原田工業株式会社 2009年3月期の動向

ハイライト

業績 (単位:百万円)
2009年
3月期
2008年
3月期
増減率
(%)
要因
全社
売上高 21,752 27,733 (21.6) -為替レートの影響並びに世界的な景気の急激な悪化による販売減及び生産調整を受け減少。
営業利益 (101) 1,102 - -
経常利益 (255) 703 - -
当期純利益 (766) 561 - -
自動車関連機器事業
売上高 20,758 26,070 (20.4) -アジア地域では堅調に推移したが、北米・日本等での市場の悪化及び為替レートの影響等を受け減少。
営業利益 34 1,125 (96.9)


海外事業

<タイ>
-タイのバンコク市近郊にIPO(国際調達拠点)機能を備えた販売会社を設立。新会社の名称は「Harada Asia-Pacific Ltd.」で、資本金は10百万バーツ(約26百万円)。2009年度の上半期に設立予定で、自動車用アンテナ等の販売を行う。(2009年1月23日付プレスリリースより)



2010年3月期の見通し (単位:百万円)
  2009年3月期 2010年3月期 前期比
売上高 21,752 17,900 (3,852)
自動車関連機器事業 20,758 16,932 (3,826)


所在地別売上高 (単位:百万円)
  2009年3月期 2010年3月期 前期比
日本 10,233 9,135 (1,098)
北米 7,675 5,786 (1,889)
欧州 1,608 1,285 (323)
アジア 1,953 1,449 (504)
中米 281 245 (36)

開発動向

研究開発費 (単位:百万円)
2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 1,051 1,250 1,142
自動車関連機器事業 923 1,135 975


研究開発活動
自動車アンテナ分野
-現行のTV・ラジオ放送は世界各国でデジタル化が進められており、同社では超小型化アンプ内蔵コネクタの開発が完了、量産品納入を開始。

-自動車メーカーへのゲストエンジニア駐在を実施し、複合ルーフアンテナ、ショートポールタイプルーフアンテナの開発や、ガラスアンテナ用アンプモジュールの高性能化、低コスト化を目指し開発を実施。また、ガラスアンテナパターンの開発にも着手。

次世代自動車アンテナ分野
-アンテナの統合、無突起化が更に進み、衛星ラジオ車載アンテナやテレマティクスサービス用複合多機能アンテナを車のボディ内へ搭載するシステムの開発に着手。

基礎研究開発
-産学連携及び他企業との協業により能動型アンテナ、光ファイバーの利用等、未来型アンテナ構想の開発に着手。 

-昨今の環境保全に対する対応として、同軸ケーブル内製の強みを活かし、軽量同軸ケーブルの開発を進め、カーメーカーの燃費低減活動に対する提案を実施。

設備投資

設備投資額 (単位:百万円)
  2009年3月期 2008年3月期 2007年3月期
全社 536 979 622
自動車関連機器事業 517 939 581

-自動車関連機器事業では、生産設備、研究開発設備等の充実を図るため設備投資を実施。