小倉クラッチ (株) 2012年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2012年
3月期
2011年
3月期
増減率
(%)
要因
売上高 38,196 38,797 (1.5) -
営業利益 693 947 (26.8) -新興国市場における価格競争による収益性の悪化等。
経常利益 469 637 (26.4) -
当期純利益 259 799 (67.6) -
輸送機器用事業
売上高 28,016 29,309 (4.4) -中国、東南アジアの売上は順調に推移したが、東日本大震災による自動車メーカーの減産と円高の影響により国内売上が減少し、減収。
営業利益 464 577 (19.6) -価格競争の激化や材料費の高騰等から厳しい状況が続き、減益。

受賞

-米国関連会社Ogura CorporationがFordの品質管理プログラム「Ford Q1」を受賞したと発表。(2011年11月17日付プレスリリースより)

>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期
全社 345 364 277
輸送機器用事業 159 - -

輸送機器用事業
-将来予想される自動車の変遷に伴う市場要求を想定し、軽量クラッチ、静粛クラッチ、外部制御コンプレッサー用トルクリミッター、省エネ・省電力クラッチ等の開発を進める。

クラッチ関連の開発を行っている製品
  • スーパーチャージャー用クラッチ
  • 自動車のパワースライドドア用クラッチ
  • パワーバックドア用クラッチ
  • パワーラゲッジドア用クラッチ
  • デフロック用クラッチ・ブレーキ
  • ウォーターポンプ用クラッチ
クラッチ以外の開発中の製品
  • エンジン過給用のスーパーチャージャー
  • ディーゼルエンジン用排ガス除去用フィルターの再生装置用エアーポンプ
  • 燃料電池向けのエアーポンプと水素ポンプ

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
2012年3月期 2011年3月期 2010年3月期
輸送機器用クラッチ部門 343  248 561

輸送機器用事業
-赤堀工場、香林工場における工場環境設備の充実および生産設備の増強、合理化、各種製品用金型への投資を実施した。

海外投資

<中国>
-中国の関連会社である小倉離合機(東莞)有限公司 [Ogura Clutch (Dong Guan) Co., Ltd.]において、生産能力増強を目的とした増築工事(増築床面積3,945平方メートル)が完了したと発表。これにより、クラッチの年産能力が150万台から250万台まで拡大。10月中旬より量産を開始している。(2011年11月8日付プレスリリースより)

設備の新設(輸送機器用クラッチ関連)

(2012年3月現在)
会社名
事業所名
(所在地)
投資予定
総額
(百万円)
着手
年月
完了予定
年月
完成後の増加能力

第一・第二工場

(群馬県桐生市)

114

2012年

4月

2013年
3月
品質の向上を図るため能力の増加はほとんどない

第三工場

(群馬県桐生市)
66

2012年

4月
2013年
3月
品質の向上を図るため能力の増加はほとんどない
赤堀工場
(群馬県伊勢崎市)
306

2012年

4月
2013年
3月
品質の向上を図るため能力の増加はほとんどない
香林工場
(群馬県伊勢崎市)
191 2012年
4月
2013年
3月
品質の向上を図るため能力の増加はほとんどない
Ogura Corporation
本社工場
(米国ミシガン州)
36 2012年
1月
2012年
12月
内作化率の向上を図るための能力増加
Ogura Clutch do Brasil Ltda.
本社工場
(ブラジル サンパウロ州)
25 2012年
1月
2012年
12月
内作化率の向上を図るための能力増加
小倉離合機(東莞)有限公司
[Ogura Clutch (Dong Guan) Co., Ltd.]
本社工場
(中国広東省)
185 2012年
1月
2012年
12月
内作化率の向上を図るための能力増加
Ogura Clutch Thailand Co., Ltd.
本社工場
(タイ ラヨン県)
442 2012年
1月
2012年
12月
内作化率の向上を図るための能力増加