市光工業 (株) 2014年3月期の動向
ハイライト
業績 |
(単位:百万円) |
2014年 3月期 |
2013年 3月期(*) |
増減率 (%) |
要因 | |
全社 | ||||
売上高 | 88,698 | 85,121 | 4.2 | - |
営業利益 | 339 | 763 | (55.6) | - |
経常利益 | 1,162 | 2,054 | (43.4) | |
当期純利益 | 714 | 1,400 | (49.0) | -不動産売却に伴う損益や当社子会社の保険代理店事業の譲渡益等を特別損益に計上したこと等により減益。 |
自動車部品 | ||||
売上高 | 78,783 | 74,499 | 5.8 | 1) |
営業利益 | (123) | 777 | - |
要因
1) 自動車部品
-国内では自動車生産が、上期はエコカー補助金効果の剥落などにより減少したものの、下期は消費増税前の駆け込み需要などがあり増収となった。
-海外においては、タイ子会社の新工場立ち上げによる収益性の低下があった。
受注
-資本提携先のヴァレオとの連携を強化して、アジアに進出している欧米系自動車メーカー向け事業を開拓する。市光は、ヴァレオを通じてフォード・モーターがタイで生産する車両向けのランプを受注、タイにある生産拠点から供給を開始した。市光がフォード向け事業を手掛けるのは初めて。今後もヴァレオとの連携を強化し、欧米系自動車メーカーのアジア域内にある拠点向け事業を強化していく。(2014年3月12日付日刊自動車新聞より)>>>次年度業績予想 (売上、営業利益等)
2015年3月期の見通し |
(単位:百万円) |
2015年3月期 (予測) |
2014年3月期 (実績) |
増減 (%) |
|
全社 | |||
売上高 | 89,700 | 88,698 | 1.1 |
営業利益 | 1,600 | 339 | 372.0 |
経常利益 | 2,500 | 1,162 | 115.1 |
当期純利益 | 1,700 | 714 | 138.1 |
開発動向
研究開発費 |
(単位:百万円) |
2014年3月期 | 2013年3月期 | 2012年3月期 | |
全社 | 5,450 | 5,537 | 4,890 |
研究開発体制
部門 | 業務 |
テクニカルセンター (伊勢原製作所内) |
先端技術開発、製品開発 |
生産技術本部 | 開発成果の商品化 |
研究開発活動
2014年3月期の主な研究開発課題-照明機器および信号機器関係
- カーデザインを生かす高機能自動車用照明機器の開発
- 環境に対応した配光特性と評価システムの研究
- 高品位自動車信号機器の開発
- 新光源の開発
- ミラー代替カメラシステムの開発
- 機能薄膜とエレクトロニクスなどを応用した視界システムの開発
- 自動車制御システムと制御機器の開発
- 車両周辺情報収集安全機器の開発
- LEDなど新光源を応用した表示装置の開発
- 精密成形技術を応用したメカトロニクス装置の開発
技術供与契約 |
(2014年3月31日現在) |
契約会社名 | 国名 | 契約の対象 | 契約の内容 | 契約期間 |
市光法雷奥 (佛山) 汽車照明系統有限公司 [Foshan Ichikoh Valeo Auto Lighting Systems Co., Ltd.] |
中国 | 自動車用ランプの製造技術 | パテントおよびノウハウの提供 | 2006年3月24日から5年間 (3年毎の延長有り) |
設備投資
設備投資額 |
(単位:百万円) |
2014年3月期 | 2013年3月期 | 2012年3月期 | |
全社 | 8,727 | 4,845 | 3,322 |
-新製品、モデルチェンジに伴う設備および省人化、合理化のために自動車部品事業を中心に設備投資を実施。
-2014年3月期の主な設備投資の内訳は以下の通り:
事業所名 | 所在地 | 事業部門 | 投資金額 (百万円) |
伊勢原製造所 | 神奈川県伊勢原市 | 自動車部品 | 2,614 |
ミラー製造所 | 群馬県藤岡市 | 自動車部品 | 206 |
藤岡製造所 | 群馬県藤岡市 | 自動車部品 | 1,206 |
Ichikoh Industries (Thailand) Co., Ltd. | タイ チョンブリ県 | 自動車部品 | 2,207 |