万都_2008年12月期の動向

ハイライト

2008年12月期のハイライト

業績 (単独) (単位:百万ウォン)
- 2008年12月期 2007年12月期 増減率
売上高 1,574,800 1,674,378 (5.9%)
営業利益 24,829 68,736 (63.9%)
純利益 41,272 121,976 (66.2%)

部門別売上高 (単独) (単位:百万ウォン)
- 2008年12月期 2007年12月期 増減率
売上高 比率 売上高 比率
ブレーキ 723,831 45.9% 845,621 50.5% (14.4%)
ステアリング 574,057 36.5% 527,124 31.5% 8.9%
サスペンション 229,659 14.6% 242,905 14.5% (5.5%)
その他 47,253 3.0% 58,728 3.5% (19.5%)
合計 1,574,800 100.0% 1,674,378 100.0% (5.9%)

買収

韓国の漢拏(ハルラ)建設は、投資会社Sunsage B.V.が保有する万都の全株式(72.39%)を6,515億4,677万ウォンで取得すると発表。漢拏建設によれば、今回の契約締結後にコンソーシアムを発足させ、これに参加する企業間で買収比率を決定する計画。万都は1999年にSunsageへ売却されて以来、9年振りに漢拏グループへ復帰する形となる。(2008年1月21日付プレスリリースより)

受注

GMにドラムブレーキを供給する契約を締結。2008年4月より2年間、中国 黒龍江省の哈爾浜(Harbin)工場で生産し、GMのLordstown工場(米国オハイオ州)およびRamos Arizpe工場(メキシコ)に納入する。対象車両は「Chevy Cobalt」と「Chevy HHR」。今回の受注によって、約3,300万米ドルの売上増が見込まれている。同社の哈爾浜工場はGMへの供給に対応するため、ドラムブレーキの生産能力を年間42万台規模まで拡張済み。(2008年5月度同社発表より)

子会社


-Halla Stackpole Co., Ltd.

漢拏(ハルラ)グループは、カナダのStackpole Ltd.との合弁で「Halla Stackpole Co., Ltd.」を設立。忠清北道の梧倉(Ochang)科学産業団地内に、40,000平方メートル規模の工場を建設する。2008年4月に着工し、同年9月に完工の予定。トランスミッションおよびエンジン用キャリア、バッキングプレート、スピードセンサー等を製造する。新会社の資本金は372億ウォンで、出資比率は漢拏建設が49%(182億ウォン)、Stackpoleが30%(112億ウォン)、漢拏コンクリートが21%(78億ウォン)。(2008年3月25日付プレスリリースより)

Halla Stackpole Co., Ltd.の株式49%を所有する漢拏(ハルラ)建設は、この全持分を漢拏グループ傘下の万都に売却する。売却金額は19,638百万ウォン。(2008年11月26日付プレスリリースより)

-Mando-Hella Electronics Corp.

同社とドイツのHella KGaA Hueck & Co.は、合弁会社「Mando-Hella Electronics Corp.」の設立契約を締結。資本金は650億ウォンで、両社が50%ずつ出資する。2009年初めより韓国内で工場建設に着手、同年7月に完成の予定。車間距離制御 (ACC:Adaptive Cruise Control)、駐車支援 (IPA:Intelligent Parking Assistance)、車線維持 (LKA:Lane Keeping Assistance)等の機能を持つ運転支援システムの生産を行う。(2008年10月17日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発体制
拠点名 所在地 研究内容
器興(Giheung)
システム研究所
京畿道
龍仁(Yong-in)市
-ハイブリッド技術
-統合安全システム開発
-運転手サポートシステム開発
-コア電子技術開発
平澤(Pyeongtaek)
試験評価研究所
京畿道
平澤(Pyeongtaek)市
-実車試験評価技術 開発
-材料技術
-NVH(Noise, Vibration, Harshness)
-生産技術
-CMMI

2003年6月、中国の北京市に研究開発拠点「万都(北京)汽車部件開発中心有限公司」[Mando(Beijing) Automotive Components R&D Center Co.,Ltd.]を設立。また、上海市にも開発拠点(Mando R&D Shanghai Branch)を保有している。