盟和産業 (株) 2013年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2013年 3月期 |
2012年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 19,014 | 18,192 | 4.5 | -徹底的な原価低減。 -中国・ASEAN・北米等海外での製造販売体制の確立。 |
営業利益 | 420 | 630 | (33.3) | |
経常利益 | 670 | 576 | 16.3 | |
当期純利益 | 650 | (1,571) | - | - |
自動車部品 | ||||
売上高 | 17,966 | 17,699 | 1.5 | -エコカー補助金による増産効果等により、増収。 |
営業利益 | 370 | 744 | (50.3) | -グローバル展開に伴う先行費用増。 |
グローバル展開
<米国>-2013年6月、米国テネシー州のLewisburgにおいて、新工場「Meiwa Industry North America Inc.」の着工式を開催した。新工場では、ハニカムプラスチックボード「メイトーン」を生産する。同社は、日本をはじめとする自動車メーカーのトランク内装部品向けに、この製品を納入している。土地面積は約40,000平方メートルで、建物面積は約5,800平方メートル。新工場への投資額は6.1百万ドル。2014年4月に稼動を開始する予定。従業員数は今後5年以内に約100名になる見込みで、売上高は約20億円を見込んでいる。
<タイ>
-2012年3月、タイのバンコクで設立された販売現地法人「Meiwa Industry (Thailand) Co., Ltd.」は、2013年4月バンコク郊外でレンタル工場を契約し、2014年1月より仕上げ加工を開始する予定。従業員30名規模、売上高は約3億円を見込んでいる。
<中国>
-2013年12月期、盟和 (大連) 汽車配件有限公司 [Meiwa (Dalian) Automobile Parts Co., Ltd.] において、「メイトーン」機一台増設予定。生産能力を従来の2.5倍に増強する。
-2013年12月期、盟和 (佛山) 汽車配件有限公司 [Meiwa (Foshan) Automobile Parts Co., Ltd.] において、開業2年目で黒字化を目指す。
「長期ビジョン2020」に基づく中期計画 (2011年3月期 - 2014年3月期)
中期計画のポイント |
1. 国内自動車市場の縮小に対して、徹底した総原価低減で収益力を強化する。 |
2. 新製品・新技術開発を加速して、シェアの維持・拡大を図る。 |
3. グローバル展開を進め、中国・ASEAN等拡大する海外自動車需要を捕捉する。 |
4. 住設資材等の新しいビジネス分野を強化する。 |
-「長期ビジョン2020」に基づく中期計画における財務数値達成目標 |
2014年3月期 | |
連結売上高 | 190億円 |
連結営業利益 | 9億円 |
2014年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2014年3月期 (予測) |
2013年3月期 (実績) |
増減率 (%) |
|
売上高 | 19,000 | 19,014 | (0.1) |
営業利益 | 550 | 420 | 31.0 |
経常利益 | 520 | 670 | (22.4) |
当期純利益 | 310 | 650 | (52.3) |
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2013年3月期 | 2012年3月期 | 2011年3月期 | |
全社 | 88 | 96 | 93 |
自動車用部品 | 49 | 40 | 33 |
研究開発拠点
-2012年4月、岐阜工場敷地内に新研究施設の「技術開発センター」を設置した。自動車用部品を開発する新技術をはじめ、品質・生産性・合理化を追求したオリジナル設備も開発する。研究開発活動
自動車部品-コスト低減、環境を付与した軽量化と高剛性の両立、グローバル市場にマッチングした商品力向上への取り組みをテーマとして以下の研究開発活動に取り組んでいる。
- メイトーン製品の商品力向上と、グローバル拠点での最適生産体制作り
- 軽量、高剛性、環境負荷低減仕様のデッキボード開発
- マット製品の商品性向上と低価格化、ASEANでの最適生産体制作り
- 材料メーカーとの連携による共同開発、新素材による製品化・用途開発への取り組み
- 新規自動車部位参入に向けた研究開発
- 従来に無い革新的成形設備・加工技術の研究開発
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2013年3月期 | 2012年3月期 | 2011年3月期 | |
全社 | 912 | 914 | 1,469 |
自動車部品 | 909 | 858 | 1,466 |
自動車用部品
-主として、既存の工場における新規受注製品のための生産設備および型設備の取得であり、生産能力の増強、合理化および更新などを目的に実施。