The Goodyear Tire & Rubber Company 2009年12月期の動向
ハイライト
業績
補修用、OE用を合わせた、各地域での販売数量は下記のとおり単位:百万本 | 2009 | 2008 | 2007 | |
北米タイヤ | 補修用 | 50.0 | 51.4 | 55.7 |
OE | 12.7 | 19.7 | 25.6 | |
欧州/中東/アフリカタイヤ | 補修用 | 52.8 | 55.9 | 58.8 |
OE | 13.2 | 17.7 | 20.8 | |
南米タイヤ | 補修用 | 13.1 | 13.9 | 14.7 |
OE | 6.0 | 6.1 | 7.1 | |
アジア太平洋地域タイヤ | 補修用 | 12.1 | 12.9 | 12.7 |
OE | 7.1 | 6.9 | 6.3 | |
合計 | 補修用 |
128.0 |
134.1 | 141.9 |
OE | 39.0 | 50.4 | 59.8 | |
総計 | 167.0 | 184.5 | 201.7 |
-2009年の全世界タイヤ販売量は、前年度比9.5%減の17.5百万本減少となった。このうち、OE向けタイヤが22.5%減の11.4百万本減少。 これは、主に景気後退に伴い北米、欧州/中東/アフリカでの新車需要が減少したため。 補修用タイヤも4.6%減の6.1百万本の減少となった。
なお、北米補修用タイヤは、2.3%減の1.1百万本の減少し、欧州/中東/アフリカ向け補修用タイヤは、5.1%減の2.7百万本の減少。 これらの補修用タイヤの販売ボリューム減少も、北米及び欧州の景気後退が影響。
企業買収
-ルクセンブルクのGoodyear S.A.は公開買い付け(TOB)でポーランドのタイヤメーカーTC Debicaの全株式を取得する意向。(2009年9月22日プレスリリースより)合理化
-Goodyearは、フィリピンのLas Pinas工場を2009年第3四半期末までに閉鎖すると発表した。競争力に欠ける生産拠点を全世界的に再編する方針の一環。これに伴い、同工場の生産は アジア・太平洋地域の低コスト工場に移管される。(2009年7月17日付プレスリリースより)-Goodyearは、米国テネシー州ユニオンシティの乗用車・小型トラック用タイヤ工場にて減産を行うと発表。これにより約550人の従業員が失職する見込み。(2009年6月19日付プレスリリースより)
-GoodyearはフランスAmiens工場における乗用車・小型トラック用タイヤの生産を、2010年第3四半期までに中止する計画を発表。高コストの生産拠点を全世界的に再編する方針の一環。(2009年5月26日付プレスリリースより)
開発動向
研究開発費
(単位:百万米ドル) | 2009年 | 2008年 | 2007年 |
合計 | 337 | 366 | 372 |
研究開発体制
-3ヶ所の研究・開発施設および技術センター並びに3ヶ所のタイヤテストコースを所有・運営する。
設備投資
設備投資額
(単位:百万USドル) | 2009年 | 2008年 | 2007年 |
北米タイヤ | 306 | 449 |
281 |
欧州/中東/アフリカタイヤ | 212 | 315 |
241 |
ラテンアメリカタイヤ | 76 | 150 | 115 |
アジア太平洋地域タイヤ |
134 | 106 | 74 |
セグメント合計設備投資額 | 728 | 1,020 | 711 |
その他 | 18 | 29 | 28 |
合計 | 746 | 1,049 | 739 |
-設備投資は、2007年の739百万ドル、2008年の1,049百万ドルに対し、2009年は746百万ドルとなった。2008年の設備投資増は、高付加価値タイヤ生産能力増強を図ったもの。 2009年は、景気後退により前々年並みに戻った。