(株) 村田製作所 2010年3月期の動向

ハイライト

業績

( 単位:百万円 )
  2010年
3月期
2009年
3月期
増減率 (%) 要因
全社
売上高 530,819 523,946 1.3 -
営業利益 26,730 (16,287) - -売上高の増加による増益効果。
-固定費削減などの収益改善策による経営体質の改善。
当期純利益 24,757 3,588 590.0 -
カーエレクトロニクス市場
売上高 66,500 54,000 23.2 -ディーゼルエンジン向けアクチュエーター、バックソナー向け超音波センサーが大幅増。


>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

2011年3月期 業績見通し

  2011年3月期 予想 2010年3月期 実績
前期比 前期比
製品別売上予想
全社 11% 1.3%
コンデンサ 16% 程度 (0.9%)
圧電製品 11% 程度 7.8%
その他コンポーネント 16% 程度 (4.9%)
通信モジュール 横這い 15.4%
その他モジュール 13% 程度 (15.6%)
用途別売上予想
カーエレクトロニクス市場 12% 程度 23.2%

開発動向

研究開発費

( 単位:百万円 )
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 41,649 46,832 42,281
コンポーネント事業 20,059 22,680 -
モジュール事業 8,682 9,350 -
その他事業 68 91 -
本社部門 12,840 14,711 -

 

研究開発体制

拠点 所在地 概要
野洲事業所 滋賀県 野洲市 -生産技術・電子材料・薄膜プロセス技術の研究開発
横浜事業所 横浜市 緑区 -情報通信・機能モジュール商品の開発
本社開発棟 京都府 長岡京市 -無線モジュール等の開発
-2007年10月に完成した、野洲、横浜に続く第3の拠点
八日市事業所 滋賀県 東近江市 -素材プロセス開発
次世代技術研究所 京都府 京都市 -新技術・新事業領域の研究開発

 

研究開発の成果(カーエレクトロニクス分野)

-チップタイプのNTCサーミスタ「ポジスタ」を検知素子に用いた、小型・高精度温度検知用リードサーミスタ「サーモストリング」を商品化した。ハイブリッド車(HEV)内の二次電池セルをはじめとする小型・高密度実装された電子機器内での過熱温度検知に使用できる。

設備投資

設備投資額

( 単位:百万円 )
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 22,868 65,427 125,557


-主な内容は、当社及び関連子会社における生産設備の増強・合理化等 12,947百万円、研究開発用設備の増強 3,710百万円、土地及び建物取得 1,838百万円。

-生産能力に著しい影響を及ぼす除却、売却等はない。

 

設備の新設計画

会社名・事業所名
(所在地)
設備の内容 投資予定
総額
(百万円)
着手 完了
予定
Wuxi Murata Electronocs Co., Ltd.
(中国江蘇省無錫市)
コンポーネント生産設備等 9,500 2010年
4月
2011年
3月
(株)金沢村田製作所
(石川県白山市)
コンポーネント生産設備等 4,500 2010年
4月
2011年
3月
(株)出雲村田製作所
(島根県簸川郡斐川町)
コンポーネント生産設備等 4,500 2010年
4月
2011年
3月
(株)福井村田製作所
(福井県越前市)
コンポーネント生産設備等 4,000 2010年
4月
2011年
3月
(株)村田製作所
八日市事業所
(滋賀県東近江市)
コンポーネント生産設備等 3,000 2010年
4月
2011年
3月