11,712


-2018年3月期見通し:10,500百万円

研究開発体制

拠点名 所在地 備考
日本
開発部門 埼玉県
羽生市
-
テストコース 「Ai-Ring」 福島県
いわき市
-自動車部品メーカーとして国内最大規模
-テストコースを使ったブレーキ関連の試験・評価受託など
(株) 曙ブレーキ中央技術研究所 埼玉県
羽生市
-新素材開発
  • 超小型化、軽量化ブレーキの開発
  • 低環境負荷型摩擦材の開発
  • 希少材料代替の開発
-新分野の開拓
  • 独自の材料の開発
  • 省エネ技術の開拓
  • 表面処理技術など、モノづくりにおける新たな技術開拓
(株) 曙アドバンスドエンジニアリング 埼玉県
羽生市
-高性能ブレーキシステムの研究開発
北米
Akebono Engineering Center 米国
ミシガン州
-
欧州
Akebono Europe S.A.S. フランス
ゴネス市
-
Akebono Engineering Center, Europe S.A.S. フランス
ランス市
-ファウンデーションブレーキの研究・開発
Akebono Advanced Engineering (UK) Ltd. 英国
ウォーキングハム市
-モータースポーツ用および高性能車両用ディスクブレーキ開発
Akebono Europe GmbH ドイツ
ヘッセン州
-ディスクブレーキ開発
中国
中国開発センター - -2011年1月設立
タイ
タイブレーキ開発拠点 - -2014年1月設立
-ASEAN諸国向けのブレーキ開発

研究開発活動

<全社>
-コア技術である「摩擦と振動、その制御と解析」技術を活かし、各種ブレーキ製品を担う新摩擦材・次世代型のブレーキの開発を推進。
-音・振動に対する知見をさらに深化させ、低引き摺り化・軽量化・グリーン材料化などの環境対応技術開発を推進。
-電動ブレーキの開発を始めとした自動運転対応技術開発、高性能車両向けのブレーキ開発を推進。

<日本/米国>
摩擦材
-米ワシントン州を含む複数の州で条例化された、銅の環境規制に対応する摩擦材の開発。
-高性能で音・振動特性に優れ、かつ最近着目されているホイールダストを低減させた、環境に配慮した安全な摩擦材原材料を使用した高品質な製品の開発。

ディスクブレーキ・ドラムブレーキ
-高性能車両向け、環境対応、自動運転対応への取り組み。
-高性能車両向けアルミ合金製対向型ブレーキにおいては、F1用ブレーキ開発で培った技術を盛り込み、製品化を実現。

電動化技術
-ブレーキに小型電気モーターを搭載し、まずはパーキングブレーキ機能を電動化した、電動パーキングブレーキを開発中。

<欧州>
-環境規制の厳しい欧州市場に適合する摩擦材の開発
-静粛性を重視した日米市場向けと、高性能を重視した欧州市場向けの両方を取り入れた「ハイブリッド材」をキーワードに開発。

<中国/タイ>
摩擦材
-部品・原材料の現地調達化と現地の環境に適したつくり方により、新興国市場で通用するコストと性能特性を有する製品開発

ディスクブレーキ

-現地のニーズや使われ方を調査・分析し、必要な機能・性能を低コストで提供できる製品の開発

製品開発

摩擦材を使用しない新たなブレーキ機構「MR流体ブレーキ」
-2016年8月、摩擦材を使用しない新たなブレーキ機構「MR流体ブレーキ」を開発したと発表した。磁気に反応して液体から半固体に特性が変化するMR流体を利用して制動力に生かす。一般的な摩擦ブレーキでは、制動時に摩擦材の摩耗粉が発生する。新開発ブレーキはこれがなく、環境負荷を大幅に軽減できる。すでに、試作品が完成しており、超小型モビリティー向けのブレーキシステムとして2020年の実用化を目指す。MR流体ブレーキは車両側の固定円盤とハブベアリングと一緒に回転する円盤の間に、MR流体を充填した構造となっている。機構内部に配置した電磁石のコイルに電流を流して磁界を発生させることで、MR流体内の磁性体粒子が双方の円盤間に鎖状につながる。ただ、一方の円盤は回転し続けるため、鎖状粒子が切れると、隣の粒子につながることを繰り返す。この動きにより、回転円盤に抵抗力が生まれ、制動力となる仕組みだ。(2016年8月12日付日刊自動車新聞より)

