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Modine Manufacturing Company 2014年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ドル)
  2014年
3月期
2013年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 1,477.6 1,376.0 7.4 1)
営業利益 37.2 (0.6) - 2)
部門別売上高
欧州 584.4 498.0 17.3 3)
北米 568.7 564.5 0.7 4)
南米 122.7 133.8 (8.3) 5)
アジア 71.5 59.5 20.2 6)

要因
1) 売上
-2014年3月期の売上高は、前年比7.4%増。商用車および乗用車市場で販売量が増加したことが主な要因。一方、南米の為替差損が売上高増加を一部相殺した。

2) 営業利益
-2014年3月期の営業利益は、前年比37.8百万ドル増加し、黒字転換。販売量の増加、粗利の改善、原材料価格が好調に推移したこと、また前年比で減損処理額が低かったことが利益増加に寄与。

3) 欧州売上高
-2014年3月期の同地域の売上高は、前年比17.3%増加。主な要因として、商用車向け製品および工具の販売量増加、為替差益が挙げられる。

4) 北米売上高
-2014年3月期の売上高は、前年比0.7%増加。乗用車および商用車向け売上高が伸長したが、オフハイウェイ市場が弱含んだため同市場向け製品の売上高が減少した。

5) 南米売上高
-2014年3月期の売上高は、前年比8.3%減少。商用車向け製品の売上高が伸びたものの、14百万ドル相当の為替差損が大きく影響。

6) アジア売上高
-2014年3月期の売上高は、乗用車およびオフハイウェイ市場向け製品が堅調に推移し、前年比で20.2%の増加。

再編

-米国イリノイ州にあるMcHenry工場を閉鎖する意向を発表。この閉鎖により、従業員約135名に影響が出るとみられる。同社はMcHenry工場における生産を、メキシコのNuevo Laredo工場、米国テネシー州のLawrenceburg工場、ミズーリ州のJefferson City工場など他の北米拠点に移転する予定。同工場では、自動車・商用車・オフハイウェイ車・ビル用HVAC向けに、パラレルフロー型コンデンサー、サーペンタイン型コンデンサー、オイルクーラー、ラジエーターなどを生産している。閉鎖には約1年半かかる見込み。(2014年4月23日付プレスリリースより)

海外事業

-2014年3月期売上高の66%は米国外の顧客に由来する。その内、56%は海外事業から、また残りの10%は輸出によるもの。

-2013年に引き続き、リストラ事業を継続。数拠点が閉鎖され、ドイツでは2ヵ所の生産工場を統合した。

2015年3月期の見通し

-同社は2015年3月期の売上成長率は3-8%、営業利益は65百万ドルから73百万ドルになると予測。

開発動向

研究開発費

(単位:百万ドル)
  2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
全社 61.7 68.4 70.2

-過去3年間の研究開発費は、売上高の4-5%に相当。

研究開発体制

-米国ウィスコンシン州Racine、ドイツBonlandenのグローバルテクノロジーセンターで研究開発を実施。また、ブラジル サンパウロ、英国Leeds、中国 常州市にサテライトテクニカルセンターを保有。

-効率の向上と開発コストの低減を図るため、研究・技術グループは特殊プロジェクトやシステムデザインで顧客と密接に連携を取りながら研究開発を実施。

研究開発活動

-現在、同社はパワートレイン冷却製品、エンジン部品、商用車用HVAC製品の開発に注力。

-近年、米国のエンジン・トラック製造メーカー向けの排熱回収システムの開発を米国エネルギー省と共同で実施。同システムはパワートレイン機器の効率化と燃費向上を実現し、排ガス低減に寄与すると見られている。

-厳格化が進んでいる排ガス基準に対応する商用車、農機、建機用次世代アルミ製ラジエーターおよびEGRシステムの開発を推進している。

製品開発

-ディーゼルエンジンの排気流から回収した排熱を、エンジンの効率化・CO2低減に活用するさまざまな小型熱交換器の開発を行っている。この取り組みの一環として、同社は米国エネルギー省が出資するプログラム「SuperTruck」において、CumminsとPeterbiltが開発した公道試験用のコンセプトカーに熱交換器を提供した。このトラックは、公道試験で10.7mpgを実現。また、24時間の直接比較試験において、2009年に開発したベースラインのトラックに比べて75%の燃費向上を実現したという。(2014年2月21日付プレスリリースより)

特許

-これまでに世界で2,000件以上の特許を取得。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ドル)
  2014年3月期 2013年3月期 2012年3月期
欧州 22.9 16.5 29.8
北米 18.9 19.0 15.2
南米 5.7 3.4 5.2
アジア 4.6 7.8 12.5
商用車用製品 1.0 3.1 1.7
合計 53.1 49.8 64.4

-2014年3月期は主に、新プロジェクトに対応するために工具・製造機器の購入に投資。

ご利用に関するお問い合わせ先

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〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
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