万都 2006年12月期の動向

ハイライト

業績	（単位：百万ウォン）

-	2006年度	2005年度	増減率
売上高	1,582,264	1,626,849	(2.7%)
営業利益	88,311	159,518	(44.6%)
経常利益	114,510	171,155	(33.1%)
当期純利益	82,868	130,822	(36.7%)

海外動向

同社は2006年、インドに2ヶ所の生産工場を設立してグローバル経営に拍車をかける。この投資によって史上最大規模の1兆7000億ウォンの売上を達成するのが目標。このインドの生産基地に1800億ウォンを投じ、ステアリング部品等を生産する2法人を新規に設立する。同社は現在、インドにステアリング製品を生産する為の投資会社と研究所を運営しており、「インドの自動車部品市場に進出するため、積極的に投資を拡大する方針」と説明した。（2006年9月22日付プレスリリースより）

北京に中国4番目の工場となる"万都北京汽車底盤系統有限公司[Mando(Beijing) Automotive Chassis System Co., Ltd.]"を竣工したと発表。敷地面積3万4000坪の同工場に1,400万ドルを投入し、年産100万台規模のブレーキシステム及びサスペンション装置の生産ラインを設置した。北京現代自動車、東風悦達起亜自動車などの韓国系完成車メーカーに納入し、万都北京は2006年度1億5800万ドル（前年度比23％増）の売上を目指す。また同年度末までに5万4000坪規模の実車試験場も完工させる。同社全体では2006年度売上目標を3億ドルに設定しており、今後1億9000万ドルを追加投資して2010年までには6億4000万ドルの売上目標を掲げている。（2006年9月26日付プレスリリースより)

総合ITサービス企業であるLG　CNSは、同社天津工場にてMESを構築する契約を締結したと発表。MES(Manufacturing Execution System)は、製造現場で生産・品質等に関連した情報を自動的に収集し、各種の経営関連情報として分析・提供するシステム。「MES導入により、生産工程の効率性と品質を高める計画」と同社は説明した。LG　CNSは同社の米国アラバマ工場、中国の蘇州工場、北京工場にてMESを既に構築済あるいは構築中。（2006年9月11日付プレスリリースより）

開発動向

研究開発体制

拠点名	所在地	研究内容
器興(Giheung) システム研究所	京畿道龍仁(Yong-in)市	-ハイブリッド技術 -統合安全システム開発 -運転手サポートシステム開発 -コア電子技術開発
平澤(Pyeongtaek) 試験評価研究所	京畿道平澤(Pyeongtaek)市	-実車試験評価技術　開発 -材料技術 -NVH(Noise, Vibration, Harshness) -生産技術 -CMMI

2003年6月、中国の北京市に研究開発拠点である万都(北京)汽車部件開発中心有限公司[Mando(Beijing) Automotive Components R&D Center Co.,Ltd.]を設立。また、上海市にも開発拠点(Mando R&D Shanghai Branch)を保有している。

研究開発費

(単位: 百万ウォン)