盟和産業 (株) 2011年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2011年 3月期 |
2010年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 17,077 | 15,537 | 9.9 | -東日本大震災以前の好調な自動車販売が寄与し、増収。 |
営業利益 | 238 | 107 | 122.4 | - |
経常利益 | 18 | 41 | (56.1) | - |
当期純利益 | 62 | (1,808) | - | - |
自動車部品事業 | ||||
売上高 | 16,096 | 14,830 | 8.5 | -新興国の経済成長や減税・補助金等の消費刺激政策による震災前の好調な自動車販売により、増収。 |
営業利益 | 280 | 40 | 600.0 | - |
海外事業方針
盟和(大連)汽車配件有限公司-「大連盟和化工製品」から商号変更
-年間売上10億円規模
-大連単独で営業黒字化
盟和(佛山)汽車配件有限公司
-2011年1月より操業開始
-2011年度売上は3億円規模
-2013年には年間売上10億円規模へ
-中国現地メーカーとの取引開始
2012年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2012年3月期 予想 | 2011年3月期 実績 | 増減率(%) | |
売上高 | 17,100 | 17,077 | 0.1 |
営業利益 | 550 | 238 | 131.1 |
経常利益 | 500 | 18 | 2,677.8 |
当期純利益 | 50 | 62 | (19.4) |
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2011年3月期 | 2010年3月期 | 2009年3月期 | |
全社 | 93 | 84 | - |
自動車用部品部門 | 33 | 35 | 32 |
研究開発活動
自動車部品部門コスト低減、軽量化と高剛性の両立、商品性の向上、環境への取り組みをテーマとして以下の研究開発活動に取り組む。
-メイトーン製品の商品力向上
-軽量、高剛性、低価格化のデッキボード開発
-マット製品の商品性向上と低価格化の取り組み
-材料メーカーとの連携強化による共同開発、新素材及び発泡技術の活用、用途開発
-環境負荷の低減に向けたリサイクル技術向上及びバイオ材導入の取り組み
-新規部位参入への研究開発
製品開発
「GF シコーシート」(ガラス繊維入りシートブロー成形品)-現行のシートブロー成形品「シコーシート」のベースPP基材にガラス繊維を添加。
-基材の薄肉化を実現し、同等の剛性で従来比20-30%の軽量化が可能。
「ウレタンゼムライト」(複合強化PPシート/発泡コア3層材)
-芯材に軽量な発泡樹脂を使用し、両面に複合強化PPシートをサンドイッチ構造にした、軽量・高剛性ボード「ゼムライト」を応用。
-「ゼムライト」の芯材に発泡ウレタンを使用し、表層基材にガラス繊維添加PPシートを使用し薄肉化。従来比25-40%以上の軽量化が可能。
「7th ボード」(アルミ樹脂複合材)神戸製鋼所との共同開発
-三次元形状のプレス成形可能。
-鋼板より80%、アルミ板より60%軽量化。
-制振性、断熱性、遮熱性に優れる。
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2011年3月期 | 2010年3月期 | 2009年3月期 | |
全社 | 1,469 | 926 | 1,388 |
自動車部品事業 | 1,466 | 913 | 1,385 |
-自動車用部品部門は、主として、既存の工場における新規受注製品のための生産設備及び型設備の取得であり、生産能力の増強、合理化及び更新などを目的に実施。
設備の新設
(2011年3月31日現在)
会社名/ 事業所名 |
所在地 | 設備の内容 | 投資予定 総額 (百万円) |
着手年月 | 完了予定 年月 |
甲府工場 | 山梨県 中巨摩郡 |
自動車内装品製造設備 | 173 | 2010年 6月 |
2011年 8月 |
材料リサイクル設備 | 79 | 2011年 3月 |
2011年 6月 |