Exide Technologies 2009年3月期の動向

ハイライト

業績 (単位:千米ドル)
  2009年3月期 2008年3月期 増減率(%) 要因
全社
売上高 3,322,332 3,696,671 (10.1) -
粗利益 613,668 593,190 3.5 -
輸送機器部門売上高
北米輸送機器
1,136,631 1,126,388 0.9 1)
欧州/その他輸送機器 908,085 1,156,007 (21.4) 2)

要因
1)
-2009年3月期の売上高は、前年と比べ10.2百万ドル、比率にして0.9%の増加。これは、値上げによるもの。しかし、アフターマーケットおよびOEM向け販売数量の減少や鉛電池の平均価格下落による45.6百万ドルで一部相殺。アフターマーケットおよびOEM以外への鉛電池販売は、約21.3百万ドルと前年と比べ減少。

2)
-2009年3月期の売上高は前年と比べ、為替差益1.2百万ドルを除き、249.1百万ドル、比率にして21.6%の減少。主に、アフターマーケットおよびOEM向け生産数が減少したこと、電池市場価格の下落による63.2百万ドルの値下げが要因。しかし、アフターマーケットおよびOEM向け鉛電池以外製品の値上げで一部相殺した。


受注
-Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America(TEMA)から鉛酸バッテリーを受注したと発表。Toyotaの新型「Venza」向けで、既に出荷を開始している。テネシー州のBristol工場でスターターバッテリーを製造し、年間で最大7万5,000個をTMMKに納入する予定。(2009年3月25日付プレスリリースより)


合弁事業
-Exide Technologiesは、中国の鉛酸バッテリーメーカーLeoch Battery Corporation (Leoch)と法的拘束力を有さない覚書(MOU)を結んだと発表。両社は中国に合弁会社を設立し、自動車用バッテリーおよび関連部品を生産、販売、供給することで合意した。同社が新会社の過半数株式を取得する意向。(2008年12月18日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制
-ジョージア州Alpharettaの本社内に先進技術の研究開発組織(「Advanced Research and Development Organization」)を立ち上げると発表。この新組織は、ハイブリッド車向け、ならびに再生可能エネルギーストレージ向けの先進的な鉛酸バッテリーシステムやリチウムイオンバッテリーなどの開発を行う。また、同じくAlpharettaに、輸送機器事業(Transportation)の拠点となるグローバル開発センターを設立する計画。(2008年10月8日付プレスリリースより)


特許、商標
-約293件の商標(トレードマーク)を取得、また他社から約19件のグローバルな商標使用を許諾。

-現在、全世界で350件以上(全部もしくは一部)の特許取得または申請中。