鬼怒川ゴム工業株式会社 2009年3月期の動向
ハイライト
業績 | (単位:百万円) |
2009年 3月期 |
2008年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
売上高 | 58,923 | 65,382 | (9.9) | - |
営業利益 | 2,207 | 3,205 | (31.1) | - |
経常利益 | 2,065 | 3,112 | (33.6) | - |
当期純利益 | 729 | 490 | 48.7 | - |
海外事業
-北米で日系、韓国自動車メーカー向け部品の納入拡大を目指し、事業体制を強化する。年内には主要納入先である日産自動車以外の日系もしくは韓国メーカーのうちの1社から、新規受注を獲得する見通し。その成果を広げながら、2010年の稼働を前提としてメキシコ工場の開設に取り組む。コスト競争力の優位なメキシコ生産を生かして、モデルの転換期に生じるニーズを吸収していく。(2008年9月3日付日刊自動車新聞より)
開発動向
研究開発費 | (単位:百万円) |
2009年3月期 | 2008年3月期 | 2007年3月期 | |
全社 | 1,451 | 1,705 | 1,976 |
車体部品部門 | 918 | 1,296 | 1,531 |
ブレーキ部品部門 | 250 | 160 | 176 |
-高性能・高品質・高付加価値等顧客ニーズを先取りした商品開発に取り組んでおり、特に地球環境問題を考慮したエラストマー材料・加工技術の開発に注力。
-新規分野への参入を図るべく、大学をはじめとする研究機関との産・官・学による共同研究開発活動を推進。
主な開発内容
1.車体部品部門
-材料、新規断面構造の開発により付属品削減し、価格競争力を向上させたウェザーストリップシール部品の開発
-軽量化を目的とした低比重ゴムの車体シール部品への採用拡大
-意匠性向上を目的とした内装複合部品の採用拡大
-リサイクル性を考慮した高機能エラストマー材を採用したTPV G/RUNの採用拡大
2.ブレーキ部品部門
-ブレーキカップの高液圧下での耐久性向上を目的とする高硬度化製品の開発
-新工法開発によるコスト低減
技術導入契約(2009年3月現在)
相手方の名称 | 国名 | 内容 | 契約締結日 |
ファルテック(株) | 日本 | ウィンドモールディング及びその製造方法 | 2000.04.01より 当該製品の製造期間 |
技術供与契約(2009年3月現在)
相手方の名称 | 国名 | 内容 | 契約締結日 |
Metzeler | 英国 | 自動車用ウェザーストリップの製造技術 | 1988.11.25より 当該製品の製造期間 |
ルノーサムソン | 韓国 | 車体シール部品の技術援助契約 | 2003.03.01より 当該製品の製造期間 |
設備投資
設備投資費 | (単位:百万円) |
2009年3月期 | 2008年3月期 | 2007年3月期 | |
全社 | 約2,200 | 約1,700 | 約2,300 |
車体部品部門 | 約1,100 | 約700 | 約1,600 |
防振部品部門 | 約400 | 約400 | 約200 |
ブレーキ部品部門 | 約300 | 約300 | 約300 |
-生産ラインのモデルチェンジ対応、合理化投資などを重点的に実施。
設備の新設
事業所名 | 所在地 | 設備の内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手 | 完成予定 | 完成後の 増加能力 |
(株)キヌガワ郡山 | 福島県 郡山市 |
車体部品 製造設備 |
62 | 2009年4月 | 2010年3月 | * |
(株)キヌガワ大分 | 大分県 中津市 |
車体部品 製造設備 |
40 | 2009年4月 | 2010年3月 | * |
(株)キヌガワ防振部品 | 栃木県 真岡市 |
防振部品 製造設備 |
64 | 2009年4月 | 2010年3月 | * |
帝都ゴム(株) 本社工場 |
埼玉市 入間市 |
ブレーキ部品 製造設備 |
71 | 2009年4月 | 2010年3月 | * |
Kinugawa (Thailand) Co., Ltd. | タイ国 アユタヤ県 |
車体部品 製造設備 |
222 | 2009年1月 | 2009年12月 | * |