Robert Bosch Korea Ltd. [韓国ロバートボッシュ(株)] 2013年12月期までの動向

ハイライト

業績 (単独)

(単位:百万ウォン)
2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
売上高 421,203 228,941 218,522
営業利益 (98,527) (8,024) 11,565
当期純利益 (115,979) (13,006) 8,928

生産関連

-2013年1月、大田 (Daejeon) 工場におけるコモンレールインジェクターの累積生産数量が2,000万個を突破したと発表。同社の大田工場は1995年に設立され、2002年12月よりコモンレールインジェクターの生産を開始した。同工場で生産されるディーゼルエンジン用部品は、韓国国内の全自動車メーカーに採用されている。(2013年1月24日付プレスリリースより)

受賞

-同社ディーゼルシステム事業は、現代・起亜自動車グループより2012年の「Supplier of the year」を受賞したと発表。同グループのディーゼルエンジン開発に貢献した点が高く評価されたもの。(2013年1月11日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制

-2007年10月、京畿道・竜仁 (Yong-in) にて技術研究所の増築を記念する行事を行った。研究所には最先端の試験設備やアプリケーション設備を備え、100余名の研究員がアプリケーション研究を推進する。韓国には3,000名余りの従業員が勤務しており、そのうち300名以上が研究開発活動に従事している。(2007年10月19日付プレスリリースより)

-2005年11月、京畿道・竜仁 (Yong-in) に位置するR&Dセンター増築の起工式を行なった。今回の増築は2005年4月にBoschと韓国政府が了解覚書を締結した、1,400億ウォンを越える規模の新規投資案件の一環。延べ面積2,101坪を確保し、新たに事務棟などを建設する計画で、2006年11月に完工予定。(2005年11月11日付プレスリリースより)

-1996年、京畿道・竜仁 (Yong-in) 市に技術研究所を設立。

研究開発活動

分野 活動内容
安全 -ABSおよびESP応用アプリケーション
-安全システム関連プロジェクト支援
環境・経済性 -ディーゼルおよびガソリンシステムのためのエンジン制御技術
-駆動システム開発
試験・応用開発 -ガソリンシステム、ディーゼルシステム、シャシーシステムの応用開発
-試験結果の信頼性向上

技術提携

-韓国の忠清大学校 (Chungcheong University) との間で、専門的人材育成のための産学連携協定を締結。同社は同校に対し、技術教育ノウハウ等が向上するよう積極的に協力を行い、優秀な学生には国内外で技術教育研修を受講する機会も与える。また、同校の学生は同社のグローバル教育課程を受講した後、試験の結果次第で同社またはその関連企業へ就職する道が開かれる。このように両者は、現場中心教育を通じてディーゼルの専門家育成に注力する計画。 (2007年5月9日付プレスリリースより)

設備投資

設備投資

-2013年6月、同社のガソリンシステム事業部は、2014年までに1,500億ウォンを投資すると発表。大田 (Daejeon) 工場におけるガソリン直噴エンジン用高圧ポンプの生産ラインを拡充する計画。 (2013年6月4日付プレスリリースより)

-2012年末にかけて韓国国内で600億ウォン以上を投資すると発表した。韓国ロバートボッシュの大田 (Daejeon) 工場において、直接噴射式ディーゼルエンジン用の高圧燃料ポンプ (CP4) のライン増設などを行う。また、2013年には2012年比で2倍以上の金額を韓国に投資する計画。 (2012年9月25日付プレスリリースより)

-2012年2月、同社と韓国の大田 (Daejeon) 広域市は、投資に関する了解覚書 (MOU) を締結した。ディーゼル車用部品工場を増設することを骨子とする。これによりBoschは、コモンレール高圧ポンプ「CP4」、コモンレールインジェクター「CRI」 、「CRI2-20」の生産ラインを2013年までに設置する。このうち「CP4」の生産能力は年間50万台分。なお、Boschが欧州以外で「CP4」の生産ラインを設置するのは、今回が初めてとなる。 (2012年2月27日付プレスリリースより)

-2007年10月、京畿道の竜仁 (Yong-in) 市にて本社社屋の竣工および技術研究所の増築を記念する行事を行った。今回の新築・増築には217億ウォンを投資。Boschは2000年以降、韓国に総額3,700億ウォンを投資している。 (2007年10月19日付プレスリリースより)

-2005年12月、大田 (Daejeon) 市にて第2工場の竣工記念式典を行った。今回の工場建設は、2005年4月にBoschと韓国政府の間で了解覚書を締結した、1,400億ウォンを越える新規投資案件の一環。延べ面積3,783坪の敷地に3階建ての工場を建設し、ディーゼルエンジンやディーゼル燃料噴射インジェクター、燃料高圧ポンプ等の自動車コア部品を生産する。また、現在560名の従業員は2007年までに700名程度に増員される予定。同社は2002年12月よりコモンレールインジェクターの生産を開始しており、「2004年に150万個の生産を記録、2005年には220万個の生産を達成する見込み」と説明。 (2005年12月6日付プレスリリースより)

-2005年11月、Boschグループは2010年までに1億ユーロ以上を韓国に投資すると発表。特に、ディーゼルエンジンのコア部品であるコモンレールシステムの燃料噴射インジェクターと高圧燃料ポンプを生産する大田 (Daejeon) 工場に集中投資する予定。今回の投資決定には、韓国政府が欧州の排気 ガス排出基準を適用することになったという背景がある。また、竜仁 (Yong-in) の技術開発センターに対しても継続的に投資していく予定。(2005年11月28日付プレスリリースより)