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八千代工業 (株) 2017年3月期の動向

業績

(単位:百万円)
2017年
3月期
2016年
3月期
増減率
(%)
備考
全社
売上収益 147,360 149,816 (1.6) -自動車部品における受注の増加はあったものの、熊本地震の影響による主要顧客の生産が休止したことなどに伴う自動車組立での受注の減少や為替換算上の影響などにより減収。
営業利益 10,011 11,766 (14.9) -熊本地震の影響による受注の減少や為替換算上の影響などにより減益。
税引前利益 10,160 11,333 (10.4) -
親会社の所有者に帰属する当期利益 4,743 4,715 0.6 -
日本
売上高 33,249 31,718 4.8 -熊本地震の影響による主要顧客の生産が休止したことなどに伴う自動車組立での受注の減少はあったものの、自動車部品における受注の増加などにより増収。
税引前利益 (630) 418 - -自動車組立での受注の減少や自動車部品生産関連設備の一部を減損損失として売上原価に計上したことなどにより損失を計上。
米州
売上高 39,460 41,879 (5.8) -為替換算上の影響などにより減収。
税引前利益 2,033 2,278 (10.8) -機種構成変化や為替換算上の影響などにより減益。
中国
売上高 25,164 23,471 7.2 -八千代工業 (武漢) および八千代工業 (中山) における受注の増加により増収。
税引前利益 3,550 3,846 (7.7) -受注の増加はあったものの、機種構成変化や償却費の増加、為替換算上の影響などにより減益。
アジア
売上高 49,486 52,749 (6.2) -Goshi-Thanglong Auto-Parts (ベトナム) およびSiam Yachiyo Co., Ltd.における受注の増加はあったが、Siam Goshi Manufacturing (タイ) における受注の減少や為替換算上の影響などにより減収。
税引前利益 5,379 4,920 9.3 -為替換算上の影響はあったものの、受注の増加などにより増益。



中期経営計画

-「ヤチヨ2020年Vision」: 卓越した技術と特長ある製品で真のワールドワイドプレーヤーになる

  • 第11次中期事業計画 (2011~2013年度) 「変革と仕込みの期」: グローバルで存在を認知される技術・製品の競争力を身につける
  • 第12次中期事業計画 (2014~2016年度) 「育成の期」: グローバルでトップクラスの技術・製品の競争力を獲得する
  • 第13次中期事業計画 (2017~2019年度) 「収穫と進化の期」: グローバルでトップの技術・製品の競争力を実現する

-第12次中期計画において、板金部品事業を終了し、主力製品である樹脂製燃料タンクおよびサンルーフの事業に経営資源を集中。

-樹脂製燃料タンクでは樹脂製フィラーパイプや波消し板等、構成部品の自給化や現調化が拡大、機能部品内蔵技術を用いた燃料タンクの量産を開始。

-サンルーフでは大開口のパノラマサンルーフの受注が拡大。

-同社は、長期事業計画「ヤチヨ2020年ビジョン」の見直しに着手した。新たに2025年を最終年としたビジョンを策定し、主力の燃料タンクやサンルーフで、主力納入先であるホンダ以外の完成車メーカーからの受注を増やす。サンルーフのホンダ以外向けは現在約10%だが30%に引き上げる。樹脂ライナーを使用した水素タンクや炭素繊維強化プラスチック(CFRP)による量産部品など新たな事業につながる研究開発にも長期的視野で取り組む。17年度からスタートする3カ年の次期中期経営計画は25年を見据えた「育成期」とし、将来の持続的成長につなげる。(2016年5月10日付日刊自動車新聞より)

受注

樹脂製燃料タンク (PFT: Plastic Fuel Tanks)
-新たに自給化した樹脂製フィラーパイプが、ホンダの新型「CIVIC」、新型「CR-」V及び新型「ODYSSEY」(北米仕様)に採用。
-空気中への燃料の蒸散を防ぐ燃料タンク本体のバリア層を破壊せずに、波消し板やロールオーバーバルブなどの構成部品の組み付けを可能とする製法を開発し、この製法を用いた樹脂製燃料タンクがホンダの新型「CR-V」および新型「ODYSSEY」(北米仕様)に採用。


サンルーフ
-ホンダの新型CR-Vに採用された大開口のパノラマサンルーフの量産を開始。

製品開発

-環境対応技術BFS(builti-in Fuel tank System)の開発が完了、北米環境規制LEVⅢ対応。
-電動化対応樹脂製タンクの開発。2020年モデルで量産化予定。
-FCV用樹脂製ライナータンクの開発。
-アウターパノラマVer2サンルーフを量産準備中。
-パラレルアウターパノラマサンルーフを開発中。

研究開発活動

  • 新型車用の燃料タンクの量産化
  • 新型車用のサンルーフの量産化
  • 新型車用の燃料タンクの開発
  • 新型車用のサンルーフの開発
  • 国内・海外の排ガス規制対応の二輪車用メタルハニカム高密度セル担体の開発
  • 新構造樹脂製燃料タンクの研究と開発
  • 新型サンルーフおよび周辺技術の研究と開発
  • 自動車部品の環境対応技術の研究と開発
  • 福祉車両の運転補助装置の研究と開発
  • 新事業参入のための研究と開発



