(株) 村上開明堂 2010年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2010年
3月期
2009年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 54,740 55,047 (0.6) -
営業利益 4,288 935 358.6 -
経常利益 4,575 1,156 295.8 -
当期純利益 2,261 218 937.2 -
ミラーシステム事業
売上高 50,627 50,052 1.1 -ハイブリッド車等の環境対応車の生産台数増加。
営業利益 4,744 967 390.6 -生産性の向上、原価低減及び経費削減活動の推進。

>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 351 472 495

研究開発体制

-グループ全体に対応する研究開発部門と各事業部門の技術グループと連携。
-研究開発スタッフは本社組織の研究開発部と各事業部に所属する技術グループを含め32名。

研究開発活動

1.自動車情報伝達システム
-(全環境対応)安全性向上ミラーシステムの開発
-死角解消システムの開発
-環境配慮ミラーシステム(軽量化、省電化)の開発

2.自動車用品
-ドアミラーの付加価値商品開発
-利便性向上ミラー用品の開発
-安全性向上ミラー用品の開発
-環境配慮ミラー用品の開発

3. 高機能ファインガラス
-各種光学フィルター、光学ミラーの開発
-調光フィルター(ミラー)の開発
-表面改質素子の開発

-ディスチャージヘッドランプに対応した防眩ミラーの提案を始める。ミラー表面にシリカとクロムの合金を蒸着させたもので、ディスチャージ特有の青白い波長の光を大幅にカットする。従来のハロゲンランプに対応したミラーは、ディスチャージの波長を通常のミラーよりも強く反射してしまう問題があった。蒸着の膜厚を一定に保つ量産技術の確立が課題だったがこれを解決し、生産コストの低減にめどをつけた。サイドミラー向けとして提案する。これまで御料車に採用されたことがあったが、量産車への本格的な提案は初めて。(2009年11月5日付日刊自動車新聞より)

技術援助契約

(2010年3月31日現在)

相手方の名称 契約の内容 契約期間
健生工廠股?有限公司
[Ken Sean Factory Co., Ltd.]
(台湾)
福特六和汽車(Ford Lio Ho Motor) を除く日系自動車メーカーを含む台湾自動車メーカー向けバックミラーに関する設計、製造技術の供与 2010年2月1日から
2011年1月31日まで*
Ampas Industries Co., Ltd.
(タイ)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与 2009年12月29日から
2010年12月28日まで*
Delloyd Industries (M) Sdn. Bhd.
(マレーシア)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与 2009年12月5日から
2010年12月4日まで*
福華明鏡股?有限公司
[Fu-Hwa Glass Co., Ltd.]
(台湾)
國瑞汽車(Kuozui Motors)を除く日系自動車メーカーを含む台湾自動車メーカー向けバックミラーに関する設計、製造技術の供与 2009年4月1日から
2010年3月31日まで*
Tata Ficosa Automotive Systems, Ltd.
(インド)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与
2004年9月1日から
契約対象製品の
納入終了まで
Ficosa Do Brasil , Ltda.
(ブラジル)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与
2004年9月1日から
契約対象製品の
納入終了まで
Ficosa International S.A.
(スペイン)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与 2009年6月30日から
2010年6月29日まで*
Murakami Ampas (Thailand) Co., Ltd.
(タイ)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与 2009年7月1日から
2010年6月30日まで*
Murakami Manufacturing U.S.A. Inc.
(米国)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与 2010年1月1日から
2010年12月31日まで*
Murakami Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.
(タイ)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与 2009年6月30日から
2010年6月29日まで*
嘉興村上石崎汽車配件有限公司
[Jiazing Murakami Ishizaki Corporation]
(中国)
バックミラーに関する設計、製造技術の供与 2009年8月1日から
2010年7月31日まで*
*双方が契約の更新を望むときは、1年毎に自動的に更新。

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2010年3月期 2009年3月期 2008年3月期
全社 1,595 4,773 3,294
ミラーシステム事業 1,565 4,733 3,265

ミラーシステム事業
-バックミラー製造拠点となる藤枝事業所及び大井川事業所、焼津事業所において、主に生産性向上のための合理化改善、並びに品質管理、新製品対応の生産準備等の設備投資を中心に実施。
-在外子会社には、主に生産数量拡大と生産性向上のための設備投資を実施。

設備の新設(ミラーシステム事業)

(2010年3月31日現在)

会社/事業所
(所在地)
設備の内容 投資予定
総額
(百万円)
着手 完了
藤枝事業所
(静岡県藤枝市)
バックミラー製造設備 267 2010年
4月
2011年
3月
ファインガラス製造設備 70 2010年
4月
2010年
10月
その他 93 2010年
4月
2011年
2月
焼津事業所
(静岡県焼津市)
バックミラー製造金型 575 2010年
4月
2011年
3月
バックミラー製造設備 80 2010年
4月
2011年
1月
その他 2 2010年
4月
2010年
12月
大井川事業所
(静岡県藤枝市)
バックミラー製造設備 371 2010年
4月
2011年
2月
その他 8 2010年
4月
2010年
12月
嘉興村上石崎汽車配件有限公司
[Jiaxing Murakami Ishizaki Corp.]
(中国浙江省)
工場建設 1,480 2010年
4月
2011年
3月
Murakami Ampas (Thailand) Co., Ltd.
(タイ サムトプラカーン)
土地 172 2010年
5月
2010年
6月
バックミラー製造設備 242 2010年
4月
2010年
12月