三ツ星ベルト(株) 2007年3月期の動向
ハイライト
業績
事業売却
自動車内装・外装部品を製造・販売する三ツ星ベルト化成品株式会社(100%出資子会社)の株式全部をInternational Automotive Components Group Japan, LLC (IACグループジャパン、米国デラウェア州)へ譲渡すると発表。株式譲渡に伴い、社名を三ツ星化成品株式会社(予定)と改める。IACグループは世界規模で自動車内装部品事業のグループ化を進め、グローバルで主要な自動車内装部品サプライヤーとなることを目指している。2006年9月12日付け同社プレスリリースより)
単位: 百万円 |
2007年 3月期 |
2006年 3月期 |
増減率 (%) |
要因 |
全社 | ||||
売上高 | 72,090 | 74,489 | (3.2) | - |
営業利益 | 4,813 | 5,415 | (11.1) | - |
経常利益 | 5,884 | 6,318 | (6.9) | - |
当期純利益 | 3,777 | 4,640 | (18.6) | - |
ベルト事業 | ||||
売上高 | 49,120 | 48,385 | 1.5 |
自動車用ベルト 日本:タイミングベルトのチェーン化などによる減少を、オートテンショナー販売開始に伴う増加や、補修用ベルトの拡販でカバーし全体で増収となった。 欧州・米国・アジア:生産基地の拡充に伴う積極的な営業展開に加え、ユーロ高で推移したこともあり、増収となった。特に、二輪車用など変速ベルトが好調。 |
営業利益 | 6,886 | 8,156 | (15.6) | - |
化成品事業 | ||||
売上高 | 15,628 | 19,642 | (20.4) |
自動車内装・外装部品 前年度に立ち上がった同社部品装着の新規車種が販売好調だったが、2006年9月に三ツ星ベルト化成品(株)の全株式を譲渡したことにより、3ヵ月分の売上が反映されず減収となった。 |
営業利益 | 449 | 198 | 126.8 | - |
事業売却
自動車内装・外装部品を製造・販売する三ツ星ベルト化成品株式会社(100%出資子会社)の株式全部をInternational Automotive Components Group Japan, LLC (IACグループジャパン、米国デラウェア州)へ譲渡すると発表。株式譲渡に伴い、社名を三ツ星化成品株式会社(予定)と改める。IACグループは世界規模で自動車内装部品事業のグループ化を進め、グローバルで主要な自動車内装部品サプライヤーとなることを目指している。2006年9月12日付け同社プレスリリースより)
開発動向
研究開発体制
研究開発本部、各事業部の設計・開発部門ならびに各子会社の開発部門との連携により推進。
大学や研究機関との共同研究並びに他社との共同開発を密接な連携・協力のもとに推進し先進技術の研究開発を進めている。
研究開発活動(2007年3月期)
研究開発本部、各事業部の設計・開発部門ならびに各子会社の開発部門との連携により推進。
大学や研究機関との共同研究並びに他社との共同開発を密接な連携・協力のもとに推進し先進技術の研究開発を進めている。
研究開発活動(2007年3月期)
部門 |
研究開発 費用 (百万円) |
研究開発状況 | 主な成果 |
全社計 | 2,731 | ||
ベルト |
1,572 |
-同社と三ツ星ベルト技研(株)中心 -高機能を追及した伝動、搬送システムについての研究開発 |
-オートテンショナーの採用拡大 -高度な材料設計と構造設計からなる発音対策リブベルト -スノーモービル用変速ベルト -エンジン設計の自由度を拡張するラバーバックリブベルト -環境負荷物質を極力低減した環境対応タイミングベルト -環境対応フラットベルト など |
化成品 |
486 |
-三ツ星ベルト化成品(株)中心 -自動車内装・外装部品の研究開発 |
-リサイクル性のよいTPU表皮を使用し環境負荷に配慮したインパネ、溶着工法による一体化で、軽量化と環境対応を両立させたインパネ、グローブボックス など |
設備投資
設備投資(2007年3月期)
投資計画
自動車用、一般産業用製品の生産能力を現状から30%引き上げるため、2007年から2008年にかけて計130億円の設備投資を行う。2006年9月に譲渡した化成品子会社の売却益を通常投資に上乗せし、2007年度から2年間かけて海外生産工場を中心に既存工場の生産設備をリニューアルする。(2006年11月24日付日刊自動車新聞より)
設備の新設計画(抜粋)
* いずれも生産能力の増加はなし。
部門 |
設備投資額 (百万円) |
内容 |
全社計 | 5,524 |
-生産システムの研究開発・試験研究設備の充実 -海外工場のベルト製造設備増強 |
ベルト |
4,738 |
-綾部事業所の建屋増設等(524百万円) -三ツ星ベルト技研㈱の生産システムの開発用設備(1,605百万円) -Stars Technologies Industrial Limited.のベルト製造設備(605百万円) |
化成品 |
592 | -金型投資(579百万円) |
全社(共通) |
166 | -神戸本社における試験研究設備(104百万円) |
投資計画
自動車用、一般産業用製品の生産能力を現状から30%引き上げるため、2007年から2008年にかけて計130億円の設備投資を行う。2006年9月に譲渡した化成品子会社の売却益を通常投資に上乗せし、2007年度から2年間かけて海外生産工場を中心に既存工場の生産設備をリニューアルする。(2006年11月24日付日刊自動車新聞より)
設備の新設計画(抜粋)
会社名 事業所名 (所在地) |
セグメント | 設備の内容 |
投資予定 総額 (百万円) |
着手 |
完了 予定 |
三ツ星ベルト(株) 神戸本社 (神戸市長田区) |
全社共通 | 試験研究設備の充実 | 91 |
2007年 5月 |
2008年 1月 |
全社共通 | 事務の合理化 | 145 |
2007年 5月 |
2008年 3月 |
|
三ツ星ベルト(株) 名古屋工場 (愛知県小牧市) |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 50 |
2007年 2月 |
2007年 9月 |
全社共通 | 工場内環境整備 | 55 |
2007年 6月 |
2007年 11月 |
|
三ツ星ベルト(株) 四国工場 (香川県さぬき市) |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 190 |
2005年 12月 |
2007年 7月 |
精錬設備の充実・改修 | 70 |
2006年 6月 |
2007年 9月 |
||
精錬設備の充実・改修 | 170 |
2007年 5月 |
2007年 12月 |
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三ツ星ベルト(株) 綾部事業所 (京都府綾部市) |
ベルト | 伝導製品等の生産システム開発 | 289 |
2007年 4月 |
2007年 12月 |
伝導製品等の生産システム開発 | 150 |
2006年 9月 |
2007年 12月 |
||
伝導製品等の生産システム開発 | 100 |
2007年 7月 |
2008年 3月 |
||
試験研究設備の充実 | 294 |
2007年 2月 |
2008年 1月 |
||
試験研究設備の充実 | 151 |
2006年 12月 |
2007年 5月 |
||
三ツ星ベルト技研(株) 綾部生産システム 開発センター (京都府綾部市) |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 174 |
2007年 2月 |
2007年 11月 |
三ツ星コード(株) 本社 (滋賀県高島市) |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 94 |
2007年 5月 |
2007年 12月 |
MBL
(USA) Corp. 本社工場 (米国イリノイ州) |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 547 |
2007年 2月 |
2007年 12月 |
精錬設備の充実・改修 | 344 |
2007年 5月 |
2008年 3月 |
||
工場内環境整備 | 260 |
2007年 4月 |
2008年 2月 |
||
P.T. Seiwa Indonesia |
ベルト | ベルト製造設備の充実 | 393 |
2007年 2月 |
2007年 12月 |