電動パーキングブレーキ(EPB)
-同社は、2019年をめどに電動パーキングブレーキ(EPB)を開発、実用化する。すでにEPBの主要な構成部品であるモーターギアユニットなどのハードウエアの開発を完了しており、今後はソフトウエアの開発を加速する。EPBには、ディスク式とドラム式があるが、現在はディスク式が主流で、アドヴィックスやZF・TRW、コンチネンタルなどが手がけている。一方で、ドラム式ではアドヴィックスが製品化しているほか、日信工業やコンチネンタルも17年に市場投入を計画。曙ブレーキでは、両タイプのEPB開発を進めているが「ドラム式は他社参入が少ない」と見て、ドラム式EPBに注力する方針。軽自動車や小型車でドラム式EPBの搭載が進んでいるほか、日系大型車メーカーでは安全性を確保するため、ドラム式EPBのニーズが高まっている。これまで培ってきた関連技術を生かして高品質で低コストな競争力の高いEPBを日系・北米自動車メーカー向けに開発し、2~3年後に軽自動車や大型車用を中心に受注獲得を目指す構えだ。(2016年8月2日付日刊自動車新聞より)

設備投資額

(単位:百万円)

2017年3月期 2016年3月期 2015年3月期
全社 18,670 18,568 20,800

-設備投資の内訳は、日本3,747百万円、北米9,454百万円、欧州1,603百万円、インドネシア1,100百円、中国2,019百万円、タイ747百万円。

-主な投資案件は以下の通り:

  • 日本:テストコース(Ai-Ring)の整備
  • 北米:ハイパフォーマンス(高性能量販車)向けおよびGM向けの生産能力増強
  • 欧州:ハイパフォーマンス向け生産設備の増設
  • インドネシア、中国:受注拡大に伴う生産能力増強
  • タイ:生産能力増強と鋳造工場建設

-2018年3月期の設備投資額は、150億円を見込む。

設備の新設計画

(2017年3月31日現在)

会社/事業所
(所在地)
設備の内容 投資予定
総額
(百万円)
着手 完了
本社部門他
(埼玉県羽生市他)
環境保全、省エネ、新工法設備、情報システム他、試験・研究開発用設備 1,740 2017年4月 2018年3月
曙ブレーキ岩槻製造 (株)
(埼玉県さいたま市)
ディスクブレーキ・ドラムブレーキの製造設備 1,730 2017年4月 2018年3月
曙ブレーキ福島製造 (株)
(福島県桑折町)
ブレーキライニング、産業機械・鉄道用製品の製造設備 120 2017年4月 2018年3月
曙ブレーキ山形製造 (株)
(山形県寒河江市)
ディスクブレーキパッドの製造設備 750 2017年4月 2018年3月
曙ブレーキ山陽製造 (株)
(岡山県総社市)
ドラムブレーキの製造設備 160 2017年4月 2018年3月
(株) 曙ブレーキ中央技術研究所他
(埼玉県羽生市)
試験・研究開発用設備他 10 2017年4月 2018年3月
Akebono Brake Corporation
(米国ミシガン州他)
ディスクブレーキ・ドラムブレーキ・ディスクブレーキパッドの製造設備、研究開発用設備 3,900 2017年1月 2017年12月
Akebono Brake Mexico S.A. de C.V.
(メキシコ グアナファト州)
ディスクブレーキ・の製造設備 840 2017年1月 2017年12月
Akebono Europe S.A.S.
(フランス ゴネス市他)
ディスクブレーキパッドの製造設備 350 2017年4月 2018年3月
Akebono Brake Slovakia s.r.o.
(スロバキア トレンチーン市)
ディスクブレーキ製造工場 1,550 2017年4月 2018年3月
曙光制動器 (蘇州) 有限公司
[Akebono Corporation (Suzhou)]
(中国蘇州市)
ディスクブレーキパッドの製造設備 1,810 2017年1月 2017年12月
広州曙光制動器有限公司
[Akebono Corporation (Guangzhou)]
(中国広州市)
ディスクブレーキ・ドラムブレーキの製造設備 950 2017年1月 2017年12月
PT. Akebono Brake Astra Indonesia
(インドネシア ジャカルタ市)
ディスクブレーキ・ブレーキ用部品の製造設備 410 2017年1月 2017年12月
Akebono Brake Astra Vietnam CO., LTD
(ベトナムハノイ市)
ディスクブレーキ・マスターシリンダーの製造工場・設備 300 2017年1月 2017年12月
Akebono Brake (Thailand) Co., Ltd.
(タイ チョンブリ県)
ディスクブレーキの製造設備 250 2017年1月 2017年12月
A&M Casting (Thailand) Co., Ltd.
(タイ ラチャブリ県)
鋳造製造工場・鋳造製造設備 130 2017年1月 2017年12月