Hankook Tire Co., Ltd. [ハンコックタイヤ (株)] 2014年12月期の動向

業績 (連結) (単位:百万ウォン)
2014年
12月期
2013年
12月期
増減率 (%) 備考
売上高 6,680,847 7,069,237 (5.5) -ウォン安等の影響で売上高が減少したものの、超高性能タイヤの拡販や高級車メーカーへの新車用タイヤ供給の拡大等によって、営業利益は昨年度と同水準に留まる。
営業利益 1,031,636 1,031,006 0.1
当期純利益 699,295 735,031 (4.9) -

受注

Ford
-Ford 「Mustang」 2015年モデルの新車装着用として、「Ventus S1 Noble2」 タイヤを納入すると発表した。タイヤサイズは235/55R17H。(2015年2月10日付プレスリリースより)

-Ford 「Lincoln Navigator」 の2015年モデルに 「Dynapro HT」 タイヤを供給すると発表した。ハンコックタイヤは 「Lincoln」 ブランドのセダン 「MKT」 および 「MKZ」 に新車装着用タイヤを納入している が、同ブランドのSUVに対する納入は今回が初めてとなる。(2014年10月8日付プレスリリースより)

Daimler
-Daimlerのミニバン 「Mercedes-Benz V-Class」 の新車装着用として、「Ventus Prime2」 および 「Vantra LT」 タイヤを納入する。タイヤサイズは 「Ventus Prime2」 が225/55R17、「Vantra LT」 が205/65R16。これらのタイヤはハンコックのハンガリー工場で生産する。(2014年12月22日付プレスリリースより)

-Daimlerの商用車 「Mercedes-Benz Atego」 に新車装着用タイヤを供給する。同社が今回供給するのは 「A11H」 および 「DH05+」 タイヤの2種類。なお、ハンコックタイヤがMercedes-Benzのトラックに納入するのは今回が初めてとなる。(2014年11月13日付プレスリリースより)

-Daimler 「Mercedes-Benz C-Class」 に新車装着用タイヤ 「Ventus S1 evo2」 を供給する。タイヤサイズは225/50R17Wで、通常タイヤおよびランフラットタイヤの2種類を納入する。なお、タイヤの生産はハンガリー工場で行う。(2014年7月15日付プレスリリースより)

Audi
-Audi 「TT」 および 「TTS」 の新車装着用として、「Ventus S1 evo2」 タイヤを供給すると発表した。タイヤサイズは225/50R17、245/45R17、245/35R19。なお、タイヤの生産はハンガリー工場で行う。(2014年11月28日付プレスリリースより)

MAN
-2015年からMAN Truck & Bus AGに新車装着用タイヤを供給すると発表した。同社のタイヤ 「e-cube MAX」、「SmartFlex」、「SmartWork」 をMANの 「TGX」、「TGM」、「TGS」シリーズに納入する。なお、これらの車両はMANのドイツ、オーストリア、ポーランド工場で生産される。(2014年9月23日付プレスリリースより)

BMW
-BMW 「MINI」 向けの新車装着用タイヤを供給する。対象モデルは 「One」、「One D」、「Cooper」、「Cooper D」、「Cooper S」。タイヤの生産はハンガリー工場で行う。(2014年7月15日付プレスリリースより)

-BMW 「4 Series Coupe」の新車装着用として 「Ventus S1 evo2」 を供給すると発表した。タイヤサイズは225/50R17W。同社がBMWにタイヤを納入するのは 「1 Series」、「3 Series」、「5 Series」、「X5」、「MINI」 に続いて6車種目となる。(2014年4月1日付プレスリリースより)

買収

-Visteonは、同社が保有するHalla Visteon Climate Controlの株式約70%を、韓国の非公開投資会社Hahn & Companyの関連会社およびHankook Tireへ売却することで合意したと発表した。売却金額は約36億ドル。手続きは2015年上期に完了する見込み。(2014年12月17日付プレスリリースより)

事業提携

-フランスのソフトウェアメーカーDassault Systèmes S.A.と戦略的提携に関する了解覚書を締結した。Dassault Systèmesは商品ライフサイクルマネジメント (PLM) および3D関連ソフトウェアを製造・販売している。この提携により、新製品の研究開発から生産に至るまで、標準化された3Dソリューションによるシミュレーションを適用した性能試験が実施できるようになる。また、試験結果の統合分析を行うことで、開発リードタイムを最短化する計画。(2014年3月21日付プレスリリースより)

