Johnson Electric Group [徳昌電機] 2016年3月期の動向

業績

(単位:百万ドル)
2016年3月期 2015年3月期 増減率 (%) 要因
全社
売上高 2,235.95
2,136.05 4.68 1)
営業利益 207.20
242.78 - -
経常利益 206.64
249.06 -
純利益 182.75
219.81 -
自動車用製品グループ (APG)
売上高 1,423.20 1,457.45 - 2)


要因
1) 全社
-全社の売上高は前年比4.68%増の2,235.95百万ドル。買収したStackpole Internationalの5か月間の売上高182百万米ドルを加えたため増収となった。

2) 自動車用製品グループ
-同社最大の事業部門である自動車用製品グループの売上高は前年比2.35%減の1,423.20百万米ドルとなった。アジア、欧州、米州市場の売上は堅調に伸びた。

<地域別>
-為替の影響を除いた場合、2015年3月期から2016年3月期までの売上高は、全社で前年比5%増、アジアで同4%増、欧州で同5%増、米州で同4%増となった。

-アジア市場での販売は増加。エンジン冷却システム、エンジン排気コントロールシステム、サンルーフの売上が増加。この増加幅がフューエルポンプ、シートアジャスタ関連製品の減少分を補った。

-欧州では、多くの製品の売上が増加。特に空調アクチュエーター、冷却油圧バルブアクチュエーターが増加。

-米州ではHVAC、ドアロックが牽引し増収。ただし、エンジン冷却システムの売上減がこれを一部相殺する形になった。

買収

-AML Développement の株式100%を65百万ユーロで買収すると発表。買収は2016年第2四半期に完了する予定。AML Développement は AML Systems のホールディングカンパニー。ヘッドランプのレベル調整、スマートアクチュエーター、ランプクリーニングシステムを生産している。本社はフランスにあり、現在約500名の従業員を擁している。(2016年2月5日付け会社公告より)

研究開発体制

-研究開発センターは、ドイツ、英国、イタリア、日本、米国、中国、イスラエル、スイスに保有。

設備投資額

(単位:百万ドル)
2016年3月期 2015年3月期 2014年3月期
合計 186.2 119.9 92.2