小倉クラッチ (株) 2010年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2010年 3月期 |
2009年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 | |
売上高 | 31,043 | 41,749 | (25.6) | -輸送機器用クラッチ部門は、上半期、国内外の自動車産業の減産の影響により前年同期比24.7%減。 |
営業利益 | (1,227) | (658) | - | - |
経常利益 | (995) | (1,846) | - | - |
当期純利益 | (1,291) | (2,803) | - | - |
国内事業
-輸送機器用クラッチの製造販売子会社、小倉テクノ(茨城県北茨城市)を解散、清算すると発表した。海外向けの受注が大幅減少し、短期回復が見込めないことから事業継続が困難と判断した。同社は小倉テクノの前身のコーヨーテクノに2002年に資本参加、子会社化した。(2009年11月14日付日刊自動車新聞より)海外事業
<マレーシア>-マレーシアのカーエアコン用クラッチの製造販売子会社を解散、清算するとともに、その生産機能をタイ拠点に移管すると発表した。日系自動車メーカー、サプライヤーが生産増強を計画しているタイに東南アジアの生産を集約し、競争力を高める。タイへの生産移管は2009年8月中に完了、マレーシア拠点の会社清算は2010年6月に完了させる予定。同拠点の2008年12月期の売上高は13億円。(2009年8月21日付日刊自動車新聞より)
<タイ>
-2009年11月、タイ・ラヨーン県のアマタシティー工業団地内にて、新会社「Ogura Clutch Thailand Co.,Ltd.」の開所式を行った。カーエアコン用クラッチ等を生産する。(2009年12月28日付プレスリリースより)
>>>次年度業績予想(売上、営業利益等)
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
全社 | 277 | 370 | 459 |
電磁クラッチ部門/輸送機器用クラッチ部門
-主に車両空調用クラッチの開発を実施。軽量クラッチ、静粛クラッチ、外部制御コンプレッサー用トルクリミッター、省エネ・省電力クラッチ等を開発。
このほか、空調用以外では以下の開発を実施。
-スーパーチャージャー用クラッチ
-自動車のパワースライドドア、バックドア、トランク用クラッチ
-デフロック用クラッチ・ブレーキ
-ウォーターポンプ用クラッチ
新規事業製品の開発
-クラッチ・ブレーキの高精度制御用に電子制御技術とソフトウエア技術を応用した張力制御コントローラ
-各種制御システムの開発も継続
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2010年3月期 | 2009年3月期 | 2008年3月期 | |
輸送機器用クラッチ部門 | 561 | 356 | 427 |
電磁クラッチ部門/輸送機器用クラッチ部門
-赤堀工場、香林工場での工場環境設備の充実および生産設備の増強、合理化、各種製品用金型への投資。
設備の新設(輸送機器用クラッチ関連)
(2010年3月現在)
会社名 事業所名 (所在地) |
投資予定 総額 (百万円) |
着手 年月 |
完了予定 年月 |
完成後の増加能力 |
赤堀工場 (群馬県伊勢崎市) |
207 | 2010年 4月 |
2011年 3月 |
品質の向上を図るため能力の増加はほとんどない |
香林工場 (群馬県伊勢崎市) |
132 | 2010年 4月 |
2011年 3月 |
品質の向上を図るため能力の増加はほとんどない |
Ogura Corporation 本社工場 (米国ミシガン州) |
33 | 2010年 1月 |
2010年 12月 |
内作化率の向上を図るための能力増加 |
Ogura S. A. S. |
27 | 2010年 1月 |
2010年 12月 |
内作化率の向上を図るための能力増加 |
Ogura Clutch do Brasil Ltda. 本社工場 (ブラジル サンパウロ州) |
17 | 2010年 1月 |
2010年 12月 |
内作化率の向上を図るための能力増加 |
小倉離合機(東莞)有限公司 [Ogura Clutch (Dong Guan) Co., Ltd.] 本社工場 (中国広東省) |
121 | 2010年 1月 |
2010年 12月 |
内作化率の向上を図るための能力増加 |
Ogura Clutch Thailand Co., Ltd. 本社工場 (タイ ラヨン県) |
67 | 2010年 1月 |
2010年 12月 |
設備の新設 |