Bridgestone Americas, Inc. 2011年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:億円)
  2011年
12月期
2010年
12月期
増減率
(%)
要因
売上高 12,886 12,239 5.3 -乗用車および小型トラック用タイヤの販売本数は、市販用が減少した影響により前年を下回ったものの、ランフラットテクノロジー採用タイヤ、UHP(超高性能)タイヤやウィンタータイヤの市販用の販売本数は前年を上回り順調に推移した。トラック・バス用タイヤの販売本数は前年を大幅に上回った。
営業利益 619 483 28.2

受注

-Bridgestone Americas傘下のBridgestone Americas Tire Operations (BATO)は、Firestoneブランドのタイヤ「FR710」が、2011年モデルのChrysler「300 Limited」および「300C」に標準搭載されると発表。タイヤサイズはP225/60R18 99T。また、オプションで「Touring」サスペンションを搭載する両モデルには、同ブランドのタイヤ「Firehawk GT」が採用。タイヤサイズは245/45R20 99Vとなっている。(2011年5月10日付プレスリリースより)

-Bridgestone Americas傘下のBridgestone Americas Tire Operations (BATO)は、Bridgestone Bandag Tire Solutions (BBTS)およびOff Road Tire, U.S. & Canada Tire Salesを統合し、新たに「Bridgestone Commercial Solutions Group」を設置すると発表した。BBTSは、北米市場向けに中型・大型トラック用タイヤの生産・販売を行っている。(2011年5月5日付プレスリリースより)

-Bridgestone Americas傘下のBridgestone Americas Tire Operations (BATO)は、Firestoneブランドのタイヤ「Firehawk GT(TM)」が、2012年モデルのFiat「500」にオプション搭載されたと発表した。同モデルの「Pop」グレードおよび「Lounge」グレードに採用。タイヤサイズは185/55R15 82H。(2011年5月3日付プレスリリースより)

-Bridgestone Americas傘下のBridgestone Americas Tire Operations (BATO)は、Firestoneブランドのタイヤ「Firehawk GT Pursuit」が、Chryslerの2011年モデル「Dodge Charger Pursuit」に標準搭載されたと発表。タイヤサイズはP225/60R18。(2011年4月29日付プレスリリースより)

-Firestoneブランドの「Firehawk GT」がChryslerの2011年型「Dodge Charger」および「Dodge Challenger」にオプション搭載されたと発表。タイヤサイズは245/45R20 99V。このタイヤが採用されたのは、「Charger」のオプションパッケージ「R/T Plus」、「R/T Road & Track」、「R/T Max packages」、「Wheels & Tunes」、「Rallye Appearance Groups」。また、「Challenger SE」の「Super Sport Group」パッケージおよび「Charger R/T」にも採用されている。(2011年2月8日付プレスリリースより)

受賞

-2011年3月、GMから「2010 Supplier of the Year」を受賞。ブリヂストンが同賞を受賞するのは、これで13回目となる。今回は約20,000社のGMサプライヤーのうち、82社が表彰された。(2011年3月21日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発拠点

技術センター 米国オハイオ州Akron
プルービンググラウンド 米国テキサス州Fort Stockton
プルービンググラウンド 米国オハイオ州Columbiana
プルービンググラウンド メキシコAcuna
プルービンググラウンド ブラジルSan Pedro

設備投資

- ブリヂストンは、米のグループ会社のブリヂストン・アメリカス・タイヤ・オペレーションズ・エルエルシーが米サウスカロライナ州に建設・鉱山車両用大型・超大型ラジアルタイヤ(ORR)を生産する新工場を開設すると発表した。総投資額は約9億7000万ドル(約825億円)で、2014年上期に生産を開始する。同社はこれまで大型・超大型ORRの生産は下関工場と北九州工場で行っており、海外生産は初となる。新工場はサウスカロライナ州エイケン郡に位置し、敷地面積は約221万平方メートル。生産能力の増強が完了する20年上期には、従業員数約550人で、生産能力は日産約130トンとなる予定。新工場開設に伴い、大型・超大型ORR用スチールコードを生産する佐賀工場とグループ会社が持つ米テネシー州のクラークスビル工場も能力を増強する。 (2011年9月27日付日刊自動車新聞より)

- ブリヂストンは米国のグループ会社である「ブリヂストン・アメリカス・タイヤ・オペレーションズ・エルエルシー(BATO)」がサウスカロライナ州のエイケン工場で乗用車用と小型トラック用ラジアルタイヤの生産能力をさらに増強すると発表した。北米で好調に伸長するニーズに対応するのが目的。総投資額は約2億1100万ドル(約180億円)で、2015年第3四半期中に生産能力を約8000本増の日産約3万7750本とする。エイケン工場は1998年に北米向けを主としてラジアルタイヤの生産を開始、現在の生産能力は約2万5000本となっている。BATOでは、11年7月に同工場で日産約4750本増強すると発表し、13年第1四半期までに完了する予定だった。今回、堅調なニーズに対応するために、さらなる能力の増強が必要と判断し決定した。(2011年9月26日付日刊自動車新聞より)

- Bridgestone Americas Tire Operations (BATO)は、米国テネシー州のWarren工場に36.6百万米ドルを投資すると発表。トラック・バス用タイヤの生産能力を日産900本増強する。同工場の拡張は2013年第1四半期に完了し、同年第4四半期にフル稼働となる計画。なお、今回の投資は、BSAMが発表した米国生産拠点の包括的拡張計画の一環。このプロジェクトにおける総投資額は12億米ドルを超え、従業員900名超の増員が見込まれる。(2011年9月22日付プレスリリースより)

- ブリヂストンは米国で乗用車と小型トラック用タイヤの生産能力を増強すると発表した。2013年第1四半期(1~3月)までにエイケン工場(サウスカロライナ州)に新たな建屋を建設し同工場の一日あたりの生産能力を現状の2万5200本から3万本に引き上げる。北米ではここ数年乗用車と小型トラック用タイヤの需要が堅調に推移しており、今後も伸びていくことが見込まれることから能力増強を行うことにした。今回の能力増強は約1億3500万ドルを投じて行う。約8万1千平方メートルの建屋を建設するとともに120人超の従業員を新たに雇用する計画。今年中に建設を開始する。(2011年7月23日付日刊自動車新聞より)