盟和産業 (株) 2012年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2012年 3月期 |
2011年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 18,192 | 17,077 | 6.5 | - |
営業利益 | 630 | 238 | 164.7 | - |
経常利益 | 576 | 18 | 3,100.0 | - |
当期純利益 | (1,571) | 62 | - | - |
自動車部品事業 | ||||
売上高 | 17,699 | 16,096 | 10.0 | -震災・洪水による自動車減産の挽回需要、エコカー補助金による需要増等により、増収。 |
営業利益 | 744 | 280 | 165.7 | -増産効果と原価低減により、増益。 |
新会社
-タイに自動車用内装部品の販売子会社Meiwa Industry (Thailand) Co., Ltd.を設立すると発表した。資本金は2百万バーツ(約5百万円)。2012年4月に営業を開始する予定。(2012年1月24日付プレスリリースより)事業提携
-2011年5月13日付で、化学メーカーのカネカとの業務提携・資本提携を解消したと発表。両社はこれまで、自動車部材分野で製品の共同開発を行っていた。(2011年5月16日付プレスリリースより)
2013年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2013年3月期 (予想) |
2012年3月期 (実績) |
増減率 (%) |
|
売上高 | 18,800 | 18,192 | 3.3 |
営業利益 | 640 | 630 | 1.6 |
経常利益 | 600 | 576 | 4.2 |
当期純利益 | 450 | (1,571) | - |
中期経営計画 (長期ビジョン2020)
-2011年4月-2014年3月を期間とした中期経営計画「長期ビジョン2020」を発表。数値目標
-2014年3月期 連結売上高190億円、営業利益9億円。
中期経営計画のポイント
-国内自動車市場の縮小に対して、徹底した総原価低減で収益力を強化。
-新製品・新技術開発を加速してシェアの維持・拡大を図る。
-グローバル展開を進め、中国・ASEAN等の拡大する海外自動車重要を捕捉。
-住設機器資材等の新しいビジネス分野を強化。
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2012年3月期 | 2011年3月期 | 2010年3月期 | |
全社 | 96 | 93 | 84 |
自動車用部品部門 | 40 | 33 | 35 |
研究開発活動
自動車部品部門-コスト低減、軽量化と高剛性の両立、商品性の向上、環境への取り組みをテーマとして以下の研究開発活動に取り組んでいる。
- メイトーン製品の商品力向上
- 軽量、高剛性、低価格化のデッキボード開発
- マット製品の商品性向上と低価格化の取り組み
- 材料メーカーとの連携強化による共同開発、新素材および発泡技術の活用、用途開発
- 環境負荷の低減に向けたリサイクル技術向上の取り組み
- 新規部位参入への研究開発
- 海外拡販活動への取り組み
製品開発
「GFシコーシート」 (ガラス繊維入りシートブロー成形品)-現行のシートブロー成形品「シコーシート」のベースPP基材にガラス繊維を添加。
-基材の薄肉化を実現し、同等の剛性で従来比20-30%の軽量化が可能。
「ウレタンゼムライト」 (複合強化PPシート/発泡コア3層材)
-芯材に軽量な発泡樹脂を使用し、両面に複合強化PPシートをサンドイッチ構造にした、軽量・高剛性ボード「ゼムライト」を応用。
-「ゼムライト」の芯材に発泡ウレタンを使用し、表層基材にガラス繊維添加PPシートを使用し薄肉化。従来比25-40%以上の軽量化が可能。
「7thボード」 (アルミ樹脂複合材) 神戸製鋼所との共同開発
-三次元形状のプレス成形可能。
-鋼板より80%、アルミ板より60%軽量化。
-制振性、断熱性、遮熱性に優れる。
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2012年3月期 | 2011年3月期 | 2010年3月期 | |
全社 | 914 | 1,469 | 926 |
自動車部品事業 | 858 | 1,466 | 913 |
自動車用部品部門
-主として、既存の工場における新規受注製品のための生産設備および型設備の取得であり、生産能力の増強、合理化および更新などを目的に実施。
設備の新設 |
(2012年3月31日現在) |
会社名/ 事業所名 |
所在地 | 設備の内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手年月 | 完了予定 年月 |
岐阜工場 | 岐阜県 可児郡 |
建物および研究用設備 | 270 | 2011年 4月 |
2012年 6月 |