Dongfeng Electronic Technology Co., Ltd. (DETC) [東風電子科技股份有限公司] 2010年12月期の動向

ハイライト

業績

百万元 2010年12月期 2009年12月期 増減率 要因
売上高 2,306.67 1,289.98 78.81% -新市場開拓策、品質管理強化、リードタイムの短縮、在庫圧縮、労務費削減、経営管理の効率化などの施策が効果を発揮した。
-中国国内市場の急成長。
-主要製品の販売が大幅増加。
利益 248.32 49.70 399.64% -最近開発された新製品のインストメーター、センサー、フレキシブルシャフトが利益に寄与した。
経常利益 243.90 49.00 397.75%
純利益 218.61 43.22 405.81%

 

株主変更

-親会社の東風汽車は新たに法人格を有する部品業務統括会社を設立する。東風汽車は現在保有している、同社を含む部品生産子会社の株式をこの新会社に移譲する予定。(2009年12月31日付会社公告より)

-東風汽車有限公司(略称:東風)と東風汽車零部件(集団)有限公司(略称:零部件)は4月15日株式譲渡の合意書に調印した。即ち、東風はその保有する同社の株式2.03億株(全体の65%相当)をすべて零部件に譲渡する。ただし零部件は東風の子会社であるため同社の実質的支配会社は東風のままである。(2010年4月20日付会社公告より)

-子会社「襄樊東弛汽車部件有限公司」の株式55%を同じく子会社「東風襄樊儀表系統有限公司」に譲渡し、襄樊東弛の再編を行う。襄樊東弛はその製品を襄樊儀表に納めており、従来より襄樊儀表の管理下にあるが、管理を更に強化するため再編を行う。(2010年5月11日付会社公告より)

企業買収

-ケーヒンとの合弁会社「湛江徳利化油器有限公司(Zhanjiang Derry Carburetor Co., Ltd.)」の株式のうち、ケーヒンの持ち分である20%の株式を取得する。投資規模の縮小を進めているケーヒンから湛江徳利の出資各社に対して先ごろ正式に撤退の申し入れがあった。湛江徳利の将来性と収益性を見据え同社がこれを引き受けることになった。(2011年2月1日付会社公告より)

開発動向

研究開発活動として、最先端の開発センターの建設がある。カーメーカーと共同で製品開発をすすめている。

現在開発中の製品群:
-統合インストパネル
-ABS/ASRシステム
-エアディスクブレーキアッセンブリー
-車載ECU
-CV/PVトリム
-ジェネレーター/スターターモーター
-カーナビシステム
-センサー

2010年、新品開発が25品目、全部量産が開始;33件の特許が承認された。

設備投資

2010年の主な投資プロジェクト

(単位:百万元)
プロジェクト 予算
(百万元)
2010年度の投資
 (百万元)
投資済額の
対予算比率
情報システムハードウェア改善 1.48 1.26 80%
インストパネルメーターモールディング 0.42 0.38 90%