Gentex Corporation 2013年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ドル)
  2013年12月期 2012年12月期 増減率 (%) 要因
売上高 1,171.9 1,099.6 6.6

1)

営業利益 304.7 234.5 29.9 -

要因
1) 売上高
-2013年12月期の売上高は、前年比6.6%増の1,171.9百万ドル。自動防眩ミラーの出荷数が前年比10%増加したことを受け、自動車向け売上高が6%増加した。主に自動防眩外装ミラーの普及拡大が寄与。北米向け自動防眩ミラーの出荷が前年比6%増、その他地域向けは同13%増加した。

事業買収

-2013年9月27日付でJohnson ControlsのHomeLink事業の買収を完了。「HomeLink」は自動車をベースにした制御システムで、ガレージドアオープナー、ドアロック、家庭用照明、セキュリティシステム、正面ゲートのほか、さまざまな無線装置を遠隔操作することが可能になる。Gentexは10年以上にわたって、同社の自動防眩リアビューミラーにHomeLinkを採用しているという。(2013年9月27日付プレスリリースより)

見通し

-同社は2014年第1四半期の売上高は、小型車両の生産が増加すると予測し、前年同期比で20%増加すると見込む。

開発動向

研究開発費

(単位:百万ドル)
  2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
合計 76.5 85.0 81.6
売上に対する比率 (%) 6.5 7.7 8.0

-2013年12月期の研究開発費は、前年比で10%減。主な要因は、外部委託エンジニアリングおよび開発により一時的に増加していた費用が減少したこと (研究開発人員の増加により、減少分が一部相殺)。

特許

-2013年12月末現在、米国特許を421件、外国特許を336件保有。その内、米国特許388件および外国特許324件は、エレクトロクロミック技術、自動車用バックミラー、マイクロフォン、ディスプレイ、カメラおよびセンサー技術に関連。

-2013年12月末現在、米国特許を154件、外国特許を122件、また、5件の商標登録を申請中。

見通し

-同社は、2014年第1四半期の研究開発費は前年比10%-15%増加すると予測。HomeLink事業買収による研究開発人員の増加が主な要因。

設備投資

設備投資額

(単位:百万ドル)
  2013年12月期 2012年12月期 2011年12月期
全社 55.4 117.5 120.2
-自動車用製品 54.0 113.6 115.4

国内投資

-2013年、ミシガン州Zeelandの2拠点をつなぐための工場拡張 (12万平方フィート) を実施。投資額は25百万ドル。また、11百万ドルを投下して生産、化学実験、エアコンに使用する冷水の配水施設の拡張 (1万平方フィート) を実施した。

海外投資

<ブルガリア>
-Johnson Controlsより買収したHomeLink事業に関連して、ブルガリアのSofiaにサテライトエンジニアリングセンターを開設。

見通し

-同社は、2014年の設備投資額は75百万ドル - 85百万ドルになり、その大半は製造設備に投下されると予測。