Exide Technologies 2006年度の動向
ハイライト
業績
単位:千米ドル | 2006年度 (2007年3月期) |
2005年度 (2006年3月期) |
増減率 (%) | 要因 |
全社 | ||||
売上高 | 2,939,785 | 2,819,876 | 4.3% | - |
粗利益 | 472,776 | 406,831 | 16.2% | |
輸送機器部門売上高 | ||||
北米輸送機器 |
930,334 | 913,317 | 1.9% | 下記 (1) 参照 |
欧州/その他輸送機器 | 832,219 | 810,894 | 2.6% | 下記 (2) 参照 |
備考
(1) 売上高は、2006年度にくらべ、17百万米ドル(1.9%)の増収。主たる要因は、鉛その他の原材料及びエネルギーのコストアップを一部価格に転嫁できたことよる。ただし、不採算事業からの撤退や受注の削減に加え、OEM市場及び補修部品市場の販売が鈍化したため北米輸送機器分野の売上げは鈍化。
(2)
為替差益分(4,230万米ドル)を除く売上は2,100万ドル(2.6%)の減少。平均販価の引き上げで一部補ったものの、補修部品市場向けの数量減が主な原因。
受注
-2006年4月、同社のテネシー州Bristol工場がFordの様々の乗用車用にOEバッテリーを生産する工場として認定されたと発表した。搭載されるモデルは、Ford
Crown Victoria、Eシリーズ、Escape、Freestyle、Focus、Five Hundred、Fシリーズ、Taurus、Mercury、Grand
Marquis、Mariner、Montego、Mazda Tribute。(4月24日付同社プレスリリースより)
-2007年3月、Toyota Motor Engineering & Manufacturing North Americaとの間で、新規製品供給契約を結んだ、と発表した。Toyota
Motor Manufacturing, Texas, Inc. (TMMTX)で組立てられる次世代Toyota Tundra搭載用の鉛酸バッテリー出荷を既に開始している。TMMTは、Toyotaが1,280百万ドルを投じ、テキサス州サンアントニオに建設した車体組立工場で、2006年11月に操業を開始した。納入する鉛酸バッテリーは、受注契約条件に基づき、同社のテネシー州ブリストル工場で生産し、その後、テキサス州サンアントニオ工場から完成品として出荷される。
(3月19日付けプレスリリースより)
リストラプラン
-2006年度、同社は組織を簡素化し、不必要なコストを削減するために、業務の変更を引き続き行った。
2006年4月、ルイジアナ州Shreveportにある鉛酸バッテリー工場を2006年6月22日付で閉鎖すると発表した。同工場では、他のアフターマーケット顧客に加えFord向けに自動車用バッテリーを生産している。Shreveport工場のバッテリー生産は、同社の複数の他工場に吸収される。
開発動向
-2007年3月末時点で、約300件の商標(トレードマーク)を保有、また他社より20件弱のグローバルな商標使用許諾を受けている。
-事業において多数の特許を開発、現在全世界で特許375件(全部あるいは一部)を保有または申請中。