GRUPO KUO, S.A.B. de C.V. (旧 DESC, SA. De CV) 2011年12月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万ドル)
  2011年
12月期
2010年
12月期
増減率
(%)
要因

全社

売上高 2,157 1,784 20.9 -
EBITDA 183 159 15.1 -
自動車部品
売上高 325 313 3.8 1)
EBITDA 35 35 0 2)

要因
1)

-2011年の自動車部品事業売上高は、2010年の313百万ドルから4%増となる325百万ドルとなった。アフターマーケット製品の市場シェアの増加、新規顧客からの受注獲得、新規アプリケーションの開拓により、売上が増加したほか、買収したデュアルクラッチトランスミッション部品事業であるPower Systems SBU部門の売上も成長に寄与した。


2)

-2011年、自動車部品事業の営業利益は前年比5%増の20百万ドル。EBITDAは前年比横ばいとなった。売上の増加と経費のコントロールが増益に寄与したが、鉄鋼価格の11%増加により相殺された。

企業買収

-2012年1月、同社子会社Transmisiones y Equipos Mecanicos, S.A. de C.V.は、ベルギーLoppemを本拠とするHoerbiger Drivetrain Mechatronics B.V.B.A.を買収したと発表。Hoerbiger Drivetrain Mechatronicsは、デュアルクラッチトランスミッション向けのメカトロニクスおよびソフトウェアの開発を行っており、2010年の売上額は約17百万米ドル。欧州のトランスミッションメーカーを顧客としている。(2012年1月12日付プレスリリースより)

合弁事業

-2011年9月、中国の江蘇金浦集団(Jiangsu GPRO Group)と折半出資により合弁会社を設立することで合意したと発表。新会社の名称は「INSA GPRO (Nanjing) Synthetic Rubber」。両社は60百万米ドルを投じて、江蘇省南京(Nanjing)市にニトリルゴム工場を建設する。第一フェーズでの年産能力は3万メートルトン。新工場では従業員100名を雇用し、2014年初めより稼動を開始する予定。ニトリルゴムは、タイヤ・工業用ゴム製品・接着剤・シーラントなど様々な産業で使用されている。なおGrupo KUOの完全子会社INSA (Industrias Negromex, S.A. de C.V.)は、既に中国でニトリルゴムの供給を行っている。(2011年9月22日付プレスリリースより)

設備投資

設備投資

(1000メキシコ・ペソ)
  2011年12月期 2010年12月期 2009年12月期
自動車部品 177,185 91,149 75,706
化学製品 279,676 211,707 271,069
コンシューマ 608,110 669,230 521,990
サービス - - 5,401
合計 1,064,971 972,086 874,166