Norsk Hydro 2007年度の動向
ハイライト
業績
要因
(1) 売上減少はマグネシウムとキャスティング事業の売却によるもの。存続事業の販売は好調に推移し売上増に貢献。出荷量は対前年比で15%増。精密チューブ製品と構造部品の出荷量が夫々10%、20%の伸び。
(2) 精密チューブ事業は好調に推移したもの、構造部品事業の損失幅の増加で相殺された。新規生産ラインの立ち上げ費用と新規契約にともなう費用発生などを背景とした2007年度の構造部品事業のマイナス幅は約1億ノルウェークローネ。
自動車部品事業 販売量
売却
-2007年度の第一4半期に、同社は自動車部品事業内のキャスティング部品の売却手続きを終了し、カナダBecancour工場を閉鎖。ドイツと中国のマグネシウム再溶解施設の売却契約も2007年7月に締結済み。残総事業も年度内に完了した。この結果、同社事業は精密チューブと構成部品に特化されることになる
(単位: 百万ノルウェークローネ) |
2007年度 | 2006年度 | 増減率 | 要因 |
全社 | ||||
売上高 | 94,316 | 98,752 | (4.5%) | - |
-営業利益(EBIT) | 9,930 | 10,165 | (2.3%) | - |
内自動車部品 | 6,506 | 10,317 | (37%) | (1) |
-営業利益(EBIT) |
(67) | (51) | - | (2) |
要因
(1) 売上減少はマグネシウムとキャスティング事業の売却によるもの。存続事業の販売は好調に推移し売上増に貢献。出荷量は対前年比で15%増。精密チューブ製品と構造部品の出荷量が夫々10%、20%の伸び。
(2) 精密チューブ事業は好調に推移したもの、構造部品事業の損失幅の増加で相殺された。新規生産ラインの立ち上げ費用と新規契約にともなう費用発生などを背景とした2007年度の構造部品事業のマイナス幅は約1億ノルウェークローネ。
自動車部品事業 販売量
(単位:千トン) | 2007年度 | 2006年度 | 2005年度 |
精密チューブ |
73 | 66 | 59 |
構造部品 | 44 | 36 | 41 |
合計 | 117 | 102 | 100 |
売却
-2007年度の第一4半期に、同社は自動車部品事業内のキャスティング部品の売却手続きを終了し、カナダBecancour工場を閉鎖。ドイツと中国のマグネシウム再溶解施設の売却契約も2007年7月に締結済み。残総事業も年度内に完了した。この結果、同社事業は精密チューブと構成部品に特化されることになる
開発動向
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設備投資
設備投資額
(単位:百万ノルウェークローネ) | 2007年度 | 2006年度 |
アルミニウム金属 | 3,541 | 2,515 |
アルミニウム製品 | 866 | 1,252 |
エネルギー | 233 | 140 |
全社、消去 | 566 | 619 |
-2007年11月、デンマークの精密チューブ工場の従業員数を100名増員した。人員を補強することでエアコンディショニングシステムに使用するアルミチューブ需要の大幅増に対応した。同社は、Tonder近郊のLogumklosterおよびBedstedにある精密チューブ工場に最先端機器を導入するため、5,000万デンマーククローネ(670万ユーロ)の投資を行っている。Bedsted工場については、生産スペースを1,000平米余り増床するとともに、2008年半ばまでに人員を現行の60人から140人に増やす予定。同社はTonder地区に複数の精密チューブ工場を構え、総勢約500人の従業員を抱えている。(2007年11月23日付プレスリリースより)