小倉クラッチ (株) 2018年3月期の動向

国内事業

-2018年4月、電磁コイルや電磁クラッチ部品などを手がける三泉(群馬県伊勢崎市)の事業を買収すると発表。三泉の製品ラインアップを加えて事業領域を拡大するとともに、生産設備の有効活用や海外拠点との連携も図り、グループの事業基盤の強化につなげる。三泉は電磁クラッチの構成部品である摩擦板や電磁コイルのほか、電磁可変バルブ用コイルなどの事業を展開しており、日本国内以外にもフィリピンに生産拠点を持つ。

海外事業

<ブラジル>
-2020年をめどに、ブラジルでのカーエアコン用クラッチの生産から撤退する計画。2018年3月、ブラジル生産子会社であるオグラ・クラッチ・ド・ブラジルの清算に向け、準備を開始した。

<中国>
-2018年3月、中国の生産子会社の小倉離合機 (長興) が第2工場を新設した。カーエアコン用クラッチの年間生産能力を2014年度生産実績と比べて3倍となる100万台に増強し、地場の自動車メーカーを中心とした旺盛な需要に対応する。投資額は10億円。第1工場で製造していたカーエアコン用クラッチの生産を移管する。