自動車部品工業 (株) 2011年3月期の動向

ハイライト

業績

(単位:百万円)
  2011年
3月期
2010年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 66,191
35,439 86.7 1)
営業利益 3,672
456 705.2 -
経常利益 3,928
715 449.3 -
当期純利益 2,433
(621) -
-

要因
1)
-トラック市場において、日本において年度前半にエコカー減税・補助金等の需要喚起策による効果が見られたが、年度後半は低迷が続く厳しい状況で推移した。一方中国、アセアン等の新興国で需要が拡大し連結では増収増益。

事業別動向

プロペラシャフト
-大部分をいすゞに納入。日産は大型のSUVパトロールが採用しており、アフリカや北米市場で販売されている。ピックアップトラックでは、タイで生産されているいすゞ「D-MAX」が同社プロペラシャフトを採用した。大型トラックでは、日野「プロフィア」、UDトラックス「クオン」に採用されている。(2011年11月ヒアリング調査より)

いすゞ産業用エンジンの製造受託が好調
-産業用エンジン市場が中国市場でV字回復し同社業績を支えた。同社では、2000~6500ccのディーゼルエンジンを製造。中国では主に建機で採用されている。用途としては、油圧シャベル建機、発電機など。いすゞから受託し加工組み立てを本社工場、真岡工場で生産を行う。4つの生産ラインを持ち月に1万台以上の生産能力を持つ。(2011年11月ヒアリング調査より)

開発動向

研究開発費

(単位:百万円)
  2011年3月期 2010年3月期 2009年3月期
全社 196
118 256

研究開発体制

-開発部門を中心に株式会社ジェイ・ビー・ケー・サービスと連携してパワートレーン各種装置の自動車用関連部品の研究・開発に取り組む。
-先行開発製品の一部についてはいすゞとの共同開発。

研究開発活動

自動車用部品事業
-主に中型、小型トラック用の各種プロペラシャフト、架装用途に合わせたパワー取り出し方式の各種パワーテークオフ、自動車用エンジン部品のロッカーアーム及びフライホイール等を開発。
-海外市場を狙った小型車向けのプロペラシャフト、ドライブプレートの開発や、低燃費化を狙ったエンジン部品の開発。
-次世代燃料対応の新型エンジンの評価

設備投資

設備投資額

(単位:百万円)
  2011年3月期 2010年3月期 2009年3月期
全社 927
1,286 4,056
エンジン部品事業 -
110 619
自動車用部品事業 -
1,176 3,435

2010年度の設備投資
-生産設備の能力増強及び老朽代替などを目的とした設備投資を継続的に実施

設備の新設(自動車用部品事業)

(2011年3月31日現在)

会社名/事業所名 所在地 設備の内容 投資予定
総額
(百万円)
着手
年月
完了予定
年月
本社・海老名工場 神奈川県
海老名市
機関関係部品
加工設備他
350
2011年
4月
2012年
3月
駆動・伝動装置部品
加工設備他
270
2011年
4月
2012年
3月
真岡工場 栃木県
真岡市
機関関係部品
加工設備他
300
2011年
4月
2012年
3月
駆動・伝動装置部品
加工設備他
 160 2011年
4月
2012年
3月
P.T. Jibuhin Indonesia インドネシア
カラワン
機関関係部品
加工設備他
450
2011年
1月
2011年
12月
Jibuhin Thailand Co., Ltd. タイ
チョンブリ
伝動装置部品
加工設備他
1,070
2011年
1月
2011年
12月