Strattec Security Corp. 2008年7月期の動向

ハイライト

業績 (単位:百万USD)
  2008年
7月期
2007年
7月期
増減率
(%)
主な要因
売上高 159.6 167.7 (4.8) -低調な売上高は、GMに納入している主要サプライヤーにおける12週間のストライキと、消費者の自動車需要が劇的に変化したことが主な要因。
売上総利益 25.6 26.5 (3.4) -売上高の減少に比べ、売上総利益は、原材料の亜鉛購入コストが低く抑えられたこと、アフターサービス製品の製造をMilwaukee工場(ウィスコンシン州)からJuarez工場(メキシコ)に移管しコスト削減したこと、原材料費上昇分を一部の顧客に対して価格転嫁できたため。
営業利益 1.6 6.3 (74.6) -
純利益 3.3 8.2 (59.8) -

-2008年度の売上高のうち、輸出による売上は16.1%を占める。


顧客別売上高
-GMへの販売高は2007年度の35.7百万ドルから2008年度は45.0百万ドルに増加。GM車への搭載量が増えたこと、他のサプライヤーから乗用車用ロックセットの商権を獲得できたこと、2007年に経験した原材料費の上昇を価格調整により部分的に埋め合わせることが出来たことによる。

-Fordへの販売高は、Ford車の生産台数減少により、2007年度の21.0百万ドルから2008年度は19.4百万ドルへと減少。

-Chryslerへの販売高は、供給している製品の中の構成部品比率の低下と生産台数減少により、2007年度の58.1百万ドルから2008年度の40.2百万ドルへと減少。

-Delphiへの売上高は、2007年度の18.4百万ドルから2008年度の14.9百万ドルと減少。この減少は、主に製品の中の構成部品比率の低下と、生産台数低下によるが、2007年度に経験した原材料費の上昇を価格調整により部分的に埋め合わせ、いくぶん相殺。


企業買収
-Witte AutomotiveおよびWitte, ADAC Automotiveとの合弁会社Vehicle Access Systems Technology LLC (VAST)と連携し、Delphiの電動部品事業関連資産の一部を買収した。買収金額は7.8百万ドル。Delphiの電動部品事業では、パワースライドドアシステム、パワーリフトゲートシステム、パワートランクリッドなどに使われる自動車用電動部品の設計・開発・生産・販売を行っている。同事業の主要納入先は、Chrysler、Hyundai、GM、Fordなど。買収対象となる資産のうち、北米事業は同社に、欧州事業はWitteに、アジア事業はVASTに組み入れられる。買収手続は2008年内に完了する見通し。(2008年5月27日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発費 (単位:百万USD)
  2008年7月期 2007年7月期 2006年7月期
金額 2.9 2.2 2.3
対売上高比率(%) 1.8 1.3 1.3