Hankook Tire Co., Ltd. [ハンコックタイヤ(株)] 2013年12月期の動向

ハイライト

2013年12月期のハイライト

業績 (連結) (単位:百万ウォン)
2013年
12月期
2012年
12月期(*)
増減率 (%) 備考
売上高 7,069,237 2,317,223 205.1 -
営業利益 1,031,006 308,592 234.1 -
当期純利益 735,031 231,014 218.2 -
*会社分割により、対象期間は2012年9月1日~2012年12月31日。

受注

BMW
-BMW「X5」の新車装着用として「Ventus S1 evo2 SUV」タイヤを供給する。同社がBMWからタイヤを受注するのは「MINI」、「1 Series」、「3 Series」、「5 Series」に続いて5モデル目となる。(2013年11月27日付プレスリリースより)

-BMWから「5 Series」向けの新車装着用タイヤを受注し、2013年8月より「Ventus S1 evo2」タイヤを供給している。タイヤサイズは225/50R17W。なお、対象モデルは「520i」、「528i」、「530i」、「535i」、「520d」など。(2013年9月2日付プレスリリースより)

Daimler
-Daimlerから「Mercedes-Benz S-Class」向けの新車装着用タイヤを受注し、2013年6月より「Ventus Prime2」タイヤを供給している。タイヤサイズは245/55R17W。また、2013年9月から「Mercedes-Benz E-Class」向けに「Ventus S1 evo2」タイヤを供給している。タイヤサイズは225/50R17W。(2013年9月2日付プレスリリースより)

トヨタ
-トヨタの北米向け「Corolla」2014年モデルの新車装着用タイヤを受注した。2013年7月より「Optimo H426」タイヤを供給している。タイヤサイズは195/65R15S。(2013年9月2日付プレスリリースより)

日産
-日産の北米向け「Altima」2014年モデルの新車装着用タイヤを受注した。2013年7月より「Optimo H426」タイヤを供給している。タイヤサイズはP215/60R16T。(2013年9月2日付プレスリリースより)

ホンダ
-ホンダの北米向け「Civic」2013年モデルの新車装着用タイヤを受注した。2013年1月より「Optimo H426」タイヤを供給している。タイヤサイズはP205/55R16H。(2013年9月2日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

拠点 所在地
中央研究所
(Main R&D Center)
韓国
大田 (Daejeon) 市
Akron Technical Center 米国
オハイオ州
China Technical Center
(CTC)
中国
浙江省
嘉興 (Jiaxing) 市
Europe Technical Center
(ETC)
ドイツ
ハノーバー
Japan Technical Liaison office
(JTC)
日本
大阪府

-2013年9月、慶尚北道の尚州 (Sangju) 市との間で、「Hankook Tire Test Engineering Center」建設に関する投資了解覚書 (MOU) を締結した。同社は2020年までに総額2,535億ウォンを投資し、約132万平方メートル規模で韓国最大級のタイヤ走行試験場を設立する。新試験場では超高性能(UHP)タイヤに加えて、トラック・バス用タイヤの性能試験も実施する。また、試験用タイヤの製造機能なども備え、設計・製造・試験・分析を同時に行える拠点とする。なお、同社は今後、国内の大田 (Daejeon) 市に中央研究所を新設する計画も進めている。(2013年9月12日付プレスリリースより)

-2013年1月、韓国国内に中央研究所を新設すると発表した。大田 (Daejeon) 広域市に位置する大徳研究開発特区 (Daeduck Research Complex) 内に建設し、延床面積は約99,174平方メートルの見込み。2015年の完成を目標としている。 (2013年1月8日付プレスリリースより)

研究開発費

(単位:百万ウォン)
2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
金額 123,936 47,558 116,721
対売上高比率 1.8% 2.1% 1.8%

研究開発実績

-2013年9月、量産型の燃料電池セパレータを開発したと発表。同社の持つ炭素複合材料およびモールディング成形の技術を活用し、量産を実現することでコスト削減につなげた。また、カーボンブラックを混合させることにより、電気伝導性も向上させた。(2013年9月10日付プレスリリースより)

設備投資

設備投資額 (2013年12月期)

(単位:百万ウォン)
総投資額 投資済み
韓国 増設 51,977 40,308
維持補修 328,820 141,681
中国 増設 69,628 30,480
維持補修 101,717 95,561
ハンガリー 増設 240,450 80,637
維持補修 15,256 13,755
インドネシア 増設 50,643 40,050
維持補修 - -
合計 858,491 442,472

 

設備投資

<米国>
-2013年10月、約8億米ドルを投資して米国テネシー州にタイヤ新工場を建設すると発表した。2014年末に着工し、2016年から生産開始する。2018年12月に投資が完了すると、生産能力は年間1,100万本に達する見込み。(2013年10月14日付プレスリリースより)

<インドネシア>
-2013年9月、インドネシア工場の完工式を行った。この新工場は約3億5,300万米ドルを投資し、西ジャワ州ブカシに建設された。超高性能タイヤ、乗用車用タイヤ、ライトトラック用タイヤなどを年間600万本生産する計画。なお、このインドネシア工場の完成に伴い、同社は2013年に全世界で9,380万本のタイヤを生産する見込み。(2013年9月17日付プレスリリースより)

<中国>
-2013年6月、中国の重慶 (Chongqing) 新工場でトラック・バス用タイヤの量産を開始した。生産能力は1日当たり2,400本。また同社は今後、重慶工場に乗用車用タイヤの生産ラインも設置する計画。(2013年7月31日付プレスリリースより)

<ハンガリー>
-2013年5月、ハンガリー政府との間で、同社ハンガリー工場の増設投資に関する意向書を締結した。2015年までに313百万ユーロを投資する。2013年7月に着工し、2015年から本格稼働の予定。これにより同工場のタイヤ生産能力は年間17百万本規模に増加する見込み。なお、同社のハンガリー工場は2007年に稼働開始。乗用車用タイヤ、SUV用タイヤ、ライトトラック用タイヤなどを生産している。また、年産能力は2010年6百万本、2011年9百万本、2012年12百万本と推移している。(2013年5月30日付プレスリリースより)