(株) TBK 2010年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2010年
3月期
2009年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 29,440 39,511 (25.5) -
営業利益 459 1,277 (64.1) -
経常利益 532 1,357 (60.8) -
当期純利益 681 75 808.0 -
自動車部品等製造事業
売上高 28,902 38,972 (25.8) -ブレーキ部門の売上高は、米国発の金融危機により内外需要が急激に落ち込み、国内トラックメーカー各社からの受注が減少したことにより、前年同期比26.8%減。

-エンジンコンポーネント部門の売上高は、自動車用ポンプの受注が大きく減少したため、前年同期比27.5%減。
営業利益 1,145 2,149 (46.7) -

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 837 848 937
ブレーキ部門 425 492 548
エンジンコンポーネント部門 331 303 309
その他部門 80 53 79

-2010年3月期の新商品の開発に係る金額は24百万円。


研究開発体制

-第一開発部、第二開発部、新製品開発部及び実験部により推進。
-研究スタッフは、グループ全社で73名、総従業員の約5.2%。

ブレーキ部門
-国内メーカー全社に採用されたエアウエッジドラムブレーキはさらに車種を増加し、一部輸出にも展開を拡大。
-次期ブレーキとしてのエアディスクブレーキはモジュール化商品として、独自開発のパッド、ロータを含めた商品の開発を進め、採用に向けて展開。
-安全性向上、環境対応、省エネ対応を主眼とした研究・開発に注力し、将来への継承技術を蓄積。

エンジンコンポーネント部門
-小型、中型、大型トラック・バス用エンジンの水ポンプと油ポンプの改良・開発を推進。

その他部門
-リターダは排出ガス規制対応エンジンに適した装置として中型、大型トラック・バス用として採用を拡大中。
-リターダのラインアップの充実を図り、適用車種の拡大に向けた開発を実施。

技術援助等を受けている契約

(2010年3月31日現在)

相手方の名称 国名 契約品目 契約内容 契約期間
ArvinMeritor Heavy Vehicle Systems, LLC.
米国 大型トラック用ブレーキ部品 1.工業所有権の実施権の設定
2.技術情報の提供
3.製造権及び販売権の許諾
1991年3月8日から2011年3月6日まで

技術援助等を与えている契約

(2010年3月31日現在)

相手方の名称 国名 契約品目 契約内容 契約期間
TBKK(Thailand) Co., Ltd. タイ 自動車用ブレーキ、カムシャフト、油ポンプ、水ポンプ 1.工業所有権の実施権の設定
2.技術情報の提供
3.製造権及び販売権の許諾
1990年3月29日
販売開始日より10年以後1年ずつ自動更新
Sangsin Brake Co., Ltd. 韓国 大型車両用ブレーキ 同上 1994年1月14日
量産時より10年以後1年ずつ自動更新
TBK India Private Ltd. インド 自動用水ポンプ油ポンプ 同上 1998年6月28日
新製品量産時より7年
GSB-TBK Automotive Components, S.L. スペイン 同上 同上 2000年6月7日
量産時より10年以後1年ずつ自動更新
Full Win Developments Ltd. 中国 ブレーキライニング 同上 2002年8月1日発効日より10年以後1年ずつ自動更新
Hangzhou TBK-APG Brakes Co., Ltd. 中国 大型車両用ブレーキ 同上 2003年7月30日
量産時より10年以後1年ずつ自動更新
Changchun TBK Shili Auto Parts Co., Ltd. 中国 商用車用ブレーキ摩擦材 同上 2005年12月22日量産時より10年以後1年ずつ自動更新
TBK America, Inc. 米国 自動車用水ポンプ油ポンプ 同上 2006年11月15日
頭金支払い後10年以後1年ずつ自動更新

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
自動車部品等製造事業 1,490 3,404 1,310
-ブレーキ生産設備 212 573 300
-ポンプ生産設備 314 664 911