(株) ファインシンター 2011年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2011年
3月期
2010年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 34,466 31,635 8.9 -
営業利益 2,285 1,433 59.5 -
経常利益 2,072 1,268 63.4
純利益 1,061 1,104 3.9
粉末冶金製品事業
売上高 32,548 30,094 8.2 -主要顧客からの自動車用部品の受注が増加したことにより、増収。
営業利益 3,399 2,560 32.8 -収益改善活動が寄与したことにより、増益。

 

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

2012年3月期の見通し

(単位:百万円)
  2012年3月期 予想
2011年3月期 実績 増減率(%)
売上高 33,600
34,466
(2.5)
営業利益 1,900 2,285 (16.8)
経常利益 1,900 2,072 (8.3)
当期純利益 1,100 1,061 3.7

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2011年3月期 2010年3月期 2009年3月期
全体 240
248 286

研究開発体制

粉末冶金事業
-自動車部品の研究開発は、技術開発センターと生産技術部が中心となって行っていたが、2010年1月の組織改編で開発生技部として一体化した。

-トヨタ自動車株式会社と技術連絡会を発足し、焼結部品の開発方針と役割分担を明確化し開発を推進。

研究開発活動

材料開発
-高価なレアメタルに替わる合金成分を使用した安価材料の開発に取り組んでいる。

-高強度焼結材料については標準化を完了、既存品の材料切替によるコスト低減を推進。

バルブシート材料
-中負荷エンジンへの切替を完了、以降逐次展開する予定。

設備開発
-画期的原価低減を目指し開発したシンプル・スリム設備で、シングル段替え、小ロット流動可能な革新ライン(成形-焼結-サイジング)によるショックアブソーバ部品の量産化を開始。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2011年3月期 2010年3月期 2009年3月期
全体 1,986
1,146 3,444
粉末冶金製品事業 1,963
1,142 3,434

-粉末冶金製品事業では、建物で138百万円、構築物で45百万円、機械装置で655百万円、車両運搬具で8百円、工具器具備品で706百万、その他で408万円の投資を実施。

設備の新設

(2011年3月31日現在)

会社名
事業所名
所在地 事業 投資予定金額
(百万円)
着手 完了 完成後の
増加能力
精密焼結合金(無錫)有限公司
[Precision Sintered Products (Wuxi) Co., Ltd.]
中国
江蘇省
粉末冶金製品製造設備及び建屋増設 447 2010年
6 月
2011年
9月
生産能力
50%増