MANN+HUMMEL 2006年度の動向
ハイライト
業績
グローバル展開
北米: ArvinMeritorの北米Purolatorフィルター事業の買収>>"企業買収"参照
インド:2006年8月にTumkur工場が操業開始
タイ:営業所を開設
アラブ首長国連邦:営業所を開設
韓国:子会社設立
欧州での成長
ハンガリー:子会社設立
フランス:新開発生産センター設立のため、拠点数か所を統合。同センターは2006年11月に開設
チェコ:Okrisky工場を大幅増強。新たな生産及びロジスティクス施設を建設
ボスニアヘルツェゴビナ:MANN+HUMMEL BA J.S.C.とUNICO-FILTER*ブランドの統合が2006年の計画通り完了
*2005年12月買収
ドイツ:Speyer、Bad Harzburg、並びにMarklkofen工場を拡張、設備を更新。
受注
-2006年1月、新型バイパスバルブをDaimlerChryslerのガソリンエンジンとAudiのV型8気筒Ottoエンジンに供給すると発表した。この新型バイパスバルブは、オイルセパレーションシステムの気圧低下が有毒排気の発生やエンジンの損傷につながることを防止する。
-2006年6月、Mercedes Benz 500シリーズのActrosエンジン用に開発した革新的なレゾネーターを発表。MANN+HUMMWLはこの音響部品をDaimlerChryslerと密接な協力の下に開発。V6及びV8のActrosエンジンはシングルまたはダブルのエア・コンプレッサー用のレゾネーターを装着する。振動溶接が使われ、オイル及び温度に耐用性がある35%グラスファイバー・ポリアミドレゾネーター。
-日本カーメーカーへ初のオイルモジュールを納入
企業買収
-2006年3月30日付けで、MANN+HUMMELは、ArvinMeritorから北米のPurolatorフィルター事業を同社とBosch Groupが買収。同事業は、Purolator Filters NA, LLC.の新会社で継続される。Purolator社における2005年の同事業売上高は267百万ドル。従業員数は約1000名。ノースカロライナ州Fayettevilleで、OE用、アフターマーケット用双方のフィルターを製造し、ユタ州Salt Lake Cityに小型の配送センターを有する。主な販売先は北米市場。
2007年度の展望
-供給ネットワークを拡大し続けることで、特にアジア、東欧での売上成長を見込む。
好調な市場環境を背景として、売上と利益は2006年度並の数値を想定、また投下資本収益率については数値アップを目標としている。
(単位: 百万ユーロ) |
2006年度 | 2005年度 | 増減率 |
備考 |
グループ全体 | ||||
売上高 | 1,595.7 | 1,377.3 | 15.9% | -売上高は前年比15.9%増加で、1,595.3百万ユーロ。内部成長分が8.7%。残りの7.2%は、米国、ボスニア・ヘルツエゴビナ・韓国の合弁企業の業績。 |
EBIT | 73.5 | 59.3 | 23.9% | -売上の大幅増とコスト抑制が高利益を生み出した。 -EBITは前年度の59.3百万ユーロから73.5百万ユーロへ増加。(前年比+23.9%) -厳しい環境下、特に原材料コストの上昇という不利な条件にも拘わらず、売上高利益率(EBIT)は僅かに改善し4.6%を確保(前年は4.3%) |
自動車OE部門 | ||||
売上高 | 751.2 | 698.3 | 7.6% | -欧州での売上が5.5%増加し、586.4百万ユーロ。 -南米、北米は、売上は16.3%増加し、147.5百万ユーロ、アジアでは8.1%増の17.3百万ユーロ。 -エア及びフリュイドマネジメント製品分野での生産開始、及び欧州生産拠点の生産効率/供給力向上が売上増に寄与。 |
北米: ArvinMeritorの北米Purolatorフィルター事業の買収>>"企業買収"参照
インド:2006年8月にTumkur工場が操業開始
タイ:営業所を開設
アラブ首長国連邦:営業所を開設
韓国:子会社設立
欧州での成長
ハンガリー:子会社設立
フランス:新開発生産センター設立のため、拠点数か所を統合。同センターは2006年11月に開設
チェコ:Okrisky工場を大幅増強。新たな生産及びロジスティクス施設を建設
ボスニアヘルツェゴビナ:MANN+HUMMEL BA J.S.C.とUNICO-FILTER*ブランドの統合が2006年の計画通り完了
*2005年12月買収
ドイツ:Speyer、Bad Harzburg、並びにMarklkofen工場を拡張、設備を更新。
受注
-2006年1月、新型バイパスバルブをDaimlerChryslerのガソリンエンジンとAudiのV型8気筒Ottoエンジンに供給すると発表した。この新型バイパスバルブは、オイルセパレーションシステムの気圧低下が有毒排気の発生やエンジンの損傷につながることを防止する。
