IAC (International Automotive Components) Group 2008年12月期 - 2009年12月期の動向

ハイライト

近年の動向

買収

<2009年>
-2009年6月、ドイツのStankiewicz GmbHとGimotive GmbH (総称「Stankiewicz」)の一部事業買収に関して、正式契約を調印。Stankiewiczは遮音材、制振材、吸音材、フロアカバー等のメーカーで、2008年12月に破産申請していた。この買収により同グループは、ドイツ、ベルギー、チェコ、ポーランドの生産拠点9カ所を取得することになる。(2009年6月22日付プレスリリースより)

<2008年>
-2008年8月、Visteonの英国のHalewood工場を買収。同工場はJaguarとLand RoverのHalewood工場に納入するインストルメントパネル、コックピットシステムとコンソールの組立を行っている。売上規模は年間約150百万米ドル。(2008年8月29日付プレスリリースより)

受賞

<IAC北米>
会社 子会社/生産拠点/製品など
2009 Challenging Spirit Award ホンダ -
2009 Productivity Improvement Award ホンダ -
2009 Regional Supplier Quality Award Finalist Renault Nissan Toluca,
Monterrey
2009 Supplier of The Year GM -
2009 Delivery Performance and Productivity Improvement Award ホンダ -
2008 Supplier of the Year GM -
2008 TEMA Technology & Development Award トヨタ -

設備投資

海外投資

<中国>
-2009年2月、同グループは中国の重慶新工場で竣工式を行った。この工場では、2008年10月から自動車内装部品・システムの生産を開始。中国国内で販売される乗用車に、インストルメントパネルやドアパネルアッセンブリーなどを供給している。同社が長安福特馬自達汽車(Changan Ford Mazda Automobile Co., Ltd.)から受注した内装部品は、この新拠点から納入する予定。(2009年2月18日付プレスリリースより)

<ブラジル>
-2009年同社の南米拠点であるPlascarは、ブラジル・サンパウロ州のPindamonhangabaに工場を開設した。インストルメントパネルやバンパーなどの内外装部品を生産し、まずは同州とリオデジャネイロ州に拠点を置く自動車メーカーに供給する。(2009年9月21日プレスリリースより)

<インド>
-2008年9月、Puneの新工場建設予定地で起工式を実施。工場面積は約150,000平方フィート。投資額は約25百万ドルの見込み。新工場では、インストルメントパネル、コックピットシステム、ドアアッセンブリーなどの自動車用内装部品を生産し、インドの乗用車・中大型トラックメーカーに供給する予定。2009年第3四半期までに工場とエンジニアリングセンター建設し、開発・量産に着手する予定。既に同グループは、Mahindra & Mahindraのユーティリティビークル、Mahindra Navistar Automotive Ltd. (MNAL)の中大型トラック、Volkswagen 「Polo」向けの部品を受注している。(2008年9月12日付プレスリリースより)