研究開発拠点

拠点名 所在地 内容
第1研究開発部
(栃木研究所)
栃木県さくら市 量産車に搭載する燃料タンク、サンルーフなどのシステム・製品の開発。
第2研究開発部
(埼玉研究所)
埼玉県狭山市 次世代研究開発。2012年4月設立。
合志技研工業 熊本県合志市 二輪車部品
北米研究開発センター
(Yachiyo of America Inc.)
米国オハイオ州 北米生産のサンルーフ、燃料タンクなどの設計、試験研究。2008年7月設立。



研究開発費

(単位:百万円)
2017年3月期 2016年3月期 2015年3月期
全社 3,838 4,009 3,083



設備投資額

(単位:百万円)
2017年3月期 2016年3月期 2015年3月期
日本 2,431 1,587 3,885
米州 989 1,215 2,554
中国 1,317 1,090 957
アジア 1,601 1,019 1,517
合計 6,340 4,922 8,913


-2017年3月期実績: 新規受注対応、能力拡充、設備更新および試験装置等

-2018年3月期見通し: 12,000百万円 (体改/能拡 3,400百万円、新機種 4,600百万円、更新 4,000百万円)

設備の新設計画

(2017年3月31日現在)
会社名・事業所名/
所在地
設備の内容 投資予定総額
(百万円)
着手 完了予定 備考
柏原工場
(埼玉県狭山市)
生産関連設備 857 2017年4月 2018年2月 新規受注対応、試験装置等
四日市製作所
(三重県四日市市)
生産関連設備 610 2015年7月 2018年2月 省力・合理化、設備更新等
鈴鹿工場
(三重県鈴鹿市)
生産関連設備 55 2017年5月 2017年12月 設備更新等
亀山事業所
(三重県亀山市)
生産関連設備 106 2017年4月 2018年1月 設備更新、新規受注対応等
本社
(埼玉県狭山市)
事務管理施設 363 2017年5月 2018年3月 設備更新、省力・合理化等
栃木研究所
(栃木県さくら市)
研究開発設備 288 2017年5月 2018年2月 設備更新、環境改善等
埼玉研究所
(埼玉県狭山市)
研究開発設備 280 2017年4月 2018年3月 試験装置、設備更新等
合志技研工業株式会社
(熊本県合志市)
生産関連設備
研究開発設備
1,615 2017年1月 2018年3月 新規受注対応、試験装置等
US Yachiyo, Inc.
(米国 オハイオ州)
生産関連設備 896 2017年4月 2018年3月 新規受注対応、省力・合理化等
AY Manufacturing Ltd.
(米国 オハイオ州)
生産関連設備 500 2017年1月 2018年3月 新規受注対応、省力・合理化等
八千代工業 (中山) 有限公司
[Yachiyo Zhongshan Manufacturing Co., Ltd.]
(中国 広東省)
生産関連設備 1,215 2017年4月 2018年3月 新規受注対応、設備更新等
八千代工業 (武漢) 有限公司
[Yachiyo Wuhan Mfg. Co., Ltd.]
(中国湖北省)
生産関連設備 2,337 2017年2月 2018年3月 新規受注対応、能力拡充等
Siam Goshi Manufacturing Co., Ltd.
(タイ ラヨン県)
生産関連設備 1,126 2016年8月 2018年3月 新規受注対応、設備更新等
Goshi-Thanglong Auto-Parts Co., Ltd
(ベトナム ハノイ)
生産関連設備 456 2017年4月 2018年3月 能力拡充、設備更新等



2018年3月期の見通し

(単位:百万円)
2018年3月期
(予想)
2017年3月期
(実績)
増減率
(%)
売上収益 155,000 147,360 5.2
営業利益 10,000 10,011 (0.1)
税引前利益 10,000 10,160 (1.6)
親会社の所有者に帰属する当期利益 4,300 4,743 (9.3)

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

主要分野の売上収益見通し

(単位:億円)
2018年3月期
(予想)
2017年3月期
(実績)
増減率
(%)
自動車部品 1,475 1,384 6.6
-サンルーフ 511 438 16.7
-燃料タンク 348 309 12.6
自動車組立 75 90 (16.7)
合計 1,550 1,474 5.2

ご利用に関するお問い合わせ先

月~金 9:00~18:00 (祝祭日を除く)
japan 日本(カスタマーサポートデスク)
〒100-6114 東京都千代田区永田町2-11-1
03-4241-3907
japan メディア関係者様向け
USA 米国
Southfield, Michigan, USA
+1-248-327-6987
MEX メキシコ
León Guanajuato,Mexico
+52-477-796-0560
DEU ドイツ
Frankfurt am Main, Germany
+49-69–904-3870-0
CHN 中国
〒200001 上海市黄浦区
+86-21-6212-6562
THA タイ
Klongtoey, Bangkok, Thailand
+66-2-665-2840
IND インド
Gurgaon, Haryana, India
+91-124-4048779