Valeo Group (China) [Valeo Group (中国事業)] 2012年12月期の動向

ハイライト

事業概要
- Valeo Groupは中国での売上高を2015年までに現在の2倍、15億ユーロにする計画である。2020年にはその倍の30億ユーロを目指す。この目標の実現のため従業員を2015年までに現在の9,600名から15,000名に増員する。またValeo Group全体の売上に占める中国市場での売上は、2011年の8%を2015年に11%前後まで引き上げる。Valeo Groupは1994年に中国に進出して以来各地で事業を展開し、現在21の生産拠点と12の研究開発センターを保有している。(2012年5月1日付け各種リリースより)

合弁会社
- 市光工業は、業務提携している仏Valeoと、中国にあるランプ関係子会社と関連会社の再編で基本合意したと発表した。両社の中国にある子会社などの大半を、両社の中国地区事業統括会社として新設したValeo市光ホールディングの傘下に入れる。中国統括会社の出資比率はValeoが85%、市光が15%とする。(2012年9月11日付日刊自動車新聞より)

サプライヤー審査に合格
- 天海汽車電子集団公司の電子事業部は2012年7月、Valeo Groupのフランス本部SQAとアジア地区購買主管によるサプライヤー審査に合格した。これによりVolvo向けのヘッドライトコントローラーの供給資格を得た。(2012年8月13日付けプレスリリースより)

新工場
- Valeo Group (China) のコンフォート・ドライブアシストシステム事業部門の広州法雷奥耐路志電機 (Valeo Guangzhou Niles Electronics Co., Ltd.) は2012年5月11日工場オープニングセレモニーを行った。Valeo中国にとって22番目の生産拠点となる。同工場の従業員数は現在160名であるが将来的には1500名規模とする計画。製品は自動車用スイッチなど。(2012年5月14日付け各種リリースより)

開発動向

新製品

-中国・北京で開催されている「オートチャイナ2012 (北京モーターショー)」で、燃費効率を高めつつ運転をより楽しいものにする5つのイノベーションを展示している。ドライバーのステアリング操作なしで縦列駐車とバック駐車をサポートする第2世代の駐車支援システム「パーク4U」をはじめ、エアインテークモジュールや小型LEDヘッドランプのほか、パワートレーン向け電子化ソリューション「ハイブリッド4オール」、従来のATに比べ10%近い燃費改善に貢献する「ダブルドライクラッチトランスミッション」など最新技術と製品を披露している。また、Citroenのコンセプトカー「Numero 9」に、同社の「FullLED」ヘッドランプの新製品が搭載されたと発表。(2012年4月23日付プレスリリースより)

 

研究開発施設

名称 製品
部門
所在地 業容
上海テクニカルセンター 法雷奥汽車空調系統中国技術中心
(Valeo Climate Control Systems China Technical Center)
クライメート コントロール 上海 -OEM供給する中国メーカーへの技術支援。

-アジア及び新興市場における技術支援。
法雷奥汽車冷却系統中国技術中心
(Valeo Engine Cooling Systems China Technical Center)
エンジンクーリング
法雷奥雨刮系統亜洲技術中心
(Valeo Wipers Systems Asia Technical Center)
ワイパーシステム
法雷奥集団照明系統中国技術中心
(Valeo Lighting Systems China Technical Center)
ライティングシステム 湖北省
武漢
-中国および全世界向けにライティングシステム製品を開発。
法雷奥深圳電子件専業中心
(Valeo Shenzhen Electrical Technical Centre)
インテリアコントロール 広東省
深圳市
-インテリアコントロール製品の研究開発

設備投資

国内事業へ投資

-1.12億元を投資し、武漢開発区に位置する武漢工場の3度目の拡張工事を行う計画。完成後、年産ヘッドライトおよびテールライトはそれぞれ50万個増加し、年間総生産能力はライト500万個、営業収益は17億元となる。 (2012320日付けプレスリリースより)