Cooper-Standard Holdings Inc. 2010年12月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万ドル) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 増減率(%) | 要因 | |
売上高 | 2,414.1 | 1,945.3 | 24.1 | 生産量の大幅増 |
営業利益 | 142.2 | (344.1) | - | - |
破産法第11条からの脱却と会社再建
-米国の連邦裁判所が同社の再建計画を承認したと発表。これにより同社は、2010年5月下旬に破産法11条の適用から脱却することになる。同社および米国子会社は、2009年8月に破産法11条の適用を申請していた。なお、同じく2009年8月に企業債権者調整法(Companies' Creditors Arrangement Act)の適用を申請したカナダ子会社Cooper-Standard Automotive Canada Limitedは、米国法人より先に裁判所の管理下から外れる見通しとなっている。(2010年5月12日付プレスリリースより) -Cooper-Standardのスペイン子会社Cooper-Standard Automotive Espana SLは、国内マドリッドのGetafe工場を閉鎖する。自動車市場の低迷などに伴う措置。この工場ではブレーキブースター、ベーパーライン、クラッチライン、ウォーターバルブなどの燃料・ブレーキ系統部品を製造している。閉鎖は2010年8月または9月までに完了する見通し。(2010年3月2日付プレスリリースより)
-2010年、オハイオ州アーチボルト市のチューブ工場を約400万ドルで三桜工業へ売却。
受賞
-Nissan North Americaの2010年度「Most Improved Supplier Quality Award」を受賞。また、「Zero Defects Certificate」も併せて受賞。同社は日産に、車体シーリングシステム、防振システム、燃料系システム、ブレーキシステム、排気系システム、サーマルマネジメントシステムなどを納入している。(2010年9月23日付プレスリリースより)
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万ドル) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 | |
合計 | 68.8 | 62.9 | 81.9 |
研究開発体制
-全世界に9ヶ所の設計、エンジニアリング及び管理の設備を持ち、顧客のサイトに派遣されているものも含め465人の研究開発員がいる。また、製造技術や品質に改善に、シックス・シグマその他の技法を使った設計を用いている。製品開発
-リサイクル素材や、軽量素材を利用した製品-ハイブリッド車用のモーターやバッテリー冷却のサーマルマネジメント
-ウィンドウやドアをからのノイズ伝達の隔離や低減
-フューエルレイル上のフューエルインジェクターの隔離
-ノイズ、振動フリーの冷却ポンプ、バルブ ほか
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万ドル) |
2010年12月期 | 2009年12月期 | 2008年12月期 | |
北米 | 30.3 | 14.2 | 27.6 |
北米以外 | 40.9 | 30.1 | 54.8 |
その他 | 6.1 | 1.8 | 9.8 |
合計 | 77.3 | 46.1 | 92.1 |