受賞

-ホンダから 「Excellence Award」 を受賞した。同社はホンダ 「Civic」 北米モデルに新車装着用タイヤを供給しており、その技術力および品質が認められたもの。ホンダの 「Excellence Award」 は約650のサプライヤーを評価対象とし、今回タイヤメーカーでは同社とブリヂストンが受賞した。(2014年6月3日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

拠点 所在地
中央研究所 (Main R&D Center) 韓国 大田 (Daejeon) 市
Akron Technical Center 米国 オハイオ州
China Technical Center (CTC) 中国 浙江省 嘉興 (Jiaxing) 市
Europe Technical Center (ETC) ドイツ ハノーバー
Japan Technical Liaison office (JTC) 日本 大阪府

-2014年6月10日、新しいハイテク研究開発センター建設の着工式を行ったと発表した。このセンターは大田市のHankook Technodomeと尚州市のHankook Tire Test Engineering Centerの2カ所から成る。そのうち、Hankook Technodomeの投資額は累計2,660億ウォンに達する見込み。竣工は2016年を予定している。Hankook Tire Test Engineering Centerの竣工は2018年の予定で、タイヤの測定試験を行うことになっている。(2014年6月16日付け各種リリースより)

研究開発費

(単位:百万ウォン)
2014年12月期 2013年12月期 2012年12月期
金額 155,294 123,936 47,558
対売上高比率 2.3 1.8% 2.1%

技術提携

-スペインの自動車開発支援企業IDIADA Automotive Technologyとの間で、タイヤ性能試験の共同研究を推進するための技術提携に関する了解覚書 (MOU) を締結した。また、ハンコックタイヤはIDIADA社内にテクニカルオフィスを設置。同社のドイツの開発拠点Europe Technical Center (ETC) と連携して研究開発活動を進めていく。(2014年8月8日付プレスリリースより)

-ドイツの特殊化学品メーカーLANXESSとの間で、高性能タイヤの原料開発に向けた技術提携に関する了解覚書(MOU)を締結した。両社はタイヤ開発の初期段階から、高機能性合成ゴムの原料開発等の共同研究を推進していく計画。(2014年2月27日付プレスリリースより)

研究開発実績

-同社が開発したタイヤ共鳴音低減技術 「Hankook Sound Absorber」 を採用した吸音タイヤ 「Ventus S1 noble2」 を完成車メーカーの新車装着用タイヤとして供給すると発表した。この技術は、ポリウレタン素材の吸音パッドをタイヤ内部に付着することで共 鳴音を吸収し、走行中の騒音を減少させるもの。なお、同社はこのタイヤを海外のプレミアムブランド向けに納入するための開発を現在進めている。(2014 年11月3日付プレスリリースより)

設備投資

設備投資額 (2014年12月期)

(単位:百万ウォン)
総投資額 投資済み額
韓国 増設 110,584 74,675
維持補修 215,238 160,571
中国 増設 291,194 133,083
維持補修 92,948 87,399
ハンガリー 増設 334,557 327,370
維持補修 15,729 10,579
インドネシア 増設 204,539 134,379
維持補修 3,786 2,603
米国 増設 76,914 37,373
維持補修 - -
合計 1,345,489 968,032

 

設備投資

<米国>
-米国テネシー州Clarksvilleで新工場の起工式を開催した。設備投資額は総額約8億米ドルで、2016年の完成を予定している。タイヤの生産能力は年間1,100万本規模となる見込み。なお、このテネシー工場は同社にとって海外8つ目のタイヤ生産拠点となる。(2014年10月10日付プレスリリースより)

<インドネシア>
-インドネシア子会社PT. Hankook Tire Indonesiaは、357百万米ドル (3,801億ウォン) を投じて工場増設を行うと発表した。投資期間は2014年1月から2015年12月まで。投資完了後、乗用車および小型トラック用タイヤの生産能力は1日当たり16,900本となる見込み。(2014年1月17日付プレスリリースより)

工場稼働率

2014年12月期 2013年12月期
大田 (Daejeon) 工場 96.2% 96.2%
錦山 (Geumsan) 工場  96.2% 96.2%
中国・浙江省 嘉興 (Jiaxing) 工場 96.2% 96.4%
中国・江蘇省 淮安 (Huaiyin) 工場 95.1% 95.6%
中国・重慶 (Chongqing) 工場 75.9% 93.2%
ハンガリー工場 94.5% 94.5%
インドネシア工場 91.0% 95.9%
平均 92.1% 95.4%