小倉クラッチ株式会社 2009年3月期の動向

ハイライト

業績 (単位:百万円)
  2009年
3月期
2008年
3月期
増減率
(%)
要因
売上高 41,749 49,529 (15.7) -輸送機器用クラッチ部門は、国内外における自動車市場の縮小の影響を受け前期比16.2%の売上減。
営業利益 (658) 548 - -世界的な景気後退による需要の減少や為替相場の円高による売上高の目減りなど。
経常利益 (1,846) 214 - -為替差損。
当期純利益 (2,803) (626) - -


海外事業
<タイ>
-タイに輸送機器用クラッチの製造・販売を行う子会社を設立したと発表。新会社「小倉クラッチ タイランド」(ラヨン県アマタシティ)設立によりタイに進出している日系企業向けの供給体制を整える。2010年1月から現地で業務を開始する予定。資本金は2億バーツ(約6.8億円)。同社が51%、子会社の東洋クラッチが49%を出資。(2008年7月31日付プレスリリースより)

開発動向

研究開発費 (単位:百万円)
  2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 370 459 445

電磁クラッチ部門/輸送機器用クラッチ部門
主に車両空調用クラッチの開発を実施。
軽量クラッチ、静粛クラッチ、外部制御コンプレッサー用トルクリミッター、省エネ・省電力クラッチ等の開発。

このほか、空調用以外では以下の開発を実施。
-スーパーチャージャー用クラッチ
-自動車のパワースライドドア、バックドア、トランク用クラッチ
-デフロック用クラッチ・ブレーキ
-ファンクラッチ
-ウォーターポンプ用クラッチ

新規事業製品の開発
-環境改善や省エネルギーをテーマとした製品開発
-モーター応用製品やそれらのコントロール・システム
-クラッチ・ブレーキの高精度制御用に電子制御技術とソフトウエア技術を応用した張力制御コントローラ
-各種制御システムの開発も継続

設備投資

設備投資額 (単位:百万円)
  2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
輸送機器用クラッチ部門 356 427 396

電磁クラッチ部門/輸送機器用クラッチ部門
-赤堀工場、香林工場での工場環境設備の充実及び生産設備の増強、合理化、各種製品用金型への投資。


設備の新設(輸送機器用クラッチ関連)
会社名
事業所名
(所在地)
投資予定
総額
(百万円)
着手年月 完了予定
年月
完成後の増加能力
赤堀工場
(群馬県伊勢崎市)
164 2009年
4月
2010年
3月
品質の向上を図るため能力の増加はほとんどない
香林工場
(群馬県伊勢崎市)
65 2009年
4月
2010年
3月
品質の向上を図るため能力の増加はほとんどない
Ogura Corporation
本社工場
(米国ミシガン州)
39 2009年
1月
2009年
12月
内作化率の向上を図るための能力増加
Ogura Clutch do Brasil Ltda.
本社工場
(ブラジル サンパウロ州)
14 2009年
1月
2009年
12月
内作化率の向上を図るための能力増加
小倉離合機(東莞)有限公司
(Ogura Clutch (Dong Guan) Co., Ltd.)
本社工場
(中国広東省)
31 2009年
1月
2009年
12月
内作化率の向上を図るための能力増加
Ogura Clutch Thailand Co., Ltd.
本社工場
(タイ ラヨン県)
244 2009年
1月
2009年
12月
設備の新設