-2006年6月、Mercedes Benz 500シリーズのActrosエンジン用に開発した革新的なレゾネーターを発表。MANN+HUMMWLはこの音響部品をDaimlerChryslerと密接な協力の下に開発。V6及びV8のActrosエンジンはシングルまたはダブルのエア・コンプレッサー用のレゾネーターを装着する。振動溶接が使われ、オイル及び温度に耐用性がある35%グラスファイバー・ポリアミドレゾネーター。
-日本カーメーカーへ初のオイルモジュールを納入
企業買収
-2006年3月30日付けで、MANN+HUMMELは、ArvinMeritorから北米のPurolatorフィルター事業を同社とBosch Groupが買収。同事業は、Purolator Filters NA, LLC.の新会社で継続される。Purolator社における2005年の同事業売上高は267百万ドル。従業員数は約1000名。ノースカロライナ州Fayettevilleで、OE用、アフターマーケット用双方のフィルターを製造し、ユタ州Salt Lake Cityに小型の配送センターを有する。主な販売先は北米市場。
2007年度の展望
-供給ネットワークを拡大し続けることで、特にアジア、東欧での売上成長を見込む。
好調な市場環境を背景として、売上と利益は2006年度並の数値を想定、また投下資本収益率については数値アップを目標としている。
開発動向
研究開発体制
-2006年末現在、約2,800件の特許を国の内外で登録済み。
-マン・ウント・フンメル和興(MANN+HUMMEL社と和興フィルターが日本に設立したオイルフィルター、エアフィルターなどを販売する合弁会社)は、株主であるMANN+HUMMEL社と和興フィルタテクノロジーに、それぞれの設計部門に開発の一部を委託する仕組みを構築して、主に日系自動車メーカーの要求に沿った、競争力のある商品開発に結び付けていく。開発力を強化して日系自動車メーカーからの吸気系システムの新規受注増加に対応し、販売を増やす。また開発力の強化は、受注拡大には必要不可欠。グループ間の開発部門の連携を強化して、競争力のある商品開発に結び付けていく。
製品開発
-2006年度は顧客要望の変化に対応するためのけ研究開発費が増加。例えば、エアフィルターエレメントに蓄積されたすす粒子を収集する試験装置の開発。この装置を使用することによって、本来長期間の実地試験で測定評価するフィルターエレメントの稼働性能を、数時間でしかも殆ど実地に近い条件下で、シミュレーションすることができる。
-2006年3月、従来のフィルターペーパーと比べて効率が4倍の新フィルターメディア
「MULTIGRADE F」を開発したと発表。このフィルターは、初期ろ過処理効率を現状の85-99% から95-99.9% へと向上させる。圧縮セルロースの担体層と組み合わせたメルトブロウン超微細繊維を使うことにより、ディーゼル燃料フィルター効率を大幅に向上させた。
-2006年末現在、約2,800件の特許を国の内外で登録済み。
-マン・ウント・フンメル和興(MANN+HUMMEL社と和興フィルターが日本に設立したオイルフィルター、エアフィルターなどを販売する合弁会社)は、株主であるMANN+HUMMEL社と和興フィルタテクノロジーに、それぞれの設計部門に開発の一部を委託する仕組みを構築して、主に日系自動車メーカーの要求に沿った、競争力のある商品開発に結び付けていく。開発力を強化して日系自動車メーカーからの吸気系システムの新規受注増加に対応し、販売を増やす。また開発力の強化は、受注拡大には必要不可欠。グループ間の開発部門の連携を強化して、競争力のある商品開発に結び付けていく。
製品開発
-2006年度は顧客要望の変化に対応するためのけ研究開発費が増加。例えば、エアフィルターエレメントに蓄積されたすす粒子を収集する試験装置の開発。この装置を使用することによって、本来長期間の実地試験で測定評価するフィルターエレメントの稼働性能を、数時間でしかも殆ど実地に近い条件下で、シミュレーションすることができる。
-2006年3月、従来のフィルターペーパーと比べて効率が4倍の新フィルターメディア
「MULTIGRADE F」を開発したと発表。このフィルターは、初期ろ過処理効率を現状の85-99% から95-99.9% へと向上させる。圧縮セルロースの担体層と組み合わせたメルトブロウン超微細繊維を使うことにより、ディーゼル燃料フィルター効率を大幅に向上させた。
設備投資
設備投資費用
2006年度の投資概要
2006年度に実施した投資活動の多くが集中した事業領域は自動車OEM部門の顧客のオーダーに応じたもの。事業部門全体でみると、大型なものはドイツ、チェコ、フランス、アルメニア、インド、メキシコとブラジルなど。
-インドの新工場設立とBosnia-Herzegovinaの工場の拡張工事が現在進行中。
2006年度 | 2005年度 | 2004年度 | |
単位:百万ユーロ | 67.3 | 74.8 | 79.9 |
2006年度に実施した投資活動の多くが集中した事業領域は自動車OEM部門の顧客のオーダーに応じたもの。事業部門全体でみると、大型なものはドイツ、チェコ、フランス、アルメニア、インド、メキシコとブラジルなど。
-インドの新工場設立とBosnia-Herzegovinaの工場の拡張工事が現在